カフカ俳句

カフカ俳句

小説・文芸
1,925円 (税込)

9pt

カフカの短い言葉は俳句のよう――

「鳥籠が鳥を探しにいった」「体の真ん中に毛糸玉がある感じ」等、20世紀の文豪がのこした断片80首を、自由律俳句のように味わう鮮烈なカフカ入門。カフカの短い断片を新たに訳し下ろし、小宇宙のような深みを楽しめる解説つき。

時代や場所を越え、カフカの世界を縦横無尽に感じられる一冊。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • タイトル
    :
    カフカ俳句
  • タイトルID
    :
    1727227
  • ページ数
    :
    208ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年11月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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カフカ俳句 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     この本は、見開きの右側にカフカの俳句、左側にその俳句についての解説が書かれているといった構成になっていますが、とにかくその解説がとても分かりやすく、俳句をさらに深く掘り下げして読者が考えるポイントを作ってくれています。
     たった1句十数文字であるにも関わらず、様々な考えを巡らせられ、人を引き込むことができるのはカフカの魅力だと感じました。
     俳句は暗いイメージを与えるものが多いにも関わらず、そこに美しさを感じてしまうところに、カフカが感性豊かで、語彙に富んだ人物であったことが伺えられます。

    0
    2025年03月13日

    Posted by ブクログ

    カフカに初めて触れた。「変身」が代表作とか。
    没後100年を記念して?出された本。
    カフカが俳句を書いたわけではない。
    彼が残したことばを、そのまま載せたり作品から切り取ったり、
    五七五に収めるわけでなく、自由律のように80句に見立て、
    編訳者が解説を加えている。

    カフカが初めての私は、彼の解説でカフカを知る。

    「鳥籠が鳥を探しにいった」
    「ときおり体が八つ裂きになりそうな不幸を感じる」
    「家族のなかで、他人よりももっと他人のように暮らしている」
    「夕方、森へ。月が満ちている」

    なんとも悲観的な、、、
    どうもカフカは世の中になじまなかったらしい。
    今でいえば発達障害だったのかも。
    作品もほどんどが未完。
    それでも後世にこれだけ名を遺す。影響を与える。

    太宰治にも通じると。
    山頭火の俳句にもつながると。

    一度小説を読んでみようかな。

    カフカ俳句 80句/ 巻末対談 九堂夜想(俳人)×頭木弘樹(編訳者)

    0
    2025年02月27日

    Posted by ブクログ

    カフカの作品や日記・ノートなどから選んだ語句を自由律俳句としてとらえて紹介している。訳者による解説も含めて、納得と感動だった。

    0
    2025年04月20日

    Posted by ブクログ

    ただ生きることがたまらなく苦しい人種っていて、カフカはそのうちの一人だったんだと思った。カフカが普通と違うのは表現者だったことで、でも彼の苦悩は普遍的だからみんなに読まれてるんだなぁとも。

    0
    2025年03月04日

    Posted by ブクログ

    実はカフカの作品はほとんど読んだことがない。老人と海は確か読んだくらい。何だかよく分からん作品だなと思って特に響かなかった。今回は店頭でちらっと見て面白そうだなと手に取った。俳句に興味があったのもある。面白い解釈というか俳句としてカフカの文章を紹介する形式なのだけれど、すごいびっくりするくらい後ろ向きな人だった(笑)こんな根暗な人います??逆に突き抜けすぎて感心してしまった。ネガティブな気持ちになったときは共感できそうだが。自分は結構明るい人間なんだなと思い知った。

    0
    2026年08月22日

    Posted by ブクログ

    カフカについての著書を複数手掛けておられる頭木弘樹さんの本の一つ。最近の新聞の書評でも取り上げられていた(見つけただけでニ紙も⁈)
    カフカの書いたものに見られる言葉のフレーズが、まるで自由律俳句のようであるとして、まとめられた一冊。
    見開きの右にカフカの言葉、左側に頭木さんのコメントなので、文章量としては多くないのだが、さっさと読んでしまうのは難しい。惜しい、もったいない。
    人によっては刺さらないかもしれない。心の中に重いものを抱えている人が、その言葉とリンクした時、思いがけなく世界が広がる感じ⁇ただ
    「快適だと何もせず、快適でないと何もできない」
    の一節は誰にでも心当たりがあるだろう。
    本当は手元に置いて、時々好きなところをめくって読んでも良いのかもしれない。
    ちなみにカフカはまだちゃんと作品読んだことなかった。これを機に読んでみようかとも思う。

    0
    2025年04月19日

    Posted by ブクログ

    カフカって、すごく親しみ深い人物って私は思っていて、
    わかるわかるわかる!って共感しまくることがよくある。
    ひたすらネガティブなのが人間らしくていいのよね(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)

    0
    2025年03月15日

    Posted by ブクログ

    カフカを読んだことはないけれど、タイトルに惹かれ読んで見ました。こんなにカフカが暗かったとは。筋金入りの暗さとでも言うのでしょうか。それでも、そんな言葉に教えられ、響いてくるものがある。読んでみてはいかがでしょうか。

    一つだけ引用します。
    「すべてがつらく、不当だが、これでいい」
    10月から放映されていたドラマ「海に眠るダイヤモンド」の最終回を観た後に、この言葉を読んだ時に、この言葉はまさしくこのドラマの主人公哲平の思いに通じるものがあると思った。時折、この言葉を思い出す。

    0
    2024年12月31日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    カフカの作品は難しいイメージがあって
    手に取りづらかった。

    そんなとき、俳句なら…と手に取った。
    これが沼にはまった原因だ。

    個人的に好きだった句は

    【わずかな光が言葉を通して洩れてくる】
    言葉にできるのは、わずかな事だけ。
    逆も然り、言葉を通して必ず伝わる事もある。

    【外にでることをゆるされぬままに
    内部を焼きつくす火の不幸】
    何かしたい(情熱)が何らかで実行されない時、
    外に出られなかったために内部を焼き尽くし、
    せっかくの情熱が自分を傷つけてしまう。
    (=不幸)

    【黒い水をかきわけて泳ぐ】
    絶望したまま、どう生きるか。
    光を求めて溺れてしまわないように。

    0
    2025年09月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2024年に没後100年の記念イヤーだったカフカの自由律俳句集……?
    ではもちろんなく、カフカの手紙やメモ、小説の断片から、文学紹介者の頭木弘樹さんが、“俳句的”な文章を選び、短い文章をつけた一風変わったカフカ紹介本。

    繊細でナイーブなカフカは、頭木さんいわく、「炭鉱のカナリアのように」他の人の気付かない不安や恐怖に反応してしまう。

    一見、ネガティブな“句”(と、この本では呼んでいる)だけれど、他者に対する攻撃性はまるでなく、自分の内面や、自分と世界の関係について、深く深く内省している姿が、ごまかしがなく、とても誠実に感じる。(もしかしたら、そう感じる言葉を選んでいるだけかもしれないけれど)

    気に入った句

    〈鳥籠が鳥を探しにいった〉

    〈まっすぐに立つ不安〉

    〈ずっとベッドの中。拒絶〉

    〈溺れた者として救いを夢見ている〉

    〈ドアががばっと開き、家の中に世界があらわれる〉

    〈会話はわたしのせいで絶望的なものに〉

    〈ただ自分のことを悲しんでいる〉

    〈ときおり体が八つ裂きになりそうな不幸を感じる〉

    〈人間の体のくっきりとした輪郭が怖ろしい〉

    〈快適だと何もせず、快適でないと何もできない〉

    〈闇の暖かさのない闇〉

    自由律俳句の山頭火や尾崎放哉と奇しくも同世代なのだそう。
    巻末の頭木さんと俳人の九堂夜想さんとの対談も面白かった。

    0
    2025年03月03日

カフカ俳句 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • タイトル
    :
    カフカ俳句
  • タイトルID
    :
    1727227
  • ページ数
    :
    208ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年11月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
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    3MB

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