レテの汀

レテの汀

1,980円 (税込)

9pt

それは、私の人生をもう一度、
歩き出すための旅だった。

東京郊外の大きな家で、ひとり暮らしをしている柑(かん)。なるべく人付き合いを断ち、規則正しく無機質な日々を送っているが、ある思いを胸に、亡き母の故郷である与那国島を訪ねることを決意する。それは、柑自身も覚えていないほど幼い頃に犯した、大きな罪と向き合うためだった。しかし思いがけず、小学6年生の甥っ子・伊吹もついてくることになり……。忘れられない痛みを抱えながら生きていく、すべての人に贈る物語。

【装幀】岡本歌織(woven tale)

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • タイトル
    レテの汀
  • タイトルID
    2170413
  • ページ数
    160ページ
  • 電子版発売日
    2026年02月18日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
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レテの汀 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    インマヌエル。神は我とともにあるとは、私たちへの庇護であり、制約であると思っていたよ同行者としての役に立たない神ではあるが、常に寄り添う神というのはとても印象的なテーゼだ。贖罪の物語、とても内省的で静かでピンと糸を張ったような素晴らしい物語でした。

    0
    2026年06月06日

    Posted by ブクログ

    湖永さん、こっとんさんのレビューを読み、とても気になっていた本書。

    原罪をテーマに描かれていて、哲学的でありながら文章の美しさも素晴らしく、読み進めるうちに気持ちが凪ぐような小説。
    装丁の美しさだけでなく、表紙、テキスト、フォント、空白など視覚的な印象すべてが物語の世界観にフィットしている。だから

    0
    2026年05月31日

    Posted by ブクログ

    読み始めた瞬間にこれは自分の好きな作品だと直感しました。心をさあ、っとさらわれるってこういう事かと。

    どこを読んでもこの表現好きだなと思いながら読み進め、気づけばずっと言葉を味わうように読んでいて、読み終わるのが本当に惜しく感じられました。
    静かな物語ですが、その分一文一文の重みが強く残っていく作

    0
    2026年03月22日

    Posted by ブクログ

    この人の文章 本当に好き。

    宮地尚子さんの『傷を愛せるか』のテーマとも共鳴する話も描かれてて良かった。

    あと作中に出てくる
    本とか音楽の趣味が私と似てて
    地味に嬉しかった。

    0
    2026年02月28日

    Posted by ブクログ

    以下ネタバレ含みます。



    天才的な画家だった母を、記憶にない事故とはいえ、自分が殺してしまったことを苛む柑。

    慎ましく、求めない暮らしを続ける中で、彼は母の絵が飾られている与那国島の美術館を訪れようと決意する。

    そこに付いてきたのが、甥の伊吹だった。

    二人と一つの人形の旅を読んでいると、巡

    0
    2026年02月21日

    Posted by ブクログ

    デビュー作からなんとなく好きで追ってる作家さんの一人だけど今回の作品物凄く良かった…私も一人の子の親になったからかな…なんか最後すごく泣いてしまった。美術館ってのも良かったし、柑って名前すごくいい(粋夏はちょっとあれだけど)もっと広く知られてほしいなと思う作家さん

    0
    2026年06月01日

    Posted by ブクログ

    自分に身に覚えのないことでも、誰かを傷付けてしまうことがある。 
    身に覚えがないことだからこそ、自分の罪の重さから逃れられない。
    とても辛いお話でした。
    あることがきっかけでバラバラになってしまった家族。傷付いた方も自分の傷にいっぱいいっぱいで、相手を思いやる余裕が少しもなくて、これは一緒にいるのは

    0
    2026年05月13日

    Posted by ブクログ

    なるべく人と関わらず、規則正しく無機質な日々を送っている柑は、亡き母の故郷である与那国島を訪ねるが、旅立つその日に小学6年の甥っ子・伊吹もついていくことになり…。

    記憶にないことでも家族をバラバラにしたという思いがずっと心の中にあり、絶望のなかで生きてきた柑だったが、伊吹の何気ない言動や与那国島で

    0
    2026年04月16日

    Posted by ブクログ

    取り返しがつかない過ちを犯してしまっても、人は生きていかなくてはならない。
    その過ちとどう向き合い、どう前に進んでいくのか。静かにそっと答えを差し出してくれるような物語だった。
    主人公の柑が自分の傷に寄り添えた時、パッと景色が鮮やかになったような感覚があった。
    どこか芸術的、宗教的な香りが漂う美しい

    0
    2026年04月15日

    Posted by ブクログ

    美しい絵画のような景色が見える素敵な文章に惹かれ、流れるように読んでいけました。何かを変えたいと動き出したことで、さまざまな出会いや経験をしていき、その中で柑の世界がモノクロから少しずつ色が付いていくようでした。柑の前に突然現れた伊吹が現代っ子なのですが、強引ではあるもののその中に優しさがあり好まし

    0
    2026年03月26日

レテの汀 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • タイトル
    レテの汀
  • タイトルID
    2170413
  • ページ数
    160ページ
  • 電子版発売日
    2026年02月18日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
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