作品一覧

  • 聖火の熱源
    4.3
    1巻1,870円 (税込)
    汚れちまった東京五輪のリベンジ! スポーツの未来のために、男は立ち上がる。夢と興奮に満ちあふれた祭典――こんなオリンピックをみんなが待っていた!  2024年8月、パリ五輪閉幕直後に米西海岸大地震が発生。わずか4年後に迫った2028年のロサンゼルス夏季五輪開催が困難となり、東京代替開催案が浮上する。スポーツマネジメント会社社長の猪野一斗は、追い出されてしまった古巣の広告代理店・弘朋社の横暴専務に命じられて東京五輪2028の開催に奔走することに……。 コロナ過により無観客開催を余儀なくされ、スポンサー選定で汚職に塗れてしまったかつての東京五輪2020。突然の代替開催に国民の反対の声が多いなか、リベンジを果たすことはできるのか。競技数の大幅削減、予算は2020年の10分の1、画期的なIT技術の導入、史上最大の1000億円クラファン――誰もが不可能だとあざ笑う企画を、たった4人の仲間で実現できるのか。 スポーツの未来を切り開くため、猪突猛進のサラリーマンがあらゆる妨害と困難を乗り越え、「夢の祭典」を再生する。逆転と感動の企業エンターテインメント小説!
  • ハヤブサの血統
    3.0
    1巻1,925円 (税込)
    米国の新型戦闘機は欠陥品だ――ムサシ重工に勤める光崎は、空自の次期主力戦闘機に内定したF-53が試験中墜落していたことを知る。米国が事実を隠蔽する中、光崎は国内各社の力を集結して国産機の開発に挑む!
  • 帝王の誤算 小説 世界最大の広告代理店を創った男
    4.2
    1巻1,870円 (税込)
    日本最大の広告代理店「連広」の常務に就任した城田毅は、その存在感を示すべく、さまざまな事業の指揮をとる。各業界のトップ企業の広告独占、広告第二位「弘朋社」への圧力など、手段を選ばず強行した。一方、過労死した連広社員の妻だった真美は、「思いやり雇用」制度によって連広に入社し、城田の秘書となった。真美は「この会社に夫は殺されたのだ」と憎悪の心を持って、夫の死の真相解明に乗り出す。しかし城田の間近で働くうち、やがて彼の魅力にも惹かれていく。城田は「帝王」として君臨し、やがて社長に就任するが、後継者として育てた腹心の裏切りに直面する……。

ユーザーレビュー

  • 聖火の熱源

    Posted by ブクログ

    (オリンピックが大好きな人間としての感想です)

    楽しみにしていたTOKYO2020がとても残念なことになってしまい、さらに札幌大会まで夢と消えてしまった今、一筋の希望を求めるように手にした一冊。
    率直に言えば都合が良すぎるサクセスストーリーなんですが、おそらく多くの人が心の底に抱いているだろうオリンピックのあるべき姿を形にしたような物語でした。

    政治家や広告代理店が悪の権現のような描き方をされていて、実際にあった汚職事件の記憶と重ねて、五輪の裏側は本当にこんな世界になっているのかも?と信じてしまいます。

    この本のようなオリンピックが開かれることを、それを日本で見られることを、切に願い

    0
    2024年10月10日
  • 帝王の誤算 小説 世界最大の広告代理店を創った男

    Posted by ブクログ

    1980年から2016年まで、大手広告代理店で36年間働いた著者が、小説として電通(本では連広)を描く。電通の現実の中から、小説にするのだが、あまりにも生々しい。電通はブラック企業と言われているが、なぜブラック企業になり得たのかということがよく理解できる。
    「連広」の常務に就任した城田毅は、実在のモデルで、第九代社長となった成田豊。1993年から2002年まで社長をやり、2007年まで会長だった。バブル崩壊の時期から電通を立て直す。成田豊は電通を一流にするには、①国際ネットワークの構築。②新本社ビル(汐留)の建設と移転③株式上場であり、在任中にそれを実現した。そして2011年に故人となった。成

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    2021年07月18日
  • 帝王の誤算 小説 世界最大の広告代理店を創った男

    Posted by ブクログ

    電通とメディア、広告について理解が深まった

    日本を作り上げてきた大きなイベントに電通ありという広告と電通の影響度の大きさを知ることができた

    0
    2020年01月26日
  • 帝王の誤算 小説 世界最大の広告代理店を創った男

    Posted by ブクログ

    実名こそ使っていないが、それとわかる名前を出してリアリティを醸し出す、自称フィクションですが、おそらく限りなくノンフィクションといえる内容なのでしょう。
    業界の暴露本としても読めますが、きちんと小説として面白い、後半読んでいて不覚にも泣きそうになる箇所があった。
    とにかく会話にリアリティがあり、役員としての判断や心のうちの描写はまるでその場に居合わせたような迫力で読ませます。
    とはいえ、電通がトップ企業となる推進力として働いた「鬼10則」が、今では電通がブラック企業から抜け出せない足かせになっているのも皮肉です。

    会社勤め経験者なら、絶対読んで失望はしない良書です。

    0
    2019年12月17日
  • 帝王の誤算 小説 世界最大の広告代理店を創った男

    Posted by ブクログ

    実際の社名や商品名が、頭の中に浮かんでしまって、少し困りましたが、内容としてはお勧めの本です!
    広告業界の歴史を知る上でも外せない本です。
    こんな事あったなぁと思いながら読んでいました。

    タイトルは「誤算」ですが、読みかたによっては別の解釈もあるのではないでしょうか?

    0
    2019年03月05日

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