鷹匠裕のレビュー一覧

  • 聖火の熱源

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    (オリンピックが大好きな人間としての感想です)

    楽しみにしていたTOKYO2020がとても残念なことになってしまい、さらに札幌大会まで夢と消えてしまった今、一筋の希望を求めるように手にした一冊。
    率直に言えば都合が良すぎるサクセスストーリーなんですが、おそらく多くの人が心の底に抱いているだろうオリンピックのあるべき姿を形にしたような物語でした。

    政治家や広告代理店が悪の権現のような描き方をされていて、実際にあった汚職事件の記憶と重ねて、五輪の裏側は本当にこんな世界になっているのかも?と信じてしまいます。

    この本のようなオリンピックが開かれることを、それを日本で見られることを、切に願い

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    2024年10月10日
  • 帝王の誤算 小説 世界最大の広告代理店を創った男

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    1980年から2016年まで、大手広告代理店で36年間働いた著者が、小説として電通(本では連広)を描く。電通の現実の中から、小説にするのだが、あまりにも生々しい。電通はブラック企業と言われているが、なぜブラック企業になり得たのかということがよく理解できる。
    「連広」の常務に就任した城田毅は、実在のモデルで、第九代社長となった成田豊。1993年から2002年まで社長をやり、2007年まで会長だった。バブル崩壊の時期から電通を立て直す。成田豊は電通を一流にするには、①国際ネットワークの構築。②新本社ビル(汐留)の建設と移転③株式上場であり、在任中にそれを実現した。そして2011年に故人となった。成

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    2021年07月18日
  • 帝王の誤算 小説 世界最大の広告代理店を創った男

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    電通とメディア、広告について理解が深まった

    日本を作り上げてきた大きなイベントに電通ありという広告と電通の影響度の大きさを知ることができた

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    2020年01月26日
  • 帝王の誤算 小説 世界最大の広告代理店を創った男

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    実名こそ使っていないが、それとわかる名前を出してリアリティを醸し出す、自称フィクションですが、おそらく限りなくノンフィクションといえる内容なのでしょう。
    業界の暴露本としても読めますが、きちんと小説として面白い、後半読んでいて不覚にも泣きそうになる箇所があった。
    とにかく会話にリアリティがあり、役員としての判断や心のうちの描写はまるでその場に居合わせたような迫力で読ませます。
    とはいえ、電通がトップ企業となる推進力として働いた「鬼10則」が、今では電通がブラック企業から抜け出せない足かせになっているのも皮肉です。

    会社勤め経験者なら、絶対読んで失望はしない良書です。

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    2019年12月17日
  • 帝王の誤算 小説 世界最大の広告代理店を創った男

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    実際の社名や商品名が、頭の中に浮かんでしまって、少し困りましたが、内容としてはお勧めの本です!
    広告業界の歴史を知る上でも外せない本です。
    こんな事あったなぁと思いながら読んでいました。

    タイトルは「誤算」ですが、読みかたによっては別の解釈もあるのではないでしょうか?

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    2019年03月05日
  • 帝王の誤算 小説 世界最大の広告代理店を創った男

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    新たな経済小説家の誕生である。CMや新聞・雑誌広告を作っているのが広告業界かと思いきや、その練金方法の裾野は広く、経済成長やオリンピック等の大きなイベントを巻き込んでいく。時代の成熟化とともに広告の媒体や社員の働き方も変わっていき、それに対応すべく試行錯誤する企業の姿が描かれている。
    鷹匠氏が二作目を書けるかどうか、ヒットさせられるかは分からないが、注目しておきたい。

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    2018年11月18日
  • 聖火の熱源

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    いやー、臨場感のある近未来のスポーツビジネスと純粋なアスリートの戦いの物語だった。今年は何があったかな?あー埋立地で官製お祭りがあったんや。委員の皆さん、O府議員連のI会の先生たち、これ読んだらどうかな。結局D通に上手く踊らされてるのが分かるかな分からんかな笑

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    2025年01月28日
  • 聖火の熱源

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    次のオリンピックはこうなって欲しいと思えるような未来。前半いろいろ苦労した反面、後半はトンド拍子にうまく進んだ感あり。クラファンとか体感カメラは実現して欲しい

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    2024年11月07日
  • 帝王の誤算 小説 世界最大の広告代理店を創った男

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    いかにもエンタメ小説のタイトル。中身は小説ゆえ
    脚色はあるだろうが、そのベースのほとんどは著者自身が
    博報堂の社員だっただけに業界に明るく、周辺取材も
    丹念に行っており、リアリティに富んでいる。
    これをノンフィクションでやれば物議を醸し、
    帯には「電通の黒歴史を暴露!」になってただろう。

    さて本書。
    主役は日本最大の広告代理店「連広」(電通)の城田毅
    (成田豊)。花形部門の新聞媒体部を歩き、営業統括の
    常務取締役に就任。様々な事業の陣頭指揮をとる。
    各業界のトップ企業の広告扱い独占、業界2位「弘朋社」(博報堂)の蹴落としなど、時にはブラック人脈をも使い
    権謀術数を用いて辣腕を振るう。満を持し

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    2018年11月01日
  • 帝王の誤算 小説 世界最大の広告代理店を創った男

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    広告代理店でバリバリ働き出世し、日本を動かしながら活躍した後、老害となって一線から退き、社会貢献する人の一生を描いた物語。

    実在の広告代理店をイメージさせる名称や激務と噂されるところはリアルな話なのではないかと勘繰ってしまう。

    ずっと強気で社内外のライバルを蹴落としてきた人生が、年老いてからは利益だけでなく社会貢献などに尽力する人生に変わるところが面白い。

    一方で、年齢を重ねる残酷さも描いているように感じる。

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    2025年11月28日
  • 帝王の誤算 小説 世界最大の広告代理店を創った男

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    実際の企業の名前いじってる固有名詞が多すぎて、モデルにしたであろう企業では似たことがあったのかなあと思った。
    城田のことは全然好きになれず、秘書がなぜそこまで城田に入れ込んだのか謎だった。最後を秘書目線で締めくくるにはそこのストーリーがちょっと弱く感じた。まあ20年も秘書やってたら絆されるか…という脳内補完はできるけど。
    マジでバブル世代の仕事人間のこと理解不能なモンスターと思ってるから一生相容れんわ。前いた部署の嫌いな部長のこと思い出して胸糞悪くなった。
    難しかったけど企業の動きとか工作は面白かった。

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    2024年09月14日
  • 帝王の誤算 小説 世界最大の広告代理店を創った男

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    「連広」(≒○通)という超大手広告代理店の小説。小説だから全部本当ではないにせよ、なかなかえげつない。
    主人公(というか。過労死した社員の妻)の設定がなんとなく不要だったと思う。普通に秘書でよかったんじゃないか。

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    2022年07月10日
  • ハヤブサの血統

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    107賛否両論の防衛ですが、我が身を守るためすべきことは必ずあります。政治と企業と利益といえば、嫌悪感が先立つけれど、人の幸せを思う人は必ずどこにでも居ると思いたい。税金はちゃんと使ってね笑

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    2021年09月01日
  • 帝王の誤算 小説 世界最大の広告代理店を創った男

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    なにか事件があるとネットでは広告代理店陰謀論、っていうか裏で糸引いているのは電通、という噂が飛び交いユダヤ陰謀論、フリーメイソン陰謀論に勝るとも劣らない影の支配者とされる会社をテーマにしたノンフィクションでもないフィクションでもないモデル小説です。たぶん書かれているストーリーは実話ベースなんでしょう。と、いうことで登場人物の名前当てとクライアントの事件の類推を楽しむ小説なのかもしれません。それもきっとすぐわかる人にはわかる置き換えなので、なんか安い感じがします。これ、いっそノンフィクションの方が迫力あったのでは?と思いますが、そんな危険は影の支配者(まるで「男組」の影の総理)の前では犯せない?

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    2019年12月16日