作品一覧

  • 千年のフーダニット
    4.0
    1巻2,090円 (税込)
    永き眠りを妨げる殺人者は誰だ――? 時を超えた”奇想”が爆発する――壮大無比な特殊設定ミステリ 若くして妻を喪い失意に沈むクランは、人類初の冷凍睡眠(コールドスリープ)実験に参加する。さまざまな事情を抱えた男女7名は「テグミネ」という殻状の装置で永きにわたる眠りについた。 ――そして、1000年後。目覚めたクランたちはテグミネのなかでミイラと化した仲間の他殺体を発見する。犯人は誰なのか。施設内を調査する彼らが発見したのは、さらなる“顔のない死体”で―― 俊英が魅せる、本格ミステリの新たな地平。
  • 赤の女王の殺人
    値引きあり
    3.1
    1巻1,386円 (税込)
    島田荘司氏絶賛! 第16回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作! 市役所の市民相談室に勤務する六原あずさは、ある日、相談者の妻が密室から墜落死する現場を目撃してしまう。 被害者が死の間際に残した「ナツミ」という人物を追って、刑事である夫の具樹は操作を開始するが、その行方は杳として知れなかった。 一方で、あずさの元には不可思議な相談が次々と舞い込む。 施錠された納骨堂でひとつ増えた骨壷。高齢男性ばかりをつけ狙う怪しげなストーカー。 重なる謎の裏には、驚きの真相があったーー。

ユーザーレビュー

  • 千年のフーダニット

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かったけど、雑いところもあったので、4.5くらい。面白かったけど。

    まずシモンの遺伝子が強すぎる。
    イリヤの風貌について10年分歳をとっているのに、気が付かないのはちょっとな。化粧品も無かったわけで。

    密室で人が増える、子供がいるとなると森博嗣作品思い出すので、シモンとイリヤの子供だなとはわかった。
    あと記録もイリヤが改竄したんだろうな、とかも。
    イリヤがマクノアーを襲ったのはシモンに似ていたから、というのも。
    食料が減っていたのも。
    10年以上、あの閉鎖空間で子供と暮らすの結構無理があるような。子供が弄って壊すとか傷付けるとか痕跡残ったらアウトなので。
    子育て舐めてる作家だから?舐め

    0
    2025年10月30日
  • 千年のフーダニット

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    SFミステリー
    1000年後の世界、というだけでロマンが止まらないのにそこで殺人事件が起きる。
    しかも1000年の間に人間ほぼ滅亡している。

    最高にディストピアで設定ドンピシャ
    ストーリーも全く予想つかなくてとても面白かった。
    カイが特に好きだったから幸せになっていて安心した。
    生きる意味とは、という永遠のテーマがまた良い。

    ただ、シモンとイリヤのやり取りについてもっとストーリーが欲しかった。最後の方が一気に凝縮されてしまっている気がして、中盤までの深掘りに対して終盤の駆け足気味なのが寂しかった、
    あと、マルコの扱いが、、、記憶喪失って。。
    マルコの事も、もっと知りたかった。

    0
    2025年10月25日
  • 千年のフーダニット

    Posted by ブクログ

    新聞のいちおしミステリーとして紹介されていて、特殊な設定が面白そうだったので、麻根重次作品を初読み。

    若くして最愛の妻を亡くしたクランは、人類初の超長期冷凍睡眠(コールドスリープ)の実験に応募した。人里離れたシェルターに集まったクランら被験者たちは「テグミネ」と呼ばれる機械に入り、眠りについた。

    クランたちが1000年後に目覚めると、1つのテグミネが止まっていた。中には、ミイラ化し、背中にナイフが刺さった被験者シモンの姿が。さらに施設内を探索すると、冷凍倉庫に顔がつぶされた死体も発見され…

    2つの殺人を誰が行ったのか?
    1000年のコールドスリープという壮大な時間と、シェルターや

    0
    2025年09月26日
  • 千年のフーダニット

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    スケールの大きい話をここまでコンパクトにまとめたのは偉いです。
    溜まった謎が終盤で次々と解決されるのはやっぱり気持ちいいですね。
    希望を持たせる終わり方も良かったと思います。

    0
    2025年08月10日
  • 千年のフーダニット

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    素晴らしかった。非常に面白かった。
    なんの予備知識もあらすじすらもよくわからないまま読んだが、かえってそれが良かったようで先入観なく読めた。
    カタカナの主人公だったので外国人なのかと思いきや、途中でこれはもしやと思ったらやはりそう。
    からのそういう結末か!という驚きと納得感。
    非常にスッキリしました。
    今年たくさんミステリ読んでますが、いちばんだった。

    0
    2025年07月18日

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