麻根重次のレビュー一覧

  • 千年のフーダニット

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    ネタバレ

    面白かったけど、雑いところもあったので、4.5くらい。面白かったけど。

    まずシモンの遺伝子が強すぎる。
    イリヤの風貌について10年分歳をとっているのに、気が付かないのはちょっとな。化粧品も無かったわけで。

    密室で人が増える、子供がいるとなると森博嗣作品思い出すので、シモンとイリヤの子供だなとはわかった。
    あと記録もイリヤが改竄したんだろうな、とかも。
    イリヤがマクノアーを襲ったのはシモンに似ていたから、というのも。
    食料が減っていたのも。
    10年以上、あの閉鎖空間で子供と暮らすの結構無理があるような。子供が弄って壊すとか傷付けるとか痕跡残ったらアウトなので。
    子育て舐めてる作家だから?舐め

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    2025年10月30日
  • 千年のフーダニット

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    ネタバレ

    SFミステリー
    1000年後の世界、というだけでロマンが止まらないのにそこで殺人事件が起きる。
    しかも1000年の間に人間ほぼ滅亡している。

    最高にディストピアで設定ドンピシャ
    ストーリーも全く予想つかなくてとても面白かった。
    カイが特に好きだったから幸せになっていて安心した。
    生きる意味とは、という永遠のテーマがまた良い。

    ただ、シモンとイリヤのやり取りについてもっとストーリーが欲しかった。最後の方が一気に凝縮されてしまっている気がして、中盤までの深掘りに対して終盤の駆け足気味なのが寂しかった、
    あと、マルコの扱いが、、、記憶喪失って。。
    マルコの事も、もっと知りたかった。

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    2025年10月25日
  • 千年のフーダニット

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    新聞のいちおしミステリーとして紹介されていて、特殊な設定が面白そうだったので、麻根重次作品を初読み。

    若くして最愛の妻を亡くしたクランは、人類初の超長期冷凍睡眠(コールドスリープ)の実験に応募した。人里離れたシェルターに集まったクランら被験者たちは「テグミネ」と呼ばれる機械に入り、眠りについた。

    クランたちが1000年後に目覚めると、1つのテグミネが止まっていた。中には、ミイラ化し、背中にナイフが刺さった被験者シモンの姿が。さらに施設内を探索すると、冷凍倉庫に顔がつぶされた死体も発見され…

    2つの殺人を誰が行ったのか?
    1000年のコールドスリープという壮大な時間と、シェルターや

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    2025年09月26日
  • 千年のフーダニット

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    面白かった。
    スケールの大きい話をここまでコンパクトにまとめたのは偉いです。
    溜まった謎が終盤で次々と解決されるのはやっぱり気持ちいいですね。
    希望を持たせる終わり方も良かったと思います。

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    2025年08月10日
  • 千年のフーダニット

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    ネタバレ

    素晴らしかった。非常に面白かった。
    なんの予備知識もあらすじすらもよくわからないまま読んだが、かえってそれが良かったようで先入観なく読めた。
    カタカナの主人公だったので外国人なのかと思いきや、途中でこれはもしやと思ったらやはりそう。
    からのそういう結末か!という驚きと納得感。
    非常にスッキリしました。
    今年たくさんミステリ読んでますが、いちばんだった。

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    2025年07月18日
  • 千年のフーダニット

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    ネタバレ

    伊坂幸太郎さんが『ダヴィンチ』で最近読んで面白かった本として挙げていらした二冊のうちの一冊です。
    この作品の作者は伊坂さんが最も影響を受けたという島田荘司さんの主催する第16回ばらのまち福山ミステリー文学賞を別の作品で受賞されています。


    以下ストーリーを途中まで(謎の部分だけ)ネタバレで書きますので未読の方はお気をつけください。







    千年前のコールドスリープから目覚めた六人の被験者のクラン、カイ、イリア、シーナ、クロエ、マルコ。

    七人目の被験者シモンがまだ起きないのですが、六人は153年前で止まり、ナイフで背中を刺され死んでからミイラ化しているシモンを発見します。

    そしてもう

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    2025年07月05日
  • 千年のフーダニット

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    面白かった!
    目覚めてから千年後の世界がどうなったのかをワクワクして読めた。
    シェルター外を探索するのはどこかゲーム的。
    真相も衝撃的で、こういう本を読むために読書してるんだよな〜っていうエンタメ特化の一冊だった。
    アニメ化とかして欲しい。

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    2025年06月20日
  • 千年のフーダニット

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    おもろかった〜 Dr.STONEが好きな私にはブッ刺さり 自分はSF×ミステリーが好きなのかもしれません

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    2025年06月18日
  • 千年のフーダニット

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    千年後の世界なんて全く想像出来ないし、そんな恐ろしい世界に行こうなんて私は全く思わないけど。この話はそんなはるか先の未来にコールドスリープして行った人達のサバイバルものであり、フーダニットのミステリーでもある。色々と設定に無理があるけど、とても面白くてどハマりしました。自分達以外誰もいない、どこに行ったら会えるか分からない、そんな世界に置き去りにされた。このハラハラドキドキする感じが良くて一気に読めた。

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    2025年06月10日
  • 千年のフーダニット

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    千年のコールドスリープから目覚めた6人は同じ被験者の1人が殺害されミイラ化しているのを発見する

    千年の時を巡る壮大なミステリー
    真相は個人的にうーん…と思う部分が無きにしも非ずだが、物語通しての満足度は高い

    凄い読書体験だった
    後半は一気読み!面白かった!

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    2025年06月07日
  • 千年のフーダニット

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    ラストとても良かった。しかしそこに辿り着くまで長かった。自分の遺伝子を残したいという生き物としての当たり前の欲求も「自分の遺伝子のみ残したい」となると狂気だな。アダムとイヴの物語とミステリーを掛け合わせた新感覚のお話。

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    2025年04月05日
  • 千年のフーダニット

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    ★5 1000年間の冷凍睡眠から目覚めると惨劇が… 人類の未来を描くミステリ #千年のフーダニット

    ■あらすじ
    近未来、人類初の冷凍睡眠実験に参加することになった七名の若者たち。彼らは1000年もの時間をシェルターに閉じ込められ、ついに目覚めの時を迎える。

    コールドスリープから目覚めていくメンバーたちであったが、仲間のひとりが起きてこない。冷凍装置の中から、ミイラ化された死体が発見されるのだ。誰が犯人なのか、なぜ殺されたのか、そして1000年後の人類はどうなっているのか…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    ★5 私も1000年ほど寝たい。

    未来に興味があるんですよ、世界はどう変わるのか、人

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    2025年03月20日
  • 千年のフーダニット

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    フーダニットとは何なのか、知らないまま敢えて調べもせずに読み進めた。SFチックな内容から場所はアメリカかなと思っていたら!自分の遺伝子を残したい本能がトンデモナイ方向に。

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    2025年09月19日
  • 千年のフーダニット

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    まことさんの本棚から、もう見た瞬間にビビビっときましたよ!

    フーダニット!?
    フーダニット大好物です(*´∇`*)
    まことさんのレビューを読んだ瞬間、娘にメルカリで買って貰いましたo(^▽^)o


    テグミネという装置の中で永き眠りについた7名の男女。
    1000年後、コールドスリープから目覚めると、7名のうち1名がミイラ化し死んでいた。
    彼の背中にはナイフが突き刺さった状態だった。
    テグミネのある施設(シェルター)は、外からの侵入は不可能だった。
    施設の中を調査すると、顔の潰された少年の遺体を発見する。
    犯人は誰なのか!?


    というフーダニットが軸になっているのですが、どちらかというと、夏

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    2025年07月12日
  • 千年のフーダニット

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    目覚めたのは千年後の世界、一体どうなっていくのかと思ってたけど面白かった!
    そこでそうなるか〜!?となった部分も多く読んでてとてもワクワクした。読めてよかったな〜!

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    2025年06月29日
  • 千年のフーダニット

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    ネタバレ

    コールドスリープが目覚めた世界は1000年後の世界。
    しかし、目覚めるはずの1人が150年前に殺されていたようで…?!犯人はメンバーの誰かなのか、それとも外の人物なのか…
    面白かった!
    生物(遺伝子的)多様性ってメチャ重要だな〜って思った…。あと叙述トリックで「ッアーー!」てなった。

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    2025年06月14日
  • 千年のフーダニット

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    千年後の人類に幸あれ!

    私がSFが得意でないのもあって、読み始めは「コールドスリープの発明が2038年は無理ある!」「1000年寝てたら褥瘡やばいぞ!」「髪の毛なんで伸びてないの!」という感じでなかなか読み進まなかったんですが……
    序盤終わったらめちゃくちゃ面白くなった!!!
    大丈夫です!!!!(?)

    途中『方舟』みを感じて覚悟を決めた
    ラストは私もこの判断で良かったと思う
    人間ってやっぱり理屈より感情の生き物だものね〜!
    千年後の人類を見習って私もしぶとく生きる!!

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    2025年05月06日
  • 千年のフーダニット

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    一体、誰がなんのためにこんなことを?顔のない死体の真相に辿り着いたとき、人間の、生き物としての欲深さと恐ろしさが詰まっていてゾッとした。

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    2025年05月03日
  • 千年のフーダニット

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    ネタバレ

    いいSFであったし、いいミステリであった。SFミステリではない気もするが。人名が日本語の苗字だろうことには多くの人が気づくとは思うが、互いに苗字しか名乗らず、苗字(の呼び捨て)でしか呼び合わないというのは何かそういうルールでもあったのかと思うくらいには不自然。ドラマ化よりはアニメ化(髪色などによる人種偽装が演出として自然に受け入れられそうな媒体)が向いていそうな気がする。エピローグ抜きだとさすがに後味が悪い感じもあって、むしろそのほうが好きな人もいたかもしれない。

    どうでもいいが、「クロエ男の娘説」をぎりぎりまで疑い続けていたのは自分だけではないはずと信じたい。

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    2025年05月01日
  • 赤の女王の殺人

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    初読みの麻根重次さん。本作で島田荘司選第16回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞されている。最近流行りの伏線回収して騙されるタイプ。舞台は長野県で、物語に関係ない部分でも折々にその美しいであろう情景が描かれているのに好感を抱いた。市役所の市民相談室勤務の六原あずさが相談を受けた家まで赴くと、そこで転落死と遭遇する。夫は刑事の具樹。その捜査をすることになる。その後納骨室に現れた骨壺、高齢者を狙ったストーカー、ドローンの騒音問題などなど市民の相談は後を絶たない。そして意外な安楽椅子探偵ものでもあった。

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    2024年05月21日