麻根重次のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
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第16回
ばらのまち福山ミステリー文学 新人賞受賞
市役所に勤める六原あずさと
刑事で夫の六原具樹を軸にして、
一つの事件の謎を解いていくミステリー。
二人が別々に関わっていたはずの案件が、
徐々に縒り合わさって行って、見事に
一つに繋がるところが爽快でした。
市役所の相談室に日々寄せられる
様々な市民の困りごとと、犯罪が絡んで
警察が捜査する事件が、実は同じ場所に
帰結しているところが練られていて面白かった。
登場人物のあずさが呟く、
〜平穏な日常を続けるためには努力が必要〜
という言葉には、常に当たり前に在るように
見えている事柄は一人ひとりの努力の上に
成り立っている、そんな -
Posted by ブクログ
ネタバレ「赤の女王」とは、犯人のことであり、具樹やあずさのことであり、私のことである。(遠い目)
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この物語の面白いところに「しばらく探偵役がはっきりしない」というところがあったと思う。だから、キャラとしてたっているセクハラ公務員が推理を始めたときには、まさか、と思うのだけど、やはりそこは、現場感覚がないためか、見事に外してしまう。さらに、市役所に勤めているからこそ気付けるポイントも、刑事に持って行かれているのは、セクハラ発言のバチが当たったのではないかという気さえする。
一見無関係な事件が繋がってくるところはスッキリして、最後まで疑問を残さないスタイルは非常に好みだった。(ただ「悪臭