麻根重次のレビュー一覧

  • 赤の女王の殺人

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    ネタバレ

    千年のフーダニットが非常に面白かったのでこちらもと思ったが、フーダニットに比べてこちらは非常に現実的。
    ものすごく面白いわけではないが、かと言って退屈なわけでもなく、ともすれば自分の家庭にも起こるかもしれない事件が起きていてそういう意味では先が気になってどんどん読めてしまう。
    トリックは冒頭で予想した通りで、やっぱりなという感じだったが、それでガッカリというわけでもなくむしろ明日は我が身と感じたことに対して慄いた。
    タイトルの意味はラストでわかり、日常を平凡に生きていくのにも歩み続ける努力が必要というのも確かにその通りだが少々こじつけのような気もする。装丁が素晴らしいだけに勿体無いというか、装

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    2025年07月22日
  • 千年のフーダニット

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    ネタバレ

    SFファンタジーミステリー。

    SFもファンタジーも苦手なジャンルでしたが第一章さえ乗り切れば読みやすくなる。
    スケールのデカさのわりにトリックは単純で分かりやすいかったんだけど犯人は外の世界で人類が滅亡していることが分かっているのに、自分の子供を作ってある程度育てるまでして隠蔽したいものかなー?
    みんなが目覚めてから何をしたかったんだろう…

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    2026年01月17日
  • 赤の女王の殺人

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    ネタバレ

    松本市役所の市民相談室に勤務する六原あずさと刑事である夫の具樹の視点で語られる。

    多重解決もので、次々と辻褄が合いそうな推理が出てくる。伏線が張り巡らされ、ミスリードに使用するものも含めて回収されている労作の印象。

    ただ、残念ながら、主役の二人に思い入れがもてなかった。悪いわけではないので、好みの問題かな。上司もセクハラ探偵ものになるかと思えるほどのキャラではなかったし。

    それから、初めの事件は真相に辿り着かないようにがんばって引っ張り回した感は拭えなかった。「密室殺人」じゃないよね、というのはすぐ思いつくことなのにあまり触れられていなかったから。
    ドローンのミスリードも丁寧すぎる伏線の

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    2025年02月24日
  • 赤の女王の殺人

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    話としてはまぁそうだろうなという人が
    犯人だし、最初の謎解きの人も
    まぁそうでしょうね、という感じだったが
    中信と南信と違いはあれど
    はぁるかぶり、とか、ずく、とか
    懐かしい方言満載でついつい甘く読んだ。
    松本はいつもごちゃごちゃしていてイマイチだけど、安曇野辺りは本当に綺麗だし
    5月の信州という舞台だけで満足。
    信州人の郷土愛のくだり、笑った。
    私も長野県が好きだ!

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    2025年02月18日
  • 赤の女王の殺人

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    松本市役所に勤めるあずさのところに寄せられた相談事から端を発した密室からの転落事件。夫で刑事の具樹も事件の捜査にあたるが、、、

    市役所の窓口相談がリアリティあった。そして展開もとても面白かった!!土地勘あるともっと面白そう。

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    2024年11月28日
  • 赤の女王の殺人

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    作者が松本市在住、そしておそらく市役所職人だろうから、そこらの描写が詳しい。松本市を舞台にした本格作品は以前も読んだことがあるが背景としては雰囲気がいい。

    ただ、本格モノとしては話が長い。最初に事件はあるもののその後の事件(謎?)は小粒で謎解きも無理がある。途中の謎解きも最初から無理があってミスリーディングになっていない。

    丁寧ではあるが無駄な描写も長く、犯人にもさほど意外性がなく、このページ数が必要だったとは思えない。

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    2024年08月17日
  • 赤の女王の殺人

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    第16回
    ばらのまち福山ミステリー文学 新人賞受賞

    市役所に勤める六原あずさと
    刑事で夫の六原具樹を軸にして、
    一つの事件の謎を解いていくミステリー。

    二人が別々に関わっていたはずの案件が、
    徐々に縒り合わさって行って、見事に
    一つに繋がるところが爽快でした。

    市役所の相談室に日々寄せられる
    様々な市民の困りごとと、犯罪が絡んで
    警察が捜査する事件が、実は同じ場所に
    帰結しているところが練られていて面白かった。

    登場人物のあずさが呟く、
    〜平穏な日常を続けるためには努力が必要〜
    という言葉には、常に当たり前に在るように
    見えている事柄は一人ひとりの努力の上に
    成り立っている、そんな

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    2024年08月17日
  • 赤の女王の殺人

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    読みやすかった。連作短編集かと思ったら、長編だった。
    密室で何者かに襲われた末の転落死
    増える骨壷
    おじいさんばかりを狙うストーカー
    バラバラに見える事件が一つにつながるところが良かった。意外性が感じられたらもっと良かったと思う。

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    2024年07月11日
  • 赤の女王の殺人

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    「ナツミ」という人物におびえ、目の前で転落死した女性。しかしその部屋は密室。「ナツミ」は一体どこに消えたのか?そして彼女をどうやって殺したのか?

    おもしろかったです。「ナツミ」うんぬんはそれほどキレがある感じもしなかったんですが、家の墓に見知らぬ骨壺が増えて・・のあたりはなんとも魅力的なミステリだなあ、と。
    まあいまいち動機に納得いかない点があったりタイトルの「赤の女王」のくだりもそれほどピンとこなかったりもしましたが、こう、受賞作らしい粗削りな面白さはあったように思います。

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    2024年06月11日
  • 赤の女王の殺人

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    ネタバレ

    「赤の女王」とは、犯人のことであり、具樹やあずさのことであり、私のことである。(遠い目)

    ※ ※ ※

    この物語の面白いところに「しばらく探偵役がはっきりしない」というところがあったと思う。だから、キャラとしてたっているセクハラ公務員が推理を始めたときには、まさか、と思うのだけど、やはりそこは、現場感覚がないためか、見事に外してしまう。さらに、市役所に勤めているからこそ気付けるポイントも、刑事に持って行かれているのは、セクハラ発言のバチが当たったのではないかという気さえする。

    一見無関係な事件が繋がってくるところはスッキリして、最後まで疑問を残さないスタイルは非常に好みだった。(ただ「悪臭

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    2024年06月06日
  • 赤の女王の殺人

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    連作短編集に見せかけた長編小説だった。
    1件の殺人事件を皮切りに、1つまた1つと奇妙な出来事が発生する。
    市役所職員のあずさ、刑事である夫の具樹。
    それぞれの立場から得られた情報を共有しながら少しずつ真相に近づいていく。
    複数の謎が綺麗に集約される様子は、読んでいて気持ちがいい。

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    2024年05月27日
  • 赤の女王の殺人

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    ネタバレ

    装丁とタイトルに惹かれて購入しました。
    ジャケ買いというやつですね笑
    日常にあることから不思議な事件がいくつも発生していき、最後は一本の線に繋がっていったのは読んでいて面白かったです。
    犯人の動機やトリックもフィクション特有の凝ったものというよりも我々の日常でも感じたり、現実に起こりえることと思うとちょっと怖いと感じました。骨壺が増えるのは流石にないかもですが笑

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    2024年05月10日
  • 赤の女王の殺人

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    第16回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。

    物語の舞台は長野県松本市。
    松本市役所の市民相談室に勤務する六原あずさと刑事の夫・具樹が中心となり事件を追う。

    密室からの転落死、施錠された墓の中に一つ増えた骨壷、高齢男性ばかりを狙うストーカー。
    一見なんの関係もなさそうな出来事が、終盤で一気に回収される。

    なんとなく怪しい人物は最初から見当が付くものの、どんな方法で密室殺人が起きたのか気になり一気読み。

    探偵気取りのセクハラ上司の推理に一応耳を傾けたが、真相は意外性に満ちていた。

    長野の空気を感じる叙情ミステリー。

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    2024年04月28日