麻根重次のレビュー一覧

  • シュレディンガーの密室

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    読む手が止まらず、一気に読んでしまいました。
    最後の最後まで心を掴まれっぱなしで、読み終えたあともしばらく余韻が抜けません。
    忘れられない一冊になりました!表紙のデザインもすごく好みです!

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    2026年08月22日
  • シュレディンガーの密室

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    シュレディンガーの猫
    思考実験の一つで、観測されるまで可能性は収束しないといったもの。
    密室内で、二人の人間が、いる。
    その人間が死んでいるのか、生きているのか。扉を開けば観測できるが、開かなければ永久にその「死」を観測しなくていい。
    どうしてわざわざ、「死」を確定させたがるんだ?

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    2026年08月19日
  • 千年のフーダニット

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    読書会にておすすめの本のひとつとして紹介された小説。
    タイトルどおり究極のフーダニット、ハウダニット。
    それが綺麗に回収された瞬間には感嘆の声を上げていました。
    作者さんの創造力がすさまじい。あまりにも物語がおもしろい。
    タイトルにある通り、舞台は千年後の世界。「Dr.STONE」を思わせるような世界だけどあの作品とはまた違う大人たちの生き残りをかけた世界観というのがおもしろかった。

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    2026年08月16日
  • 千年のフーダニット

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    ミステリーでありながらSF要素が多め。1000年後の、なぜか荒廃してしまった大地を探索するシーンがとてもワクワクして良い。ところどころで新たな謎が出てきて、謎がさらに深まるので目が離せない。
    謎解きは、あまり推理の過程がない中で終盤に一気に解決する感はあるが、千年という時間を使ったおもしろい結論。
    過酷な運命に翻弄された主人公たちだが、最後は仲間とともにたくましく生きようとしていて希望が持てた。

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    2026年07月24日
  • シュレディンガーの密室

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    生涯忘れられないような、とんでもない読書体験を味わいました。
    息の詰まるような閉塞感、ビリビリと伝わってくる危機感、倫理をめぐって交わされる議論。二転三転、ついには逆転する結末にまんまと翻弄されました。
    本書の魅力を語ろうとするほど、ネタバレに繋がってしまう。とりあえず読んでください!という無責任な勧め方しかできないことが悔しいです。
    さあ、物語の「扉」を開きましょう。観測を終えるまで決して気を抜かないように。

    ★こんな人におすすめ
    ミステリを愛してやまない人
    生命倫理に興味関心のある人
    絶望を味わいたい人

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    2026年08月19日
  • スノウマンの葬列 真々部律香の推理断章

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    先月購入本。

    「令和の御手洗潔、推参」(ただし、ややメンヘラ)
     by中山七里

    と帯にありました。

    私は中山氏の作品を読んだことがないので、何言ってるかサッパリ分かりませんでしたがね。

    まあいい。

    ひまわりめろん師匠の遺言で、「シリーズ化に期待したい1作」とまで言われたら読むしかないでしょ、という事で購入。地元作家応援企画(勝手に)

    作者の麻根重次さんは安曇野市在住で、物語の舞台も安曇野。
    信大出身で現在も市役所にお勤め?の兼業作家さん。

    やっぱね、地元が出てくると面白いね。親近感湧くずら。


    物語は、全5話の短編ミステリー。

    そう、オイラ最近ミステリー続いてる!(お勉強中)

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    2026年04月06日
  • スノウマンの葬列 真々部律香の推理断章

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    5作の短編集。
    面白い。ロジカルだし無理がない。表題作の「スノウマンの葬列」は何故置いたのかがロジカルであるからこその逆転発想にもなり得る。
    「初めては毒殺」も面白い。いつの間に?あれ?という違和感はありつつも上手く騙された。
    他の作品も読んでみたい。

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    2026年03月26日
  • 千年のフーダニット

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    私は好きだった。まるでエイリアンの映画の導入部みたいでワクワクしながら読み始めた。未来の世界が舞台としてるが特に違和感ないから私としたらSFというのは敢えて考えなかった。ミステリーの要素も少なめだからそれを期待してるのには不向きなのかな。無知でジャンルは解らないけど、頑張って欲しい作家さんと思った。

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    2026年03月22日
  • スノウマンの葬列 真々部律香の推理断章

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    女性探偵真々部律香登場

    躁鬱なんよね(今は双極症って言うみたいね)
    実際にこの病気に苦しんでいる方たちには申し訳ないが、この躁と鬱を繰り返す名探偵って設定ありやな
    キャラがぶれるのが面白い

    その時の状態によって、活動的な探偵になったり安楽椅子探偵になったりするんよね
    そして本格をかなり意識したトリックの数々
    さらに人間もちゃんと描けてる気がすーる
    なかなかの傑作探偵ものでした

    作者の麻根重次さんは信州大学で進化生物学を専攻されていた方で、安曇野市在住とのこと

    物語の舞台は安曇野市を中心とした長野県内、探偵は生物学を専攻していて、その助手はS大学出身となんだか色んなところに自分を反映させ

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    2026年03月14日
  • スノウマンの葬列 真々部律香の推理断章

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    なかなか粒揃いのミステリー短編集で、どの話も楽しめた。
    主人公の心の病の原因は?ワトソン役との出会いの事件は?など、まだまだ謎が残ったままなので、次回にも期待したい。

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    2026年03月08日
  • スノウマンの葬列 真々部律香の推理断章

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    ネタバレ

    読み終えて、タイトルにもなった「スノウマンの葬列」が1番面白いと思いました。
    なぜ小さな雪ダルマをたくさん載せる必要があったのか。夫を愛しているからといって死の間際に指を切り取る必要があるのか。
    ぱっと聞くだけだとものすごく不可解な事件です。
    けれどp48で律香の推理によって確定されたことに気づくと、わー!!そういうことか!と
    一瞬で理解しました。
    夫婦は死の間際で、愛する家族のことを考えた、と思いきやさらに隠された真実が。
    けれど洋平が本当は何を考えていたのかはもうわからない。愛する人が大切にしていた妹を思い遣ったのか、それとも弟に一撃を喰らわせたかったのか。律香は後者だと思ったのかもしれな

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    2026年02月03日
  • スノウマンの葬列 真々部律香の推理断章

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     冬山登山に来ていた若い夫婦が遭難によって亡くなった。夫の遺体の上にはいくつもの雪だるまが置かれていて、左手の小指が切り取られていたらしい。その切り取られた指を抱いていたのは、妻の遺体だった。この二点以外は不審な点はなく、警察は事故として処理をした。警察にも協力している謎解きコンサルタント〈オフィスレイヴン〉にその事故に関することで相談に訪れたのは、亡くなった夫婦の妹の親友である大学生の咲だった――「スノウマンの葬列」

     切なさの先にビターな印象を残す表題作からはじまり、どの作品も読み味は様々ですが、どれも余韻のとても良い短編が並んでいます。特に好きだったのがラストの「初めては毒殺」で、それ

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    2026年01月29日
  • 千年のフーダニット

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    ネタバレ

    面白かったけど、雑いところもあったので、4.5くらい。面白かったけど。

    まずシモンの遺伝子が強すぎる。
    イリヤの風貌について10年分歳をとっているのに、気が付かないのはちょっとな。化粧品も無かったわけで。

    密室で人が増える、子供がいるとなると森博嗣作品思い出すので、シモンとイリヤの子供だなとはわかった。
    あと記録もイリヤが改竄したんだろうな、とかも。
    イリヤがマクノアーを襲ったのはシモンに似ていたから、というのも。
    食料が減っていたのも。
    10年以上、あの閉鎖空間で子供と暮らすの結構無理があるような。子供が弄って壊すとか傷付けるとか痕跡残ったらアウトなので。
    子育て舐めてる作家だから?舐め

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    2025年10月30日
  • 千年のフーダニット

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    ネタバレ

    SFミステリー
    1000年後の世界、というだけでロマンが止まらないのにそこで殺人事件が起きる。
    しかも1000年の間に人間ほぼ滅亡している。

    最高にディストピアで設定ドンピシャ
    ストーリーも全く予想つかなくてとても面白かった。
    カイが特に好きだったから幸せになっていて安心した。
    生きる意味とは、という永遠のテーマがまた良い。

    ただ、シモンとイリヤのやり取りについてもっとストーリーが欲しかった。最後の方が一気に凝縮されてしまっている気がして、中盤までの深掘りに対して終盤の駆け足気味なのが寂しかった、
    あと、マルコの扱いが、、、記憶喪失って。。
    マルコの事も、もっと知りたかった。

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    2025年10月25日
  • 千年のフーダニット

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    新聞のいちおしミステリーとして紹介されていて、特殊な設定が面白そうだったので、麻根重次作品を初読み。

    若くして最愛の妻を亡くしたクランは、人類初の超長期冷凍睡眠(コールドスリープ)の実験に応募した。人里離れたシェルターに集まったクランら被験者たちは「テグミネ」と呼ばれる機械に入り、眠りについた。

    クランたちが1000年後に目覚めると、1つのテグミネが止まっていた。中には、ミイラ化し、背中にナイフが刺さった被験者シモンの姿が。さらに施設内を探索すると、冷凍倉庫に顔がつぶされた死体も発見され…

    2つの殺人を誰が行ったのか?
    1000年のコールドスリープという壮大な時間と、シェルターや

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    2025年09月26日
  • シュレディンガーの密室

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    有名な「シュレディンガーの猫」では、生きている状態と死んでいる状態が重なり合っているという奇妙な論理にばかり意識が向きがちだ。
    本書を読んで、そのことよりも状態を確定させる勇気と責任こそが重要なのだと感じた。

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    2026年08月22日
  • シュレディンガーの密室

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    土砂災害と硫化水素により作られた密室
    密室外で発生する殺人事件

    究極の状況の中、究極の選択を迫られた人間の必死の思考に、いつの間にかすっかり同調していた。
    生と死は紙一重であり、真実と虚構も然り。
    結局作者の術中に見事にハマってしまった。

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    2026年08月19日
  • スノウマンの葬列 真々部律香の推理断章

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    躁鬱を患う所長・律香が経営する謎解きコンサルタント「オフィスレイヴン」が関わるさまざまな事件を描いたミステリ短編集。オーソドックスに見えてトリッキーな一冊です。
    第一話「スノウマンの葬列」は奇想天外な謎が魅力的で、しかし少し考えれば謎は解けたので、なーんだ簡単、と得意になって読み進んだら……あとは難問ぞろいで撃沈でした。「セントラルドグマ」は専門的な知識が必要だから、と言い訳できますが。「三分の一の密室」「冷たい棺」はかけらも真相にたどり着けませんでした。ある意味起こりえないようなことかもしれないとはいえ、手がかりはきっちり提示されていたのになあ。
    そしてラスト「初めては毒殺」がなんとも遊び心

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    2026年08月11日
  • 千年のフーダニット

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    ネタバレ

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    SF×ミステリーで内容はめっちゃ好き。
    コールドスリープした未来で文明が崩壊しているとか大好物の展開に、起きないはずの殺人+いないはずの死体と先が気になる気になる!

    外国の話かと思いきや、日本人の苗字だったというミスリードにより、本編と断章が華麗にリンク。

    ウイルスで人類を全滅させて新世界のアダムになろうとした子門の思惑を潰すために、子門を殺害したという入谷の決死の覚悟が裏目に出てしまうというイヤーな展開もいい。
    このまま複雑な気持ちで読み終えることになるのかと思ったら、別の集落の存在で少しだけ希望が見える良い終わり方でした。


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    2026年07月26日
  • 千年のフーダニット

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    1000年間のコールドスリープ後に繰り広げられるSFミステリー。ロマン溢れる世界や他殺体の謎に、先が読めないワクワクが止まらなかった。

    ページの先の衝撃展開がうっかり目に入ってしまう。そんな箇所が何度もあるので、注意しながら読んでほしい

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    2026年06月17日