麻根重次のレビュー一覧

  • スノウマンの葬列 真々部律香の推理断章

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み終えて、タイトルにもなった「スノウマンの葬列」が1番面白いと思いました。
    なぜ小さな雪ダルマをたくさん載せる必要があったのか。夫を愛しているからといって死の間際に指を切り取る必要があるのか。
    ぱっと聞くだけだとものすごく不可解な事件です。
    けれどp48で律香の推理によって確定されたことに気づくと、わー!!そういうことか!と
    一瞬で理解しました。
    夫婦は死の間際で、愛する家族のことを考えた、と思いきやさらに隠された真実が。
    けれど洋平が本当は何を考えていたのかはもうわからない。愛する人が大切にしていた妹を思い遣ったのか、それとも弟に一撃を喰らわせたかったのか。律香は後者だと思ったのかもしれな

    0
    2026年02月03日
  • スノウマンの葬列 真々部律香の推理断章

    Posted by ブクログ

     冬山登山に来ていた若い夫婦が遭難によって亡くなった。夫の遺体の上にはいくつもの雪だるまが置かれていて、左手の小指が切り取られていたらしい。その切り取られた指を抱いていたのは、妻の遺体だった。この二点以外は不審な点はなく、警察は事故として処理をした。警察にも協力している謎解きコンサルタント〈オフィスレイヴン〉にその事故に関することで相談に訪れたのは、亡くなった夫婦の妹の親友である大学生の咲だった――「スノウマンの葬列」

     切なさの先にビターな印象を残す表題作からはじまり、どの作品も読み味は様々ですが、どれも余韻のとても良い短編が並んでいます。特に好きだったのがラストの「初めては毒殺」で、それ

    0
    2026年01月29日
  • 千年のフーダニット

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かったけど、雑いところもあったので、4.5くらい。面白かったけど。

    まずシモンの遺伝子が強すぎる。
    イリヤの風貌について10年分歳をとっているのに、気が付かないのはちょっとな。化粧品も無かったわけで。

    密室で人が増える、子供がいるとなると森博嗣作品思い出すので、シモンとイリヤの子供だなとはわかった。
    あと記録もイリヤが改竄したんだろうな、とかも。
    イリヤがマクノアーを襲ったのはシモンに似ていたから、というのも。
    食料が減っていたのも。
    10年以上、あの閉鎖空間で子供と暮らすの結構無理があるような。子供が弄って壊すとか傷付けるとか痕跡残ったらアウトなので。
    子育て舐めてる作家だから?舐め

    0
    2025年10月30日
  • 千年のフーダニット

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    SFミステリー
    1000年後の世界、というだけでロマンが止まらないのにそこで殺人事件が起きる。
    しかも1000年の間に人間ほぼ滅亡している。

    最高にディストピアで設定ドンピシャ
    ストーリーも全く予想つかなくてとても面白かった。
    カイが特に好きだったから幸せになっていて安心した。
    生きる意味とは、という永遠のテーマがまた良い。

    ただ、シモンとイリヤのやり取りについてもっとストーリーが欲しかった。最後の方が一気に凝縮されてしまっている気がして、中盤までの深掘りに対して終盤の駆け足気味なのが寂しかった、
    あと、マルコの扱いが、、、記憶喪失って。。
    マルコの事も、もっと知りたかった。

    0
    2025年10月25日
  • 千年のフーダニット

    Posted by ブクログ

    新聞のいちおしミステリーとして紹介されていて、特殊な設定が面白そうだったので、麻根重次作品を初読み。

    若くして最愛の妻を亡くしたクランは、人類初の超長期冷凍睡眠(コールドスリープ)の実験に応募した。人里離れたシェルターに集まったクランら被験者たちは「テグミネ」と呼ばれる機械に入り、眠りについた。

    クランたちが1000年後に目覚めると、1つのテグミネが止まっていた。中には、ミイラ化し、背中にナイフが刺さった被験者シモンの姿が。さらに施設内を探索すると、冷凍倉庫に顔がつぶされた死体も発見され…

    2つの殺人を誰が行ったのか?
    1000年のコールドスリープという壮大な時間と、シェルターや

    0
    2025年09月26日
  • 千年のフーダニット

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    スケールの大きい話をここまでコンパクトにまとめたのは偉いです。
    溜まった謎が終盤で次々と解決されるのはやっぱり気持ちいいですね。
    希望を持たせる終わり方も良かったと思います。

    0
    2025年08月10日
  • 千年のフーダニット

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    素晴らしかった。非常に面白かった。
    なんの予備知識もあらすじすらもよくわからないまま読んだが、かえってそれが良かったようで先入観なく読めた。
    カタカナの主人公だったので外国人なのかと思いきや、途中でこれはもしやと思ったらやはりそう。
    からのそういう結末か!という驚きと納得感。
    非常にスッキリしました。
    今年たくさんミステリ読んでますが、いちばんだった。

    0
    2025年07月18日
  • 千年のフーダニット

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    伊坂幸太郎さんが『ダヴィンチ』で最近読んで面白かった本として挙げていらした二冊のうちの一冊です。
    この作品の作者は伊坂さんが最も影響を受けたという島田荘司さんの主催する第16回ばらのまち福山ミステリー文学賞を別の作品で受賞されています。


    以下ストーリーを途中まで(謎の部分だけ)ネタバレで書きますので未読の方はお気をつけください。







    千年前のコールドスリープから目覚めた六人の被験者のクラン、カイ、イリア、シーナ、クロエ、マルコ。

    七人目の被験者シモンがまだ起きないのですが、六人は153年前で止まり、ナイフで背中を刺され死んでからミイラ化しているシモンを発見します。

    そしてもう

    0
    2025年07月05日
  • 千年のフーダニット

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    目覚めてから千年後の世界がどうなったのかをワクワクして読めた。
    シェルター外を探索するのはどこかゲーム的。
    真相も衝撃的で、こういう本を読むために読書してるんだよな〜っていうエンタメ特化の一冊だった。
    アニメ化とかして欲しい。

    0
    2025年06月20日
  • 千年のフーダニット

    Posted by ブクログ

    おもろかった〜 Dr.STONEが好きな私にはブッ刺さり 自分はSF×ミステリーが好きなのかもしれません

    0
    2025年06月18日
  • 千年のフーダニット

    Posted by ブクログ

    千年後の世界なんて全く想像出来ないし、そんな恐ろしい世界に行こうなんて私は全く思わないけど。この話はそんなはるか先の未来にコールドスリープして行った人達のサバイバルものであり、フーダニットのミステリーでもある。色々と設定に無理があるけど、とても面白くてどハマりしました。自分達以外誰もいない、どこに行ったら会えるか分からない、そんな世界に置き去りにされた。このハラハラドキドキする感じが良くて一気に読めた。

    0
    2025年06月10日
  • 千年のフーダニット

    Posted by ブクログ

    千年のコールドスリープから目覚めた6人は同じ被験者の1人が殺害されミイラ化しているのを発見する

    千年の時を巡る壮大なミステリー
    真相は個人的にうーん…と思う部分が無きにしも非ずだが、物語通しての満足度は高い

    凄い読書体験だった
    後半は一気読み!面白かった!

    0
    2025年06月07日
  • スノウマンの葬列 真々部律香の推理断章

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった!
    期待以上で嬉しかったー。
    章ってことは続編もあるのかな?
    シリーズ化してほしい!
    表題の「スノウマンの葬列」と「初めては毒殺」がとくによかった。
    「初めては毒殺」は、依頼者が毒殺され仲の良い事務所のメンツが擬似暗鬼になり、それぞれの裏の顔が暴露され、えーそうなの?と思ってたら何か怪しいと思ってた咲が犯人となり、やっぱり!と思ったら、咲が書いた小説だったとわかった時はほっとするやら、違和感の正体がわかり笑ってしまった。
    咲の小説で良かった。
    続編もでないかなー

    0
    2026年02月17日
  • スノウマンの葬列 真々部律香の推理断章

    Posted by ブクログ

    まあ、なかなか面白い短編集でした。
    もしかしたら探偵の設定は長編の時に生きるのも考えてるのかなとかラストのは『銀扇座事件』を思い浮かべましたし、この人は自分の中で応援する作家になりました
    3125冊
    今年24冊目

    0
    2026年01月26日
  • スノウマンの葬列 真々部律香の推理断章

    Posted by ブクログ

    「令和の御手洗潔、推参」(ただし、ややメンヘラ)

    律香さんのまわりが暖かさで満ちていて、心乱れることなく読めた。
    やりとりが映像として浮かんでくるようで、テンポもいいし読みやすい。

    短編5話収録で、最後の話は、あれ?なんか違和感が…と結構序盤から、気づく人は気づくだろう。
    少し謎解きがガチャガチャしていた気がするけどそれもわたし的にはアリ。

    シリーズ化してくれたら嬉しい。

    0
    2026年01月21日
  • 千年のフーダニット

    Posted by ブクログ

    冒頭から引きずり込まれる進み方で、展開がページ捲るごとにあり後半は一気読みしてしまった。
    叙述トリックにはまったことが分かった時心の中で横転
    見事だったなーーおもしろかった

    0
    2026年01月16日
  • 千年のフーダニット

    Posted by ブクログ

    タイトル好き、表紙も好き。

    妻を失って生きる気力を失ってた主人公が、
    千年先の未来へのコールドスリープに参加。
    同じコールドスリープの試験者はな7人。
    外からは開けることのできないその部屋で1000年後に目覚めると、1人だけミイラになって死んでいた。その死体にはナイフが突き立ててあって、コールドスリープの機械は173年前で止まってて…

    設定も好き。

    SFでミステリー。特殊設定。
    と好きなものばかりだし、文章もグイグイくるんだけど…
    フーダニットはミステリーとして十分と思うけど、
    ワイダニットは理解に苦しむし、
    ハウダニットに至ってはご都合主義が散見されるんだよな…

    面白い、面白いだけに

    0
    2025年12月19日
  • 千年のフーダニット

    Posted by ブクログ

    「テグミネ」というコールドスリープ装置で1000年眠っていた主人公たち。目覚めると七人の被験者のうちの一人が他殺体で発見されます。
    クローズド・サークルの状況下で誰が殺害したのかという「Whodunit」、コールドスリープ中にも関わらずどうやって殺害したのかという「Howdunit」、そして何の為にという「Whydunit」…三つの謎が魅力的ですし、後半のアドベンチャー要素も相俟った先の読めない展開で楽しめました。
    犯人は意外でしたし、殺害方法は緻密に張り巡らせた伏線の回収が巧みで納得。動機は予想の斜め上で、ミステリーとしては秀逸な出来。ただ、物語世界や真犯人の作り込み不足で全体的にチープな感

    0
    2025年12月06日
  • 千年のフーダニット

    Posted by ブクログ

    フーダニットとは何なのか、知らないまま敢えて調べもせずに読み進めた。SFチックな内容から場所はアメリカかなと思っていたら!自分の遺伝子を残したい本能がトンデモナイ方向に。

    0
    2025年09月19日
  • 千年のフーダニット

    Posted by ブクログ

    まことさんの本棚から、もう見た瞬間にビビビっときましたよ!

    フーダニット!?
    フーダニット大好物です(*´∇`*)
    まことさんのレビューを読んだ瞬間、娘にメルカリで買って貰いましたo(^▽^)o


    テグミネという装置の中で永き眠りについた7名の男女。
    1000年後、コールドスリープから目覚めると、7名のうち1名がミイラ化し死んでいた。
    彼の背中にはナイフが突き刺さった状態だった。
    テグミネのある施設(シェルター)は、外からの侵入は不可能だった。
    施設の中を調査すると、顔の潰された少年の遺体を発見する。
    犯人は誰なのか!?


    というフーダニットが軸になっているのですが、どちらかというと、夏

    0
    2025年07月12日