あらすじ
永き眠りを妨げる殺人者は誰だ――?
時を超えた”奇想”が爆発する――壮大無比な特殊設定ミステリ
若くして妻を喪い失意に沈むクランは、人類初の冷凍睡眠(コールドスリープ)実験に参加する。さまざまな事情を抱えた男女7名は「テグミネ」という殻状の装置で永きにわたる眠りについた。
――そして、1000年後。目覚めたクランたちはテグミネのなかでミイラと化した仲間の他殺体を発見する。犯人は誰なのか。施設内を調査する彼らが発見したのは、さらなる“顔のない死体”で――
俊英が魅せる、本格ミステリの新たな地平。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
面白かったけど、雑いところもあったので、4.5くらい。面白かったけど。
まずシモンの遺伝子が強すぎる。
イリヤの風貌について10年分歳をとっているのに、気が付かないのはちょっとな。化粧品も無かったわけで。
密室で人が増える、子供がいるとなると森博嗣作品思い出すので、シモンとイリヤの子供だなとはわかった。
あと記録もイリヤが改竄したんだろうな、とかも。
イリヤがマクノアーを襲ったのはシモンに似ていたから、というのも。
食料が減っていたのも。
10年以上、あの閉鎖空間で子供と暮らすの結構無理があるような。子供が弄って壊すとか傷付けるとか痕跡残ったらアウトなので。
子育て舐めてる作家だから?舐めてなくても、粗さに目をつぶって組み立てたのか?
でもサバイバルするのは予想外だったので面白かった。探検にワクワクしたし。
主人公が高校の教師なのはわかるくらいで、どの教科を教えていたのかまでわかんなかったな。理系では無さそう。
シーナの生物の話は面白かった。
ポケモンの進化の話は倉石先生とも被ってて良い。
時系列整理
シモンがイリヤに執着する
シモンがウィルスを発見
コールドスリープ
イリヤが偶発的に目覚める
イリヤが記録を調べてシモンを起こす
イリヤがシモンと子供をもうけてシモンを殺す
事故死か病死した子供を冷凍庫に隠す
残った子供にコールドスリープを操作させて眠りにつく
子供はマクノアーに合流し、第二シェルターへのトンネルを掘って換気口から入り込む
みんなが目覚める
Posted by ブクログ
SFミステリー
1000年後の世界、というだけでロマンが止まらないのにそこで殺人事件が起きる。
しかも1000年の間に人間ほぼ滅亡している。
最高にディストピアで設定ドンピシャ
ストーリーも全く予想つかなくてとても面白かった。
カイが特に好きだったから幸せになっていて安心した。
生きる意味とは、という永遠のテーマがまた良い。
ただ、シモンとイリヤのやり取りについてもっとストーリーが欲しかった。最後の方が一気に凝縮されてしまっている気がして、中盤までの深掘りに対して終盤の駆け足気味なのが寂しかった、
あと、マルコの扱いが、、、記憶喪失って。。
マルコの事も、もっと知りたかった。
Posted by ブクログ
新聞のいちおしミステリーとして紹介されていて、特殊な設定が面白そうだったので、麻根重次作品を初読み。
若くして最愛の妻を亡くしたクランは、人類初の超長期冷凍睡眠(コールドスリープ)の実験に応募した。人里離れたシェルターに集まったクランら被験者たちは「テグミネ」と呼ばれる機械に入り、眠りについた。
クランたちが1000年後に目覚めると、1つのテグミネが止まっていた。中には、ミイラ化し、背中にナイフが刺さった被験者シモンの姿が。さらに施設内を探索すると、冷凍倉庫に顔がつぶされた死体も発見され…
2つの殺人を誰が行ったのか?
1000年のコールドスリープという壮大な時間と、シェルターやテグミネの構造を上手く使った密室の謎。ミステリとしてしっかり面白いが、個人的には1000年後の未知の世界で、クランたちの手に汗握る冒険譚に引き込まれた。
特殊設定とはいうものの、こんな未来もありえるかもと思うのは自分だけ?
Posted by ブクログ
面白かった。
スケールの大きい話をここまでコンパクトにまとめたのは偉いです。
溜まった謎が終盤で次々と解決されるのはやっぱり気持ちいいですね。
希望を持たせる終わり方も良かったと思います。
Posted by ブクログ
素晴らしかった。非常に面白かった。
なんの予備知識もあらすじすらもよくわからないまま読んだが、かえってそれが良かったようで先入観なく読めた。
カタカナの主人公だったので外国人なのかと思いきや、途中でこれはもしやと思ったらやはりそう。
からのそういう結末か!という驚きと納得感。
非常にスッキリしました。
今年たくさんミステリ読んでますが、いちばんだった。
Posted by ブクログ
伊坂幸太郎さんが『ダヴィンチ』で最近読んで面白かった本として挙げていらした二冊のうちの一冊です。
この作品の作者は伊坂さんが最も影響を受けたという島田荘司さんの主催する第16回ばらのまち福山ミステリー文学賞を別の作品で受賞されています。
以下ストーリーを途中まで(謎の部分だけ)ネタバレで書きますので未読の方はお気をつけください。
千年前のコールドスリープから目覚めた六人の被験者のクラン、カイ、イリア、シーナ、クロエ、マルコ。
七人目の被験者シモンがまだ起きないのですが、六人は153年前で止まり、ナイフで背中を刺され死んでからミイラ化しているシモンを発見します。
そしてもうひとつ、10代前半の若い男、おそらく小中学生の死体もみつかります。
その死体は顔を潰され誰だかわからないようになっています。
この二つの殺人の犯人は一体誰なのか…?
コールドスリープの被験者の誰かなのか…?
それとも外部からの侵入者なのか…?
クランは推理を始めます。
そして、シェルターの外に出てみると街には人がいなかったのです。
イリヤも行方不明になりナイフで殺されているのがみつかります。どうして千年前の世界から時間旅行をしてきた仲間七人のうち二人も殺されなければならないのか…?
その後第二のシェルターがみつかりそこで彼らが見たものには驚愕しました。
最初は人名がカタカナで日本人ではないのかと思いとっつきにくく感じ、ミステリではなくSFなのかと思ったのですが。ミステリでした。
後半謎がするするとほどけてきたら、なるほど!
そうだったのか!!と全部繋がり腑に落ちました。
今までに読んだことのないミステリでとても面白かったです。
Posted by ブクログ
面白かった!
目覚めてから千年後の世界がどうなったのかをワクワクして読めた。
シェルター外を探索するのはどこかゲーム的。
真相も衝撃的で、こういう本を読むために読書してるんだよな〜っていうエンタメ特化の一冊だった。
アニメ化とかして欲しい。
Posted by ブクログ
千年後の世界なんて全く想像出来ないし、そんな恐ろしい世界に行こうなんて私は全く思わないけど。この話はそんなはるか先の未来にコールドスリープして行った人達のサバイバルものであり、フーダニットのミステリーでもある。色々と設定に無理があるけど、とても面白くてどハマりしました。自分達以外誰もいない、どこに行ったら会えるか分からない、そんな世界に置き去りにされた。このハラハラドキドキする感じが良くて一気に読めた。
Posted by ブクログ
千年のコールドスリープから目覚めた6人は同じ被験者の1人が殺害されミイラ化しているのを発見する
千年の時を巡る壮大なミステリー
真相は個人的にうーん…と思う部分が無きにしも非ずだが、物語通しての満足度は高い
凄い読書体験だった
後半は一気読み!面白かった!
Posted by ブクログ
ラストとても良かった。しかしそこに辿り着くまで長かった。自分の遺伝子を残したいという生き物としての当たり前の欲求も「自分の遺伝子のみ残したい」となると狂気だな。アダムとイヴの物語とミステリーを掛け合わせた新感覚のお話。
Posted by ブクログ
★5 1000年間の冷凍睡眠から目覚めると惨劇が… 人類の未来を描くミステリ #千年のフーダニット
■あらすじ
近未来、人類初の冷凍睡眠実験に参加することになった七名の若者たち。彼らは1000年もの時間をシェルターに閉じ込められ、ついに目覚めの時を迎える。
コールドスリープから目覚めていくメンバーたちであったが、仲間のひとりが起きてこない。冷凍装置の中から、ミイラ化された死体が発見されるのだ。誰が犯人なのか、なぜ殺されたのか、そして1000年後の人類はどうなっているのか…
■きっと読みたくなるレビュー
★5 私も1000年ほど寝たい。
未来に興味があるんですよ、世界はどう変わるのか、人類はどう進化するのか。そしてミステリー小説ってまだあるのかなー、さすがに謎解きもネタ切れかしら。
なーんてアホな妄想はいいとして、本作は近未来SF×ミステリー。1000年間というスケールの大きい時間軸が舞台になっていて、もはや『火の鳥』レベルの人類のお話。
まずこのSF設定について、たぶんわざとだと思うんだけど、あまりリアリティがないの。これがB級SFって感じでイイ味がでてるのよ。コールドスリープからの目覚め、シェルターの設備や生活、未来の外界、人類たちなど、正直すぐに想像できそうな世界観なんですよね。
タフなSFに寄せるんじゃなくて、ストーリーテリング、登場人物の価値観や関係性、ミステリーなどを物語の中心にして寄せているから、難解なことを考えずに終始楽しく読めるんですよ。
特に本作はエンタメ性が抜群なんです、序盤中盤後半と展開がコロコロとスピーディーに変わる。次々に謎も出てきて、どういうことなのか気になって手が止まらない。
登場人物の人間性や設定などもよく練られてましたね。少しずつ明かされていくところが上手だし、特に仲間同士がいがみ合いになるのではなくて前向きなところが好きです。
ミステリーの真相も唸りましたね。メイントリック発想からの、このSF設定だったんじゃないかなと予想してみた。そして伏線回収も細かく丁寧で見事。動機も好きだったなー、マジかよって思いながらも、気持ちは理解できる。
ちょっと詰め込んだ感があってバランスが好みではないのですが、いやいや本格ミステリーの力作ですよね。★5とさせていただきました。次回以降の作品にも期待しております! 面白かった!
■ぜっさん推しポイント
1000年間という壮大な時間軸、さらに特殊設定のドフィクションなんですが… 心が温かくなるのは何故なんでしょう。
登場人物でシーナという生物学者の女性がいます。彼女は物語の中で、生物や植物についてたびたび言及をするのです。そう、この物語は生物という枠組みの中の「人類」がテーマになっているんですよね。
生物は個体で生きていくことはできず、家族や仲間といった集合体になることによって、頼りない生命を維持してる。どれだけ時間を経過しても人類は生物でしかなく、幸せに必要なことは「寄り添い」なんですよね。
Posted by ブクログ
フーダニットとは何なのか、知らないまま敢えて調べもせずに読み進めた。SFチックな内容から場所はアメリカかなと思っていたら!自分の遺伝子を残したい本能がトンデモナイ方向に。
Posted by ブクログ
まことさんの本棚から、もう見た瞬間にビビビっときましたよ!
フーダニット!?
フーダニット大好物です(*´∇`*)
まことさんのレビューを読んだ瞬間、娘にメルカリで買って貰いましたo(^▽^)o
テグミネという装置の中で永き眠りについた7名の男女。
1000年後、コールドスリープから目覚めると、7名のうち1名がミイラ化し死んでいた。
彼の背中にはナイフが突き刺さった状態だった。
テグミネのある施設(シェルター)は、外からの侵入は不可能だった。
施設の中を調査すると、顔の潰された少年の遺体を発見する。
犯人は誰なのか!?
というフーダニットが軸になっているのですが、どちらかというと、夏への扉でワクワクしたあの感じ?SF要素が濃かった気がします。
ミステリ好きさんより、SFや、冒険譚好きな方がより刺さるのではないか?という作品でした(*´꒳`*)
本格ミステリと言えば、アガサクリスティのそして誰もいなくなったが有名ですが、この作品の目次の次のページにはシェルターの見取り図があり、この中で殺人劇が繰り広げられるのか!?何人死ぬのだろう?誰が犯人なのだろう!?
もうワクワクが止まらない状態でした♪
が、この本はそっちじゃないのかも?
楽しむところはそっちだけでなく、1000年後の世界が興味深かったです(*´∀`*)
Posted by ブクログ
目覚めたのは千年後の世界、一体どうなっていくのかと思ってたけど面白かった!
そこでそうなるか〜!?となった部分も多く読んでてとてもワクワクした。読めてよかったな〜!
Posted by ブクログ
コールドスリープが目覚めた世界は1000年後の世界。
しかし、目覚めるはずの1人が150年前に殺されていたようで…?!犯人はメンバーの誰かなのか、それとも外の人物なのか…
面白かった!
生物(遺伝子的)多様性ってメチャ重要だな〜って思った…。あと叙述トリックで「ッアーー!」てなった。
Posted by ブクログ
千年後の人類に幸あれ!
私がSFが得意でないのもあって、読み始めは「コールドスリープの発明が2038年は無理ある!」「1000年寝てたら褥瘡やばいぞ!」「髪の毛なんで伸びてないの!」という感じでなかなか読み進まなかったんですが……
序盤終わったらめちゃくちゃ面白くなった!!!
大丈夫です!!!!(?)
途中『方舟』みを感じて覚悟を決めた
ラストは私もこの判断で良かったと思う
人間ってやっぱり理屈より感情の生き物だものね〜!
千年後の人類を見習って私もしぶとく生きる!!
Posted by ブクログ
いいSFであったし、いいミステリであった。SFミステリではない気もするが。人名が日本語の苗字だろうことには多くの人が気づくとは思うが、互いに苗字しか名乗らず、苗字(の呼び捨て)でしか呼び合わないというのは何かそういうルールでもあったのかと思うくらいには不自然。ドラマ化よりはアニメ化(髪色などによる人種偽装が演出として自然に受け入れられそうな媒体)が向いていそうな気がする。エピローグ抜きだとさすがに後味が悪い感じもあって、むしろそのほうが好きな人もいたかもしれない。
どうでもいいが、「クロエ男の娘説」をぎりぎりまで疑い続けていたのは自分だけではないはずと信じたい。
Posted by ブクログ
若くして妻を喪い失意に沈むクランは、人類初の冷凍睡眠(コールドスリープ)実験に参加する。さまざまな事情を抱えた男女7名は「テグミネ」という殻状の装置で永きにわたる眠りについた。そして、1000年後。目覚めたクランたちはテグミネのなかでミイラと化した仲間の他殺体を発見する。犯人は誰なのか。設定は面白いのですが、期待しすぎたのが良くなかったのかも。著者さんのデビュー作とのことなので、次作に期待したいと思います。
Posted by ブクログ
しょうがないんだけども世界観が7SEEDSと比べてしまって題材が活かせてないような感じがした。
謎部分はちょっとずつわかっていくのが面白かったけど、最後の会わせないってのは傲慢だよね。神様気取りじゃんって思っちゃった。
Posted by ブクログ
ある日、クランは1000年の眠りから目覚めた。そしてそこには仲間の一人の遺体と、身元の知れない少年の遺体が…果たして誰が彼を殺したのか?そして1000年後の世界はいったいどうなっているのか。
1000年をまたいだ壮大なSFミステリー。コールドスリープの技術やそれこそ1000年後の世界がどうなっているかなんて想像もつかないから、この距離感で生存者の集落があるなら案外世界にはもっといそうだなと思ったり、一旦リセットされたとはいえ生き残りがいる以上は技術がそんなに死滅するのか?とかいろいろ世界自体には気になることあるけど過去と現在の展開は面白かった。とはいえ、読者には分かるけど登場人物たち自身に謎解きが出来るヒントがあまりにないのと真相を明らかにする必然性もないことと、フーダニットはわりと明らかでどちらかというとハウダニットの話じゃ?って印象だったので、ミステリーというよりSFとして面白く読んだ。
Posted by ブクログ
物語の2/3ほどは秘境冒険小説+プチミステリみたいな感じでワクワクしながら楽しく読んでいたが、研究所が千年間コールドスリープさせる理由が脆弱(なぜ千年?)だったり、千年後の世界が想像を超えるものでなかったりと節々に安っぽさはあった。ホワイに関してもたっぷりページを割いて、背景を掘り下げ、犯人の執念と狂気に説得力を持たせていたら…と惜しく思う。しかしながら、真相自体は紛れもなく一級品で、非常に優れた密室ミステリ。もし某1990年代の作品を読んでいなかったら凄まじい衝撃を受けて、さらに高い点数をつけていたと思う。この設定でクローンを使わなかったことも素晴らしい。
疫病神ながら予想しておくと、今年の本格ミステリベスト10とかにランクインするんじゃないですかね(^^)
あと、装丁もうちょっとがんばれよ
Posted by ブクログ
物語が頭にスッと入ってこなくて結構辛い時間多かった。
展開がなかなか遅くて、ラストもイマイチ、、映画とかになったら面白かったのかも知れないけど、文字としては微妙なところだった。
Posted by ブクログ
1000年後の未来での密室殺人なんて
設定そのものは壮大で興味津々だったけれど
物語は小さく
まとまりすぎてしまっていたように感じた。
真犯人は現在の世界の状況を知っていながら
なぜ、そこまでしなければならなかったのか?
それから何をしようとしていたのか?
動機、目的、意味、展望が曖昧で
説得力に欠けていた。
なにかの拍子とか、たまたまとかも多すぎるし
そしてなにより
この肝心のトリックの方法がとれるような
真犯人の人格なりについて
もっと言及する必要があると思った。
Posted by ブクログ
なんだこの設定!ってところからワクワクして読み始めたが、彼らと同じく…思っていたのと違うというか、うーんと思ってしまう展開。
マルコの一件は良かったかな。
なんとなく消化不良ではある。
Posted by ブクログ
千年後の未来,コールドスリープから覚めたら,そこには一人目覚めない死体があった.SFとミステリーの両方から楽しめるが,アダムになりたかった男の妄執狂気,怖すぎる.
実際問題として,そんなに男の遺伝子情報だけが反映されるのってあるのかなぁ.美女の遺伝子はどこに消えたの?
Posted by ブクログ
とにかく、こんな千年後の世界なんてまっぴらです。老若男女同じ顔の種族マクノアー、会いたくない。シモンの顔の遺伝子って、どんだけ強力なのよ。母なる絶世の美女イリヤの遺伝子かまったく働かなかったとは、トホホというかあんまりですわ。フーダニットってWho done itですか。なるほど。この小説はHow done itでもあってWhy done itでもあるのね。断章を読むうち次第に真相が知れてくるけど、結局シモンは殺されたとはいえ遥花との子孫を遺すという最大のミッションを遂行したんだ。なんとも悔しいじゃない。
Posted by ブクログ
千年のコールドスリープから目覚めてみたら仲間のうちの一人が他殺体となっていた。
なんか・・・一応ミステリでもって特殊設定のそれだと思うんですが、どちらかというと千年後の世界のサバイバル的なもののほうが興味深くて・・・いやしかし千年は設定にしても長すぎじゃないですかね。さすがにちょっと想像つかない。なんか結構遺構みたいなものが残ってるけどそんなに残るものなんだろうか?1000年だよ?1000年。だって今から1000年前のものが(手を加えてない状態で)どれだけ残ってるんだろう?いやでもそんんなもんなのか?やっぱり想像つかないなあ。
そして殺人の真相なんですが・・・うーん・・・そこまでして自分が犯人であることを隠す意味がもはやそんなにないような?コールドスリープの仲間にばれたところで被害者のやったことが悪辣すぎてみんなも殺人に手を貸しそうな気すらする。一度目覚めたところでみんな起こしたほうがいいんじゃないのか?そもそも自分の犯行がばれたところで外の人類が死に絶えた世界で誰が裁くというのだろうか?
わざわざ子供二人作って・・・はさすがに悠長すぎないか??