麻根重次のレビュー一覧

  • 千年のフーダニット

    Posted by ブクログ

    新聞のいちおしミステリーとして紹介されていて、特殊な設定が面白そうだったので、麻根重次作品を初読み。

    若くして最愛の妻を亡くしたクランは、人類初の超長期冷凍睡眠(コールドスリープ)の実験に応募した。人里離れたシェルターに集まったクランら被験者たちは「テグミネ」と呼ばれる機械に入り、眠りについた。

    クランたちが1000年後に目覚めると、1つのテグミネが止まっていた。中には、ミイラ化し、背中にナイフが刺さった被験者シモンの姿が。さらに施設内を探索すると、冷凍倉庫に顔がつぶされた死体も発見され…

    2つの殺人を誰が行ったのか?
    1000年のコールドスリープという壮大な時間と、シェルターや

    0
    2025年09月26日
  • シュレディンガーの密室

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    構成がすごい。
    自分は刊行された本を読んでいただけだった。
    フィクションで物語の中での事実を読んでいるわけではなかった。ってのが面白かった。
    物語はシュレディンガーの密室のようなものってのが面白い捉え方だと思った。
    構成が非常に好きだったけど、インパクトはあまり無かったかも。綺麗な構成の物語。

    0
    2026年09月12日
  • シュレディンガーの密室

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    特殊設定により作られた「シュレディンガーの密室」
    そこに閉じ込められた美羽と円香。そしてクローズドサークルで起きる連続殺人。
    とても面白かった。

    私も匠と同じで「美羽が犯人で、実験室にいないんじゃないか」と推理していたが、すぐに瓦解していった。
    結局は作中作??をずっと読んでいたということなのかな。美羽が生きててホントに良かった。
    「シュレディンガーの密室」は匠が罪の意識から美羽の生死だけを入れ替えて書き上げた本だった。

    「君のためなら死ねる」ではなく「君のために生きる」
    確かに生きてる方が大変で辛いことも沢山あるし、全て飲み込んで一緒に生きるほうがより重たい選択肢だな。

    0
    2026年09月09日
  • シュレディンガーの密室

    Posted by ブクログ

    シュレディンガーの思考実験を、SFではなく現実世界のシチュエーション(土砂崩れで孤立した研究所×陰圧室×硫化水素ガス)に見事に落とし込んだ傑作だと思いました。正直、文系には理解が難しい(重ね合わせ、とかどうしても文字通りのイメージしか浮かべられない)箇所もありましたが、おそらくそこを補完する意味での主人公だったのかと。
    特殊能力もスキルも知識も持ち合わせていない、妹想いの主人公・朝倉匠の葛藤が人間くさくて共感が多かったです。

    物語の中で、外からは密室の中の二人が生きているか分からない状況や、「扉を開けるという観測行為そのものが、相手の生死に決定的な影響を与えてしまう(開けたらガスが入って死ぬ

    0
    2026年09月06日
  • シュレディンガーの密室

    Posted by ブクログ

    設定やクローズドサークルの雰囲気は「白魔の檻」にすごく似ている印象。
    物語は全く違う。
    二転三転どころか四転くらいな感じ。
    シュレディンガーの猫は好きな思考実験だったので、上手く使った作品で大満足!

    0
    2026年08月30日
  • シュレディンガーの密室

    Posted by ブクログ

    タイトルに惹かれて購入。絶対面白い、すごいトリックに違いないと期待も高くワクワクしながら読み進めた。

    テンポよく進み、あっという間に密室が完成。
    まさにシュレディンガーの猫状態。
    猫の実験でも無茶苦茶な設定だと思っていたけど、そんな状態を小説の中とはいえ矛盾なく成立させていることに感嘆した。

    割とすぐに密室が完成し、この後どんな展開がと思っていたらまさかの殺人事件が発生。こんな状態で殺人を犯す理由が皆目見当もつかず、もちろんトリックもわからず、困惑の中読んでいった。

    解決編は読んでてすごくしんどいというか、悲しいというか、切ない気持ちになった。
    なるほど!とか、騙されたっ、やられた!とか

    0
    2026年08月30日
  • シュレディンガーの密室

    Posted by ブクログ

    シュレディンガーの密室という扉を開き、私の中で生死を確定させてしまった。

    こんな衝撃な結末で。

    読み終えなかったらこの結末にはならなかったのか。読み終えたからこうなってしまったのか。。

    0
    2026年08月29日
  • シュレディンガーの密室

    Posted by ブクログ

    有名な「シュレディンガーの猫」では、生きている状態と死んでいる状態が重なり合っているという奇妙な論理にばかり意識が向きがちだ。
    本書を読んで、そのことよりも状態を確定させる勇気と責任こそが重要なのだと感じた。

    0
    2026年08月22日
  • シュレディンガーの密室

    Posted by ブクログ

    土砂災害と硫化水素により作られた密室
    密室外で発生する殺人事件

    究極の状況の中、究極の選択を迫られた人間の必死の思考に、いつの間にかすっかり同調していた。
    生と死は紙一重であり、真実と虚構も然り。
    結局作者の術中に見事にハマってしまった。

    0
    2026年08月19日
  • スノウマンの葬列 真々部律香の推理断章

    Posted by ブクログ

    躁鬱を患う所長・律香が経営する謎解きコンサルタント「オフィスレイヴン」が関わるさまざまな事件を描いたミステリ短編集。オーソドックスに見えてトリッキーな一冊です。
    第一話「スノウマンの葬列」は奇想天外な謎が魅力的で、しかし少し考えれば謎は解けたので、なーんだ簡単、と得意になって読み進んだら……あとは難問ぞろいで撃沈でした。「セントラルドグマ」は専門的な知識が必要だから、と言い訳できますが。「三分の一の密室」「冷たい棺」はかけらも真相にたどり着けませんでした。ある意味起こりえないようなことかもしれないとはいえ、手がかりはきっちり提示されていたのになあ。
    そしてラスト「初めては毒殺」がなんとも遊び心

    0
    2026年08月11日
  • 千年のフーダニット

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    Twitterで見て購入

    SF×ミステリーで内容はめっちゃ好き。
    コールドスリープした未来で文明が崩壊しているとか大好物の展開に、起きないはずの殺人+いないはずの死体と先が気になる気になる!

    外国の話かと思いきや、日本人の苗字だったというミスリードにより、本編と断章が華麗にリンク。

    ウイルスで人類を全滅させて新世界のアダムになろうとした子門の思惑を潰すために、子門を殺害したという入谷の決死の覚悟が裏目に出てしまうというイヤーな展開もいい。
    このまま複雑な気持ちで読み終えることになるのかと思ったら、別の集落の存在で少しだけ希望が見える良い終わり方でした。


    0
    2026年07月26日
  • 千年のフーダニット

    Posted by ブクログ

    1000年間のコールドスリープ後に繰り広げられるSFミステリー。ロマン溢れる世界や他殺体の謎に、先が読めないワクワクが止まらなかった。

    ページの先の衝撃展開がうっかり目に入ってしまう。そんな箇所が何度もあるので、注意しながら読んでほしい

    0
    2026年06月17日
  • スノウマンの葬列 真々部律香の推理断章

    Posted by ブクログ

    精神の障害があるが推理力抜群の署長とそのお世話係兼ワトソンの副社長と、やはりバディものは面白い。
    最後の話ははじめあれ?と思ったけどその伏線でしたか…笑 なんか雰囲気違くなったと思ったらそういうことかと。そこも含め面白かったです。続編ありそう。

    0
    2026年06月03日
  • 千年のフーダニット

    Posted by ブクログ

    ミステリー?いやこれはSFでしょう!

    特殊設定が読みにくい作品が多い中、とてもイメージしやすい文章だった。

    ミステリー要素より、未来に行った人達の心理描写が良かった。

    起きたら1000年先だもんな。。。

    0
    2026年03月20日
  • スノウマンの葬列 真々部律香の推理断章

    Posted by ブクログ

    初見の作家でとても面白い
    推理小説初心者なので短編集は読みやすく理解しやすい
    他の作品も読んでみたい

    0
    2026年03月06日
  • スノウマンの葬列 真々部律香の推理断章

    Posted by ブクログ

    初読み作家さん。また良い作家さんと出会えた。
    帯を読んで期待が高まった。読んでみて期待通りの話でした。キャラがしっかりとしていて、話の展開も素晴らしい。読む手が止まりませんでした。「初めては毒殺」が良かった。

    0
    2026年03月03日
  • スノウマンの葬列 真々部律香の推理断章

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった!
    期待以上で嬉しかったー。
    章ってことは続編もあるのかな?
    シリーズ化してほしい!
    表題の「スノウマンの葬列」と「初めては毒殺」がとくによかった。
    「初めては毒殺」は、依頼者が毒殺され仲の良い事務所のメンツが擬似暗鬼になり、それぞれの裏の顔が暴露され、えーそうなの?と思ってたら何か怪しいと思ってた咲が犯人となり、やっぱり!と思ったら、咲が書いた小説だったとわかった時はほっとするやら、違和感の正体がわかり笑ってしまった。
    咲の小説で良かった。
    続編もでないかなー

    0
    2026年02月17日
  • スノウマンの葬列 真々部律香の推理断章

    Posted by ブクログ

    まあ、なかなか面白い短編集でした。
    もしかしたら探偵の設定は長編の時に生きるのも考えてるのかなとかラストのは『銀扇座事件』を思い浮かべましたし、この人は自分の中で応援する作家になりました
    3125冊
    今年24冊目

    0
    2026年01月26日
  • スノウマンの葬列 真々部律香の推理断章

    Posted by ブクログ

    「令和の御手洗潔、推参」(ただし、ややメンヘラ)
    メンヘラってそっちかー!と、なったけれど
    律香さんのまわりが暖かさで満ちていて、心乱れることなく読めた。
    やりとりが映像として浮かんでくるようで、テンポもいいし読みやすい。

    短編5話収録で、最後の話は、あれ?なんか違和感が…と結構序盤から、気づく人は気づくだろう。
    少し謎解きがガチャガチャしていた気がするけどそれもわたし的にはアリ。

    シリーズ化してくれたら嬉しい。

    0
    2026年01月21日
  • 千年のフーダニット

    Posted by ブクログ

    冒頭から引きずり込まれる進み方で、展開がページ捲るごとにあり後半は一気読みしてしまった。
    叙述トリックにはまったことが分かった時心の中で横転
    見事だったなーーおもしろかった

    0
    2026年01月16日