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独居老人のごみ屋敷でめぐりあう、5人の便利屋と3人の闇バイト。腐敗と悪臭に満ちたものたちの何を捨て、何を残すのか? 文藝賞作家による衝撃のハウスクリーニング小説。
「金も未来も、きっと見つかるにゃ。」独居老婆のゴミ屋敷で5人の便利屋が出会った「本物の世界」――熱量に満ちた言葉と圧巻の展開による、各誌絶賛の文藝賞受賞第一作。
衝撃のハウスクリーニング小説!
「あなたたちは世界のしくみを知らないの。本物の世界から捨てられた人がいることも」
独居老婆が暮らす一軒家のごみ清掃に訪れた、便利屋の社長・佐竹ほか4名。その前日、佐竹は皆の日当を含む百万円を入れた封筒を、悪臭に満ちた膨大なごみの中に落としていた。やがて老婆の過去が明らかになるにつれ、あらぬものが見つかると同時に闖入者が現れて……。
【各誌絶賛!】
惹きつけられずにはいられない――水上文
ダイレクトに五感を揺さぶる強烈作――菊間晴子
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Posted by ブクログ
ゴミとゴミじゃないものの境界は、私が決めていたりする。
ちょうど今、個人的に「ものを捨ててちょっとずつ部屋をきれいにしたい」欲が高まり、「毎日ひとつずつなにか捨てる」キャンペーンを開催し、「これは捨てよう」と決意しては、Xにポストしたりしているのだけれど、私が「これは捨てる」と決めた瞬間に、今まで価値があるとされていたはずのものが、ゴミに変わる。
よく、ゴミ屋敷の人はすべてゴミではないと主張するなんて聞いたりするけれど、そういうことだよね。
「ゴミ(クズ)みたいな人間だ」というような表現があるけれども、じゃあだれが、何を基準に、人をゴミだと判断するのか。社会規範?さて。
ゴミ屋敷の清掃に入っている面々も、ゴミ屋敷の主も、さらに最後にあらわれた闖入者たちも、一般的に社会から少しずれた人たちに見えるけれども、(自分が理解・共感できるかはさておき)彼らにも彼らなりの思考の流れというものがあるんだよ、というのを、じわりと押し付けられるような物語。
人の思考回路を読み続けるのは、ときにしんどいけれども、これはこれで、自分の偏見や見ている社会の狭さと向き合うような時間になる気がする。
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