昨日壊れはじめた世界で

昨日壊れはじめた世界で

1,925円 (税込)

9pt

幼馴染の翔子と再会した書店店主・大介は、忘れていた小学校時代の出来事を思い出す。同級生四人と忍び込んだ町で一番高いマンションの最上階。そこにいた不思議な男は、世界の終わりを予言した。三十年の時を経て、大介と翔子は謎の男を探し始めるが、男がマンションから飛び降りたという噂を耳にして……。ひび割れた世界のかすかな希望を力強く描く連作短篇集。

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昨日壊れはじめた世界で のユーザーレビュー

3.9
Rated 3.9 stars out of 5
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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    凄くいい。優しくて悲しくて切なくてあったかくて。少しずつ溶けていく。人は色んな面がある多面体なんだなぁ

    0
    2023年03月08日

    Posted by ブクログ

    この現実でしかありえなかった5人の現実。それは耐え忍ぶには痛すぎて、忘れるには近すぎた。

    どちらも、どれも道なのだ。

    最後の一文は、あまりに痛切。

    0
    2023年02月19日

    Posted by ブクログ

    マンションの最上階での小さな冒険の過去を共有するクラスメート5人の生きざまを、5つの短編の中で、美しい情景描写を交えて、繊細な筆致で色鮮やかに描き出している。
    ロスジェネ世代の彼・彼女らの人生は、決して平坦な道のりではなく、今も、離婚、子供との別居、離職、依存症、介護など様々な問題に直面し、自分との

    0
    2020年07月11日

    Posted by ブクログ

    美しい言葉に綴られた
    切なさ、後悔、喜びといった
    幾多の感情が心にすっと収まる感覚。

    本や小説は登場人物や物語を通して
    非日常を体験し、自らとは異なる世界に
    連れていってくれる。

    一方で、この小説は
    これまで表現できなかった
    感情の機微を捉え、
    「自分の想いを言葉にしてくれている」
    という安心感

    0
    2024年01月12日

    Posted by ブクログ

    ジャケ買いしたと言っていた夫の積読が妙に気になり、本によばれて読みはじめました。

    半歩くらい不思議な雰囲気が漂う世界。
    回収されなく、正直残念な部分もありますが、
    それをも感じさせない程の
    美しい言葉たちが散りばめられています。


    【細工箱の奥に隠した宝石を取り出すような】
    思いをよせる相手のこ

    0
    2024年01月08日

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