じゃないほうの歌いかた

じゃないほうの歌いかた

1,900円 (税込)

9pt

こんな奇跡があるのなら、人生にNOは言えない

落合南長崎の独立系カラオケ店「BIG NECO」では、今日もドラマが巻き起こる。

「カラオケの再現映像に出ていそうな女」と過去2回言われたことのある池田。
音が鳴らないトランぺッター・加賀と、その恋敵・サナ。
反抗期の娘と暮らす、元俳優の佐藤待男。
74歳にしてカラオケでアルバイトをする謎の老人・石崎さんと、
石崎さんを心配する指導役アルバイター・小野。
「E.YAZAWA」のステッカーを集め続ける、売れない作家・染井暖。

うだつのあがらない凡人たちが起こす、ちょっとした人生の奇跡ときらめき。

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じゃないほうの歌いかた のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    まず目を引くこのタイトル!
    知らない作家さんだけど?
    当たり本の予感…
    キタ〜!!発掘:.゚٩(๑˘ω˘๑)۶:.。♡︎

    ☆8くらいあげたい♡
    連作短編は結構読んだことあるけど
    笑ってホッコリしてこれほど気持ちよく繋がった連作は初めてかもしれない!
    なんて短編の完成度でしょうか!!



    ちょっと

    0
    2025年11月21日

    Posted by ブクログ

    夢を掴みきれない、思い通りの人生を送れていない人たちの、ちょっと切ない日常を描いた物語だった。それぞれの人物はどこかでへんてこりんで、孤独感を抱えながら自分のままならない人生に何とか折り合いをつけながら生きている。そんな誰かの生きづらさが、別の誰かを支えていたりして、彼らが相手にかける言葉、自分自身

    0
    2025年11月08日

    Posted by ブクログ

    著者初読み。

    さわや書店ポッドキャストで、タイトルと「カラオケの再現映像に出ていそうな女」と言われて・・・の件に惹かれて。

    連作短編。
    至るところに、クスッと笑える楽しさを隠している。
    石崎さんと小野さん、いい味出してます。
    小説をドラマ化するのは好きではないけれど、なんだか自分脚本家になったよ

    0
    2025年10月28日

    Posted by ブクログ

    みんみんの本棚から

    うん、よく分からんかった

    わいが読み取れてないだけなんだけど、タイトルの意味もよく分からんかった
    何に対して「じゃないほう」なん?

    「普通じゃないほう」ってことか?

    だとしたら普通のほうの歌いかたってどないやねん
    そもそも歌ってない人いたし
    いや「歌う」って何かのメタファ

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    「池田の走馬灯はださい」
    「加賀はとっても頭がいい」
    「君の知らないあの佐藤」
    「石崎IS NOT DEAD」
    「矢沢じゃなくても」

    落合南長崎の独立系カラオケ店『BIG NECO』を舞台にした5話収録の連作短編集。

    登場人物はどこにでもいそうな市井の人々。
    他人から見れば些末な事でも、本人にと

    0
    2025年11月15日

    Posted by ブクログ

    矢沢ステッカーを持っていると幸運になるとテキトーに言って彼女に渡しそれが一つの物語となって巡る。そして昭和の香りをふんだんに撒き散らしながら物語は進んでその繋がりにまた後戻りしながらこう繋がるのかと2度読みする。出てくる人みんな救われるわけでもない切り取られた何気ない日常だけどこの人たちは一生懸命に

    0
    2025年10月16日

    Posted by ブクログ

    チェーン店ではないカラオケ店NECOで繋がる人間模様。短編あまり好きでないけど、これは繋がりを感じるそれぞれの物語だった。

    0
    2025年10月14日

    Posted by ブクログ

    カラオケ店「BIG NECO」

    訪れるお客さんにも、働く店員さんにもそれぞれのドラマがある。

    舞台がカラオケ店なだけに、思わず僕も行きたいなと思ってしまいました。

    曲を大声で歌って、元気が出たり、歌詞に励まされたりするって、本当にその通りだと思います。

    もし、次カラオケに行ったら、僕は
    中島

    0
    2025年09月24日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ここ数年一週おきにカラオケに通っているのでなにげなく手に取ってみた一冊。
    連作短編の2編目で
    「香奈、頭をよくしてあげよう」にこんな形で再会するとは。(筋肉少女帯のライブには何回も行きました)

    なんとも言えない味があってだんだんこころを掴まれていき、これはデビュー作から読まなければ、と決心しました

    0
    2025年09月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    収録されている五篇はいずれもちょっとコミカル&キュートで、私がこの著者の小説を好きな理由がつまっているなぁと思わせてくれる短編集だった。
    やや寂れた印象のカラオケ店に集う、脇役的な人生を送る人たちの悲喜交々。

    連作の種明かし的な立ち位置となる最後の『矢沢じゃなくても』にある文章が胸に響いた、という

    0
    2025年10月08日

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