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数学を愛し、数学から愛されている上杉和典。
ライバルの早逝に触れ、大学受験目前に医学部に進学することに決めたが、まだ数学研究者の夢を諦められないでいた。
そんな矢先、父が膵臓癌であることが判明。さらにフランスの学会に出ていた母がアルプスの麓で自動車ごと崖に転落、遭難してしまった。当局に問い合わせをするも確認が取れず、生存率が下がる72時間以内に救出するため和典はフランスに向かう。
小学生時代、探偵チームKZ(カッズ)を組んでいた小塚、黒木、美門、七鬼が、そして立花彩が母親の捜索に力を貸す!
母は助かるのか、そして和典と彩の関係はどうなるのか……。
藤本ひとみ先生から読者の皆様へのメッセージも掲載!
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Posted by ブクログ
178ページ、4行目の「ビエン」は「ブルーノ」のまちがいだろう。ビエンの骸を収めた棺をあらために来たのに、死人が「息を吞んで」ものを言ったりしたらミステリでなくホラーだ。おそらく作者のミスだろうが、編集や校閲は何をしているのか。大事なシリーズ完結作であるのに、可惜という思いが湧いた。
作品自体は、イエスの死体を蔽った布にその顔が写し取られたと言い伝えられる、カトリックの聖遺物「聖骸布」の存在をめぐるハラハラドキドキのストーリー。ミステリというよりは冒険活劇か。
エーコの『薔薇の名前』に寄せるオマージュなのか、大学受験を目前にした日本人高校生が、頭頂部を剃ってアルプスの麓にある周囲と隔絶した修道院に潜り込むという荒唐無稽な展開に、ツッコミを入れたくなったが、もともとそういうノリのシリーズなのだろう。
そこここに作家が得意とする歴史に関する蘊蓄が盛り込まれていて、シリーズ物をはじめて手にした読者であっても、読む愉しさを味わうことができた。これを機に他の作品も読んでみたいと思わせるものがあった。
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて。読み終わって知ったがどうもシリーズものらしい。数学に魅入られた高校3年生の男子がイタリアで崖から落ちる交通事故を起こした後に行方がわからなくなった母親を探しに現地に飛んで日本の友達の協力を得ながら、聖骸布の謎もついでに解き明かしていくというとんでもストーリー。
まず設定が突拍子もないので、それを飲み込んで読み進めるか、アホくさくなって読むのをやめるかどちらかな気がした。自分も何回かもう今ここで読むのをやめても惜しくないなという場面が何回かあったが、とりあえず読み終えてみて、こういう読み物もあるんだなと知れたのはまぁ、よかったのかもしれない。どっちでもいいんだがw
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小説・文芸
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