国内小説 - ほのぼのの検索結果

  • 午後十一時のごちそう ~三ツ星ゲストハウスの夜食~
    値引きあり
    3.0
     仕事のストレスから逃げるように鎌倉旅行へ来た御木本小町。不運な手違いにより宿泊先を失ってしまう。代わりに紹介されたのは、柔和な支配人・神月と無愛想なシェフ・佐野、男二人が切り盛りするゲストハウス。  ――思い出の料理おつくりします。  そこでは“特別な夜食”が提供されるらしい。  「……元気が出るケーキが食べたい」  亡き母が作ってくれた“元気が出るケーキ”に思いを馳せる小町の姿に、神月と佐野は思い出のケーキの再現を試みる。  記憶を頼りに解き明かされるレシピ――そこに詰まっていた亡き母の思いとは。  ゲストたちの思い出の料理を通じて紡がれる、出会いと成長の物語を召し上がれ。
  • 五勺の酒・萩のもんかきや
    3.0
    たった5勺の酒に酔う老教師の口舌の裡に、天皇制を批判する勢力の既にして硬直し始めた在り方を、痛罵し、昭和20年代の良心としての存在を確立した名篇「五勺の酒」をはじめ、萩の街の中で、見出した戦争の傷跡を鮮烈に描き出した「萩のもんかきや」など12の名篇。中野重治の詩魂と精神の結晶とも呼ぶべき中短篇集。
  • 50代からしたくなるコト、なくていいモノ
    3.3
    両親を見送り、少しのゆとりを手に入れた一方で、無理はきかないのが五〇代。一人暮らしのマンションをリフォームし、いらない物は減らして身軽に。将来に向けて生活を整えながらも、欲しい服を求め東奔西走、時にはのんびり一人旅も。自分らしく、柔軟に年を重ねるヒントが満載の、シニアへ向かう世代を応援するエッセイ。
  • 午前二時不動産の謎解き内覧
    3.9
    ワケあり物件の謎を解く、それが入居の条件。 「私と一緒に、ワケあり物件の謎を解いていただく。これが、入居の条件です」 三軒茶屋のはずれ、深夜二時から四時の間だけ灯りがともる「午前二時不動産」。 店主の青年・柏原泉は、迷い込んだ客たちにぴったりの格安物件を紹介してくれる。 ただし、入居に際しては条件が一つ。それは泉とともに、その物件にまつわる謎を解くことだ。 愛するハムスターを亡くした女性の最大の後悔とは。タワマンの一室に届き続ける匿名の手紙の差し出し人は? 部屋をアート作品のように彩り亡くなったおじいさんが遺した、謎の言葉の意味とは。 部屋に秘められた想いが、悩める人々の背中をそっと押してくれる。 ようこそ、勇気をもらえる謎解き内覧へ。 【第一章 ハムスターを追いかけた部屋】 渋谷区、広尾駅徒歩6分、1K、家賃47,000円、告知事項あり 【第二章 名無しの手紙が届く部屋】 江東区、豊洲駅徒歩12分、28階2LDK、家賃95,000円、告知事項あり 【第三章 魔法の箱が開く部屋】 世田谷区、千歳烏山駅徒歩13分、2K、家賃80,000円(但し残置物引き取りの場合35,000円)
  • 5年3組リョウタ組
    値引きあり
    4.1
    希望の丘小学校5年3組、通称リョウタ組。担任の中道良太は、茶髪にネックレスと外見こそいまどきだけれど、涙もろくてまっすぐで、丸ごと人にぶつかっていくことを厭わない25歳。いじめ、DV、パワハラに少年犯罪……教室の内外で起こるのっぴきならない問題にも、子どもと同じ目線で真正面から向き合おうと真摯にもがく若き青年教師の姿を通して、教育現場の“今”を切り取った、かつてなくみずみずしい青春小説!
  • 呉服屋の若旦那と政略結婚いたします
    4.8
    東京で就活に失敗し、地元の京都に呼び戻された衣都。そこで待っていたのは、老舗呉服屋の跡取りで8歳年上の幼なじみ・志貴との政略結婚だった! 衣都は反発するが、いきなり1年間のお試し同居が始まる。4年ぶりの再会にもかかわらず、愛情深い志貴との暮らしは穏やかで心地よく、次第に衣都の心も解きほぐれていく。同時に呉服屋の仕事にも夢を見い出し、ここ京都に自分の居場所を見つけるが、やがて“政略結婚”の裏にある思いもよらない事実が明らかになって…⁉ 一途な愛が織りなす、切なくも優しい物語。
  • 5分後に癒されるラスト
    4.0
    ――きゅっ、と水道の蛇口を閉めると同時に、炊飯器が炊けた音をぴーぴー、と出した。ここからこの部屋は、音楽室になる――(収録作品「日々、ご飯。」) 5分で笑顔になれる。5分で読める“5分シリーズ”からお届けする、ふんわり癒される物語。 小説投稿サイト「エブリスタ」に投稿された40000作超の短編から厳選した、『5分後に癒されるラスト』 あなたをほっこりさせる珠玉の掌編11本。
  • 5分後に恋するラスト
    4.0
    ――幼馴染のケンちゃんとのゲーム。グラスに氷を入れながら、中のサイダーが溢れるまで真実を互いに言う。「俺ね。一週間前彼女と別れた」「昨日ね、マサくんと会ったよ。二人で遊んだの」私たちはずっと近くで、でも触れない距離を保ってきた。――(収録作品「あふれる」) 5分であなたも恋をする。5分で読める“5分シリーズ”からお届けする、ときめく恋の物語。 小説投稿サイト「エブリスタ」に投稿された20000作超の短編から厳選した、『5分後に恋するラスト』。 キュンとする珠玉の掌編10本。
  • 5分後に最悪のラスト
    3.0
    1巻1,100円 (税込)
    気づけば深い闇のなか――小説投稿サイト・エブリスタに集まった10万作超の中から、身も心も震える恐怖の物語ばかりを集めた短編集。
  • 5分後に大冒険なラスト
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    いざ新しい世界へ! 小説投稿サイト・エブリスタに集まった10万作超の中から、波乱に満ちた傑作ばかりを集めた短編集。
  • 5分後に涙のラスト
    4.3
    1巻1,078円 (税込)
    感動するのに、時間は要らない。 一年前の自分にメールを送れる「過去アプリ」。オレは歓喜に震えた。どうしてもやり直したい過去があったから――(収録作品「『不変のディザイア」) 5分で大切なものを思い出す。5分で読める“5分シリーズ”からお届けする、日々が愛おしくなる物語。 小説投稿サイト「エブリスタ」に投稿された20000作超の短編から厳選した、 『5分後に涙のラスト』 心が潤う珠玉の掌編8本。
  • 5分後に皮肉などんでん返し
    3.0
    ――駅前に謎のブースが設置されていた。そこには『透視眼鏡! これでアナタもスッケスケ。何もかもが視えちゃいます』と書かれた紙と、一本の黒縁メガネ――(収録作品「透視眼鏡」) 5分で人間の裏側が見えてしまう。5分で読める“5分シリーズ”からお届けする、ブラックなオチの物語。 小説投稿サイト「エブリスタ」に投稿された40000作超の短編から厳選した、『5分後に皮肉などんでん返し』 あなたをニヤリとさせる珠玉の掌編10本。
  • 5分後に不思議の国のラスト
    3.5
    1巻1,078円 (税込)
    目が覚めたらそこはいつもと違う世界だった…… 小説投稿サイト・エブリスタに集まった10万作超のなかから、異世界での活躍に胸が高鳴る9作を収録した5分シリーズ、第16弾!!
  • 5分後に笑えるどんでん返し
    4.0
    1巻1,078円 (税込)
    ――とある美術館でバイトしたボクが見た、衝撃の真実――(収録作品「美術展にて」) 5分で脱力、5分で笑える。5分で読める“5分シリーズ”からお届けする、クスッとできるどんでん返し。 小説投稿サイト「エブリスタ」に投稿された20000作超の短編から厳選した、『5分後に笑えるどんでん返し』。 意外すぎるオチに驚く珠玉の掌編15本。
  • 5分で感動 書店にまつわる泣ける話
    4.0
    目当ての本があってもなくても、ただ訪れるだけで楽しい場所。 紙の書籍には、電子書籍とはまた違った魅力があり、 書店はこれまで知らなかった新しい世界との出会いの場でもあります。 本書はそんな書店にまつわる14編のアンソロジーです。 14編のうち以下の3編は、マイナビ出版主宰の短編小説コンテストの受賞作です。 【最優秀賞】 『レオ・レオニとソーダ』快菜莉 【優秀賞】 『記憶の中の本』零谷雫 『僕の太陽』大田ヒロアキ 【一部あらすじ】 『幸猫書房と飛び出す絵本』矢凪 病院に来た移動式本屋『幸猫書房』。歩行訓練を終えた幸音は母と共に本屋を訪れる。 『月刊 たかしくんをつくる』鳩見すた ある日届いたマンガ雑誌。「これから毎月一冊、あなた宛に本が届きます」と、母は告げる。 『かたつむり書店』鳴海澪 夫亡き後、夫婦で始めた書店を懸命に守ってきた晴子。支えてくれたのは常連の椿だった。 『記憶の中の本』零谷雫(※コンテスト優秀作品) 書店員の美玖に本を探して欲しいと頼む女性。彼女は、著者名も書名も分からないと言う。 『ラスト・ブック』楠谷佑 寝る前に絵本の読み聞かせをしてくれていた母が去ったのは、小学四年生の冬のことだった。 ほか9作品収録 『あなたの『好き』をおしえるもの。』桔梗楓/『風の吹き抜ける書店』杉背よい/『僕の太陽』大田ヒロアキ(※コンテスト優秀作品)/『レオ・レオニとソーダ』快菜莉(※コンテスト最優秀作品)/『ブックスココミネは健在です』神野オキナ/『の陰の』溝口智子/『行きつけの本棚』那識あきら/『かつて存在した書店という名の生き物について』水城正太郎/『書店員さんにありったけの感謝を』編乃肌
  • 5分でとろける恋物語 しっとりビター編
    4.0
    1巻1,078円 (税込)
    今日、隣にいてくれるだけでいいから。 「死んでしまった実の姉に想いを寄せる男子に恋をする女子高生」「中学最後の夏休み、芸術家とのほろ苦い出会い」など、毎日の生活にぴりっとほろ苦い大人の恋の刺激、9篇。
  • ご褒美にはボンボンショコラ
    3.6
    横浜の住宅街の一角に佇む、チョコレート専門店「サ・イラ」。店主の千代子は「あなたが幸せになってほしいと思う人にこれを贈って」と必ずお客に伝える。突然妻を亡くしシングルファザーとなった会社員、叶わぬ恋に身を焦がす高校生、育児に悩む主婦、崖っぷちの女流作家…。12人の主人公と、ちょっと“特別”なチョコレート。優しさと偶然が織り成す、心ほぐれる物語。
  • 御命授天纏佐左目谷行
    3.6
    1巻1,980円 (税込)
    摩訶不思議な「異界ツアー」へようこそ。猫の君子・夜見闇君の命を受けて旅に出た「私」はーー。現代版・御伽草紙。動物植物昆虫にこの世あの世が入り乱れる奇妙奇天烈、珍妙な世界を、リズミカルな擬古文調でユーモラスに描き、読者を摩訶不思議な世界へと誘い込む表題作はじめ「かげろう草紙」「行方」を収録。詩人にして野間文芸新人賞作家の新境地傑作!
  • ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 万両百貨店外商部奇譚
    3.6
    ここは万両百貨店外商部。お客様のご用命と あらば、何でも(殺人以外)承るのが外商の仕 事。今日も「激レア犬を飼いたい」「娘を就職 させて」「愛人と妻が鉢合わせしないマンショ ンを」と無理難題が舞い込んでくる。ある日、 顧客の物件探し中の根津は、無理心中した家 族の噂を耳にするが、事件の陰に何故かトッ プ外商・大塚佐恵子が――。お仕事イヤミス!
  • ゴランノスポン(新潮文庫)
    3.7
    1巻539円 (税込)
    最高ってなんて最高なんだろう。僕らはいつも最高だ。明日またくる朝。浅漬──。現実から目を逸らし、表層的なハッピー感に拘泥する表題作「ゴランノスポン」。自らの常識を振り翳す人間の暴力性を浮かび上がらせ、現実に存在する歪みを描く「一般の魔力」。現代と中世が書物を介し烈しく混ざり合う「楠木正成」他、秘蔵小説7編を収録。笑いと人間の闇が比例して深まる、傑作短編集。
  • ゴルファーは眠れない
    3.0
    何かに魅きつけられるように、グリーンに集う人々。ここは、人生の始発駅でもあり、終着駅にもなる。そして、ときには愛を捜しにくることも……。表題作ほか「オーバー・ザ・レインボー」「ゴルフ島奇譚」「葡萄畑にボギーマン」「サンドグリーンへ、ようこそ」「北の旅人」を収録。グリーンの波間に垣間見た、6人の様様な人生劇場を描いた、渾身のゴルフ小説短編集。
  • ゴーストライター
    4.0
    文壇の女王、遠野リサとそのゴーストライター、川原由樹。天才と称されながら自らの才能の枯渇におびえるリサと、世間の評価を得られずあふれる才能をもてあましていた由樹は、共犯者として、いくつもの物語をふたりで紡ぎだしてゆく。ゴーストライターという罪が明るみにでないかぎり、二度と離れられない運命をふたりは感じていた…。時にはリサが由樹を、時には由樹がリサを支配する関係は、いつしか互いへの激しい憎悪をうみだしていく―。出版界を舞台に、女性の仕事、夢、人生に切りこむ珠玉のヒューマンサスペンス!
  • golden drop
    3.5
    学者の卵でリーダー格の都織子、自由な恋を謳歌する映画評論家の千映、婿養子を求めて見合いを重ねる真由美、結婚を目前にマリッジブルーの周子、平凡な自分の人生にいら立つ実奈代、旧家に嫁いだ2人の子持ちの薫。高校時代の仲間たちが数年ぶりに集まった。10代に得た友人は特別だ。その後別々の人生を歩んだとしても……。しかし久々の再会の喜びもつかの間、どこかで虚勢を張り、偽りを演じてしまう彼女たち。25歳の揺れ動く女心を、紅茶のイメージとともに繊細な筆致で綴った、香り豊かな小説。
  • ゴールデンラッキービートルの伝説
    4.2
    1巻1,320円 (税込)
    足が速いことしか取り得のない、フツーの小学六年生だった俺。特別に不幸ではなかったけれど、“未来に夢を抱く”ことなんて諦めていた。あいつらと出会うまでは――「ハッとする描写、レベルの高い全体図、そして、とても感じのいい読後感」選考委員・恩田陸氏イチ押し! 少年少女のひと夏の友情を描く、希望あふれるデビュー作。

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  • 再会のシンガポール・スリング
    3.0
    ハワイ大を卒業し、いっしょに暮らし始めたケンと良子。サーフボード作りというケンの仕事が軌道に乗り始めたとき、二人の関係はすれ違っていき・・・。大人になりきれない男女を描いたすがすがしく切ない短編集。
  • 最近
    3.9
    1巻2,420円 (税込)
    夫に付き添い初めての救急車でやってきた深夜の病院の待合室。ふと思い出したのは、子供の頃に聞いた、赤い猫を見ると死ぬという噂――パンデミックというついこの間の出来事を背景に、ある平凡な夫婦とその周りの人々の生活を精緻に描き、日常の外側に読者を連れていく。海外でも翻訳多数の気鋭作家による最新連作長篇。
  • 最近、空を見上げていない
    3.8
    その書店員は、なぜ涙を流していたのだろう―。ときにうつむきがちになる日常から一歩ふみ出す勇気をくれる。本を愛する人へ贈る、珠玉の連作短編集。(単行本『赤いカンナではじまる』を再構成の上、改題)
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方
    4.5
    1巻1,870円 (税込)
    老舗・桜山ホテルで、憧れのアフタヌーンティーチームへ異動した涼音。夢にまで見た職場で初めて提出した企画書は、シェフ・パティシエの達也に却下される。 悩む涼音だが、お客様、先輩、そして達也の隠れた努力を垣間見ることで、自分なりの「最高のアフタヌーンティー」企画を練り直し……。 頑張りたい。だからこれは、自分への最高のご褒美! 「マカン・マラン」シリーズが大ヒット 心に染みると評判の著者待望の新作!
  • 最高の任務
    3.2
    第162回芥川賞候補作の表題作と、傑作中篇「生き方の問題」を収録。 「手紙」と「日記」を通して、「書く」という行為の意味を問う――。 野間文芸新人賞受賞の気鋭による青春小説集!  「最高の任務」 大学の卒業式を前にした私は、あるきっかけで、亡き叔母にもらって書き始めた、小学生の頃の日記帳をひもとく。日記を通して語られていく、叔母との記憶……。 「生き方の問題」 僕は、2歳年上の従姉に長い手紙を書き送る。幼い頃からの思慕と、一年前の久しぶりの再会について……。
  • 西郷星
    3.5
    1巻748円 (税込)
    明治10年、西南の役で西郷隆盛が没した後に、帝都の夜空に箒星がいく度も流れた。人々はこれを西郷星と呼び大騒動になったという――。著者の幼少時の記憶をもとに綴られたユーモア溢れる表題作をはじめ、切れ味鋭い掌編から、読み応え充分な中編まで、稀代のストーリーテラーの才筆を存分に堪能できるヴァラエティ豊かな作品集。全11編のうち8編が初文庫化!
  • 最後の愛人
    3.0
    1巻660円 (税込)
    24歳の愛人・さくら。お前は俺の最後の女だ――。私は自分の娘よりも10歳も若いキャバクラ嬢・さくらを愛した。彼女こそ、私が永遠に愛し続ける女の容姿の原形だった。しかしながら、70歳を越えた私のペニスはすっかり萎え切って、完全なるインポであり……。そんなある日、突然、さくらが死んだ。「先生ごめんなさい。先生を愛してました」そんな遺書をのこして、24歳の若さで自殺を遂げた――。なぜなんだ――残された72歳の作家がつづる慟哭と愛惜の日々。

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  • 最後の陰陽師とその妻
    4.0
    天涯孤独の身であり怪異が見える千曳泉は、「知人の嫁にぜひ」という突然の手紙に導かれ、上京する。そこで出会ったのは、怪異と戦う美しい青年・比良坂拝音。 彼は帝都を守護する最後の陰陽師であり、泉の結婚相手だった。 新婚生活の中で、無愛想ながらも泉の力を認め寄り添う拝音。特異な目を持つが故の孤独を抱えていた泉はその優しさに触れ、二人の距離は次第に近づいていく。 しかし、この結婚には国の命運をかけたある秘密が隠されていて――。 神話より結ばれし二人の、不器用な愛と絆の物語。 【登場人物】 ・比良坂拝音(ひらさかはいね) 陸軍で特任顧問を務め、帝都最後の陰陽師として怪異を滅する任を担う。 日本人離れした美貌の持ち主。 ・千曳 泉(ちびきいずみ) 天涯孤独の身であり、怪異を見ることができる”神照目”を持つ少女。 島根から上京してきた。内気な性格だが、芯は強い。
  • 最後の薬師 災厄の村と九十九の書
    4.5
    「この村の病は、何かがおかしいです」 「幽世の薬剤師」シリーズの著者が贈る最新作! 医療行為が突如禁じられた大国・蓬莱。 薬師の身分を隠し下女として働き続けてきた蓮珠は、道端で病人を助けた罪で捕まり、死罪を言い渡されてしまう。 陰陽師の青年・晴藍の力で何とか逃げ延びたものの、「謎の疫病」が蔓延する村の存在を知り――。 薬師の少女と陰陽師の青年による、中華風異世界を舞台にした医療ミステリー!
  • 最後の授業
    3.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 その豊かさのために古くからいろいろな国の領土になってきたアルザス。そしてとうとう今日ぼくはフランス語で最後の授業をうけることに。
  • 最後の夏-ここに君がいたこと-
    4.0
    小さな田舎町に暮らす、幼なじみの志津と陸は高校3年生。受験勉強のため夏休み返上で学校に通うふたりのもとに、海外留学中のもうひとりの幼なじみ・悠太が突然帰ってきた。密かに悠太に想いを寄せる志津は、久しぶりの再会に心躍らせる。だが、幸福な時間も束の間。悠太にまつわる、信じがたい知らせが舞い込む。やがて彼自身から告げられた悲しい真実とは…。すべてを覆すラストに感涙!
  • 最後の晩ごはん 師匠と弟子のオムライス
    3.9
    夜だけ営業の定食屋、「ばんめし屋」店長、夏神のもとに入った一報。それは夏神の師匠が営む洋食屋が、近々閉店するという報せだった。元俳優で店員の海里は、夏神と共に師匠の店へ行くことになるが・・・・・・。
  • 最後の晩ごはん 小説家と冷やし中華
    3.9
    真夜中営業の不思議な定食屋、ばんめし屋で働き始めた、元イケメン俳優の五十嵐海里。常連客の作家・淡海先生とも仲良くなり、順風満帆のはずが、後輩の若手俳優が店を 訪れたことで、またもや嵐が巻き起こり……。
  • 最後の息子
    3.8
    新宿でオカマの「閻魔(えんま)ちゃん」と同棲する「ぼく」。友だちのオカマがホモ狩りにあって殺された事件を契機に、気楽なモラトリアム生活がうまくいかなくなってしまう。家族との関係、元彼女との再会、閻魔ちゃんとの生活……自分がどうしたいのかわからないまま、ビデオ日記を見返してゆく。そこに映っていたものは? 文學界新人賞を受賞した表題作の他に、長崎の高校水泳部員たちの夏の一瞬を爽やかに描いた「Water」、「破片」を収録。
  • 再生
    値引きあり
    3.8
    妻を自殺で亡くしたシングルファーザー、恋人から突然別れを切り出されたOL、不況に苦しみ、鉛のような心と身体をもてあます会社員……思うようにいかない人生に、苛立ち絶望しながら、それでも新たな一歩を踏み出そうとする勇気。苦しんでも、傷ついても、人は夢見ることをやめられない──。平凡な日常に舞い降りたささやかな奇蹟の瞬間を鮮やかに切り取り、かじかんだ心に血を通わせる感動の短篇集。
  • 斎藤家の核弾頭
    4.5
    1巻1,320円 (税込)
    「国家主義カースト制」によって超管理社会となった2075年の東京。政府から立ち退きを強制された斎藤家は、理不尽な転居命令に抵抗して日本国政府に宣戦布告する! 予言的なリアリスティック・ディストピア小説。《解説・ブレイディみかこ》
  • サイドストーリーズ
    3.8
    『天地明察』『探偵はバーにいる』『鍵のかかった部屋』『さよならドビュッシー』『百瀬、こっちを向いて。』『ストロベリーナイト』『まほろ駅前多田便利軒』など、人気作のサイドストーリーが読めるアンソロジー。
  • さいはての家
    3.7
    家族を捨てて逃げてきた不倫カップル(はねつき)。逃亡中のヒットマンと、事情を知らない元同級生(ゆすらうめ)。新興宗教の元教祖だった老齢の婦人(ひかり)。親の決めた結婚から逃げてきた女とその妹(ままごと)。子育てに戸惑い、仕事を言い訳に家から逃げた男(かざあな)――「家」はいつもそこにあり、なにも言わず受け入れてくれる。安息を手に入れたはずの住人たちはやがて、奥底に沈む自身の心の澱を覗き込むことになる。傷ついた人々が、再び自分の足で歩きだすまでを「家」とともに描く連作短編集。
  • 遺跡発掘師は笑わない 榛名山の眠れる神
    3.9
    榛名山の噴火で埋もれた災害遺構から出土した千両箱が行方不明に。 独自に調査していた萌絵は「強心隊」と名乗る集団に行きつくが、なんと根城に軟禁されてしまう。 彼らの目的は一体――? 一方〈鬼の手〉を失った無量は、遺物の声を聞くこともできず、無力さを噛みしめていた。 さくらとミゲル、建設会社棟方組の面々も揃って千両箱の捜索にあたるが、「高屋敷」という男をリーダーとする謎の集団に阻まれてしまう。 頼りの忍も、千両箱盗難の参考人として警察に連行されてしまい……。 天才発掘師は、このピンチをどう切り抜ける? 「開ければ山が噴火する」という千両箱を奪取せよ! 神の眠る火山をめぐる、壮大な歴史大河ミステリ。 イラスト/睦月ムンク
  • 遺跡発掘師は笑わない あの時代に続く空
    4.1
    奥多摩キャンプ場の傍の「森の縄文博物館」を訪れたカメケン一行。所蔵品の素晴らしさに驚嘆するが、若い館長から経営が困難で品を手放さねばならないと相談され――忍が考えた起死回生の一手とは!?
  • 遺跡発掘師は笑わない 君の街の宝物
    3.9
    新居建築予定の住宅地。幼稚園児も参加する化石発掘会。幽霊が出ると噂の山城。あなたの近所でも実は数多くの発掘が行われている。天才発掘師・無量が身近でささやかな「お宝」を探しだす、心温まる短編集!
  • 裁判官 三淵嘉子の生涯
    3.9
    1巻829円 (税込)
    2024年ドラマ主人公のモデル「三淵嘉子」。 日本史上、女性で初めて法曹の世界に飛び込んだ 彼女の人生を綴った長編小説。 嘉子は、明治大学専門部女子部で学び、日本初の女性弁護士の一人となる。 世間からも注目をされていたが、戦争に突入する時代に弁護士となった嘉子は、 活躍の場を得られないまま終戦を迎える。 戦争で全てを失った彼女に残されたのは、かつて学んだ法律の知識だけだった。 多くの困難を乗り越え、念願の裁判官に就任した嘉子と彼女を慕う仲間たちは、 苦境から抜け出せない人々を救うために、政治の力だけでは解決できない 問題に向き合っていく。
  • サイモンの秘訣
    3.0
    男とは何か、女の内に潜む快楽とは? サイモン生活を支える秘密の数々。快楽、漫画、男性論……機智しゅれるマル秘語録! ――男は官能の壺のフタを開くきっかけに過ぎない……女性の内に潜む快楽について発見した〈壺フタ理論〉、「あすなろ白書」の自己分析から、初めて語る「私はなぜ漫画を描くのか」など、サイモンの秘密が満載。ユニークな着眼と機知あふれる柴門版「マーフィーの法則」に至るまで、すべて初収録の文庫オリジナル!
  • silent シナリオブック 完全版
    4.6
    フジテレビ系木曜10時放送のドラマ『silent』。 放送後はツイッター世界トレンド1位を記録するなど、 SNSを中心に大ブームに! 川口春奈&目黒蓮(Snow Man)共演! 見逃し配信再生数、民放歴代最高の感動! 本編ではカットしたシーンも完全収録 『silent』の世界を言葉で感じる脚本集 再会した昔の恋人は、音のない世界で生きていた―― 切ないほどにまっすぐで、優しさあふれるラブストーリー ■放送されなかったシーンも含めた完全版の脚本 ■印象深いシーンを振り返る名場面の写真を掲載 ■川口春奈さんが『silent』への想いを語る ■脚本家・生方美久×プロデューサー・村瀬健の「誕生秘話」対談 を収録!
  • サイレント・ラヴ
    4.0
    私の髪を憮でる、その指で、その腕で、彼女のことを抱くのですか―出会った日から22歳の今日まで、ミヤコは彼だけをみつめ続けてきた。そんなある日、偶然ひき合わせた親友が、一瞬にしてふたりの歳月を飛び越えて……。きっと、だれの心の底にも沈んでいる、冷たい恋の化石を胸に、何も言えず、ただみつめるだけのせつない愛。ひそやかな片想いのゆくえを描くラヴ・ストーリー。
  • さえこ照ラス
    3.8
    1巻770円 (税込)
    沖縄本島北部の法テラス、スタッフ弁護士の阿礼沙英子。オジィオバァの方言に四苦八苦しながら、持ち込まれた相談をびしびし解決中。模合崩れの相談に訪れたのは事務員・大城の小学校時代の同級生、赤嶺だった。裁判をおこすと息巻くが、沙英子は証拠が乏しいことを伝える。納得できないと、模合の座元との話し合いに大城を呼び出すのだが……。(「モアイの相談」)
  • 逆事
    3.5
    1巻1,320円 (税込)
    人の生死は潮の満ち引きに同調すると、子ども時分に聞かされた。引き潮どきに逝った谷崎潤一郎。いわれに逆らうように「満ち潮どき」の死を択んだ三島由紀夫。相次いで逝った父と母、戦没した息子を思いつづけた伯母の死は……。亡き面影をたどり、生と死の綾なす人間模様を自在な筆致で描きだす「逆事」ほか珠玉の全五篇。

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  • 坂の中のまち
    3.6
    1巻1,700円 (税込)
    「隣に座るって、運命よ」 文豪ひしめく坂だらけの町の不思議な恋の話。 上京して大学に通う〈わたし〉の隣に座った〈エイフクさん〉は、 ちょっと好みの見た目をしていた。 江戸川乱歩『D坂の殺人事件』の別解(!?)、 遠藤周作『沈黙』の切支丹屋敷に埋まる骨が語ること、 安部公房『鞄』を再現する男との邂逅、 夏目漱石『こころ』みたいな三角関係……。 風変わりな人たちと、書物がいろどる〈ガールミーツ幽霊譚〉。
  • 坂道の向こう
    3.7
    城下町、小田原。介護施設の同僚だった朝子と正人、梓と卓也は恋人同士。けれど以前はお互いの相手と付き合っていた。新しい恋にとまどい、別れの傷跡に心疼かせ、過去の罪に苦しみながらも、少しずつ前を向いて歩き始める二組の恋人たちを季節の移ろいと共にみずみずしく描く。(講談社文庫)
  • 坂本ミキ、14歳。
    3.5
    大家族を支える、ハードボイルド中学生! 坂本家はサザエさんちと同じ七人家族。ニートの父親、息子溺愛の母親、サプリ漬けのおばあさん、大仏似で短大生の長女、美少女不思議ちゃんの高一次女、いじめに悩む優秀な中一長男。そんな一家を支えているのは、三女のミキ、中学二年生。しかし、彼女はいじめられっ子をかばったことからクラスで孤立し、家族にも崩壊の足音が忍び寄る。問題家族といじめに立ち向かう一年間を14歳の瑞々しい視点で描く、ほろ苦くもあたたかな青春小説。第一回きらら文学賞受賞作『ア・ハッピーファミリー』を改題し、待望の電子化。

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  • 嵯峨野より
    4.0
    嵯峨野の自然と人生を流麗に綴る好エッセイ―― 剃髪して京都の郊外嵯峨野に庵を結んだ著者が、樹木、野の草をはじめ四季の自然を愛し、それに対することで自分の来しかた、人生、世の移ろいを深くとらえ、さわやかな感動を読む者に与える好エッセイ。 吾れ、常に、ここにおいて、切なり、と心につぶやく。すると、心の中に涼しい風がおこり、もやもやした俗情がさっぱり吹き払われる……。剃髪して京都・嵯峨野に庵を結ぶ著者が、草花、樹木をはじめ四季の自然を愛し、それに対することで自分の人生、世の移ろいを深くとらえ、さわやかな感動を与える好エッセイ。
  • サキの忘れ物(新潮文庫)
    3.6
    自分には何にも夢中になれるものがない――。高校をやめて病院併設の喫茶店でアルバイト中の千春は、常連の女性が置き忘れた本を手にする。「サキ」という外国人の男性が書いた短篇集。これまでに一度も本を読み通したことがない千春だったが、その日からゆっくりと人生が動き始める。深く心に染み入る表題作から、謎めいた旅行案内、読者が主役のゲームブックまで、かがやきに満ちた全九編。(解説・都甲幸治)
  • 左京区七夕通東入ル
    4.0
    1~3巻671~902円 (税込)
    キュートな「京都の恋」を描く青春恋愛長編 「たっくんて呼んでいい?」京都での学生生活も4年目を迎えた七夕の夜、主人公の花は友人のアリサから合コンに誘われ、たっくんと出会う。三条木屋町の店にひとり遅れてあらわれた彼は、その場にはそぐわない一風変わった雰囲気の持ち主だった。文系の学生で数学嫌いの花にとって、理学部数学科のたっくんは謎に満ちていて、彼の暮らす学生寮の友人たちもかなりキテレツな理系男子ばかり。食べ物にうるさい巨漢アンドウくんの研究対象はミクロの遺伝子、おかっぱ頭のヤマネくんは工業化学科で専攻テーマは爆薬。ゆかいな仲間たちに囲まれ、花はこれまで経験しなかった不可思議でにぎやかなキャンパスライフに巻き込まれていくが、いまどき携帯電話も持たないたっくんとの距離はゆるやかにしか縮まらない。バイト先の古着屋の店長・陽子さんらの助言を受けつつ、やがて花は恋のライバルが「数学」であることを知る――。寮でのたこ焼きパーティー、鴨川デルタでの花火、自転車デート、学園祭、卒業旅行……学生の街・京都を舞台に、かけがえのない時間と仲間たち、ほっこりと育まれる等身大の恋を描く。甘酸っぱい記憶を呼びさますたまらなくキュートな青春恋愛小説。

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  • 左京区恋月橋渡ル
    3.7
    1~3巻671~902円 (税込)
    とびきりピュアでキュートな初恋純情小説! 毎朝六時半のラジオ体操ではじまり、「いただきます」の声を合図に、ほかほかの朝食が食堂のテーブルに並ぶ。京都の左京区の学生寮で四年間なじんだ生活は、山根が大学院生になった春からもつづいている。寮には、生物学科の安藤や電気電子工学科の寺田、たまに顔を出す数学科の龍彦も含め、趣味と研究を偏愛しすぎるゆかいな仲間ばかり。山根も例外ではない。工業化学科でエネルギーを研究しつつも、花火をはじめ何かが燃える様子を見ているだけで気持ちがたかぶり、「爆薬担当」とからかわれるほどだ。当然、異性のことなんて頭の片隅にもなかったのだが――。  糺の森を訪れたその日、突然の雷雨に浮かび上がる満開の山桜の向こうに、白いワンピースを着た女のひとがいた。ずぶ濡れになった山根は熱を出し、熱が下がってからもなにやら調子がおかしい。そして、龍彦のガールフレンドの花にたやすく言い当てられる。「山根くん、もしかして好きなひと、できた?」。花は言う、もう一度“姫”に会いたければ、下鴨神社に毎日参拝すべし――と。  葵祭や五山送り火、京都ならではの風物を背景に、不器用な理系男子のみずみずしい恋のときめきを愛おしく描いた長編、初恋純情小説の決定版!

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  • サギ師バスターズ
    3.5
    1巻599円 (税込)
    大ベストセラー『ぼくらの七日間戦争』の著者による、ユーモア連作小説がPHP文庫で登場! 名詐欺師として鳴らした喜多三平が刑期を終えてシャバに戻ってくると、世には弱い者いじめの素人犯罪が蔓延していた。義憤を覚えた三平は、老妻の鈴と息子の竜馬・頼子夫婦、孫の博文と「サギ師バスターズ」を結成。プロの判断と悪の手口を逆手にとる巧妙なテクニックで、善良な人々をねらう仁義なき輩に鉄槌を下していく。「リフォーム詐欺をやっつけろ!」「自殺サイトをやっつけろ!」「騙しの『チェーンメール』」など、メディアを騒がしている旬なテーマを取り上げた作品集。

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  • 桜色の風 茶屋「蒲公英」の料理帖
    3.6
    隠居したおばあちゃん、好きなことを仕事にします! 四十年勤めた武家奉公を終えたさゆは、甥夫婦が営む薬種問屋に身を寄せて隠居するも、これまでの充実した日々から一転、張り合いのない生活に嫌気がさしていた。幼馴染の小夏との再会をきっかけに、「自分のやりたいこと」は何かを考えた末、家族の反対を押し切って茶屋「蒲公英」を開店。五十五歳にして初めての商売、町家暮らしに戸惑いながらも、料理上手で聞き上手なさゆのもとには、悩みを持つ人が訪れるようになり――。長年の武家奉公で鍛えた料理の腕と生きる知恵で、江戸の人びとの心を癒やす人情時代小説。文庫オリジナル。 〈目次〉第一話 桜ほろほろ 第二話 蕗に筍、宵の風 第三話 花かつお、香る 第四話 ツツジの花が咲く前に 第五話 茜色の夕暮れ
  • 桜色の恋と嘘から始まったプロポーズ
    4.0
    貴理子は社長の祐一郎が苦手だ。理由は目が合うと決まって睨まれるから。きっと自分はどんくさいから嫌われているのだろうと考えている。ある日、忘れた書類を届けてほしいと言われて向かうと、そこは祐一郎の祖母が入院している病院だった。祖母は貴理子を見るなり「恋人?」と問いかける。驚く貴理子をよそに祐一郎は「そうだ」と同意する。それだけではなく面接時に一目惚れしたとも。どういうこと!? いつも怖い目で睨んでくるのに――祖母への嘘から始まった二人の交際の行方は?

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  • さくらが咲いたら逢いましょう
    4.0
    桜の名所・千里町に古くから語り継がれる言い伝え――それは、時を超えて大切な人との『縁』を結ぶ“トキノサクラ”の伝説。  季節は春。五歳の悠希は、満開の桜の下で歌う名前も知らない歌姫と出逢った。 「あなたの未来を、教えてあげるから」  桜が咲く間だけ姿を現す彼女は、悠希の悩みを未来を見通すように言い当ててしまう。  それから春が巡り、高校生になった悠希が入部した合唱部には、あの歌姫にそっくりな顔をした女の子がいて……。  永遠の桜に導かれた出逢いと別れの奇跡が交差するとき、きっとあなたは“涙”する。
  • 桜木杏、俳句はじめてみました
    3.9
    母親に連れられて初めて句会に参加した、大学生・桜木杏。俳句といっても、五・七・五で 季語を入れればいい、くらいしか知らなかった杏だが、挑戦してみると難しいけど面白い。 句会のメンバーも個性豊かな人ばかりで、とりわけ気になるのは爽やかなイケメン・昴さ ん。四季折々の句会で俳句の奥深さを知るとともに、杏は次第に恋心を募らせて……。
  • さくら、さくら おとなが恋して<新装版>
    3.0
    結婚しない人は恋をすればいい。水曜日の食事だけを男に与えられ、自分の恋に思いを馳せる女。冴えない男だったのに、いつの間にか心惹かれていることに気づく女。不倫と割り切る寂しさ、恋を恋する喜び。男と女の綾なす恋模様を、円熟味あふれる筆致で描く、大人のための12編の小説集。
  • さくら書店の藍子さん 小さな書店のささやかな革命
    値引きあり
    3.0
    高校生の康樹が偶然入った古びた本屋「佐倉書店」。店長の藍子さんは素直でお人よしで、書店の経営は赤字続き! 康樹はそんな彼女を助けるうちに、まったく恋愛対象外だった藍子さんが気になりだして……。
  • さくらの丘で
    3.5
    亡くなった祖母から一本の鍵と“さくらの丘”を遺すという遺言書を受け取った満ちる。そこには、ともに少女時代を過ごした祖母の友人二人の孫も持ち主となるとあった。なぜ祖母たちはその土地を所有していたのか、どうして孫三人に譲ることにしたのか。その疑問を解くために、満ちるたちは“さくらの丘”へ。そしてそこで待っていたものは――。次世代に語り継ぎたい感動の物語。
  • 桜の木が見守るキャフェ
    3.8
    1巻800円 (税込)
    満開の桜も素晴らしいけれど、散り際にも楽しみはある――。 『今宵も喫茶ドードーのキッチンで。』『伝言猫がカフェにいます』の 著者が贈る、かけがえのない人生の物語。 庭にヤマザクラの大きな古木がある〈キャフェ チェリー・ブラッサム〉。 祖母と母から受け継いできた洋館で、緋桜(ひお)は、 季節の和菓子と茶を提供している。 訪れるのは、犬を連れて散歩にくる老人、 長年連れ添う国際結婚の夫婦、 保育園からの帰り道に通りがかった親子、 自分が進むべき道に迷う少女……。 桜の木は、今日もゆったり、行きかう人々を眺めながら、 各々が抱える悩みや秘めた思いに耳を傾け、静かに寄り添う。 四季の移ろいと人々の交流を、優しくゆったりと描く再生の物語。 文庫書き下ろし。
  • 咲ク・ララ・ファミリア
    3.5
    62歳になる父から突然聞かされた再婚話。そ れを機に、バラバラだった四姉妹が集うこと に。母が若い男と駆け落ちした後、結婚して 早々に家を出た長女、代わりに家庭を支え続 けた次女、引きこもりの三女、お調子者の四 女。それぞれが、互いに言えぬ秘密を抱えて いた。そこに再婚相手が現れて……。家族っ てやっかい。でも、だから家族は愛おしい。
  • もっと美味しくビールが飲みたい! 酒と酒場の耳学問
    3.7
    1~2巻660円 (税込)
    さあ読んだら呑みに行こう! ぐわっと呑んだらまた読もう! ビールのプロがお伝えする「うっまー!」の教室――ビールの肴に、水がいいってホント? ビヤホールで一番美味しく飲める席は? プロ並みに注ぐ秘訣って? 無礼講の由来は? 地名にまでなったビール名とは? などなど、酒場で盛り上がること間違いナシの話がてんこ盛り。専門家が伝授する、ビールを1120%美味しく飲む方法&薀蓄。飲む前に読め、読んだら飲め!
  • 酒に溺れた人魚姫、海の仲間を食い散らかす
    値引きあり
    4.2
    1巻715円 (税込)
    グロテスクなのになぜか心地いい。 酒飲みYouTuberとして名を馳せる著者が稀有な発想力を見せつける! 初の短編小説集。 人間関係や恋愛関係。小さな困難が積み重なり、複雑に絡まり合い、いつの間にかがんじがらめになる……そんな難しさや不確かさ、孤独や絶望をなんとか乗り越えているすべての方に、心地よいほろ酔いを届けます。 既婚者との関係から抜け出せない女性を救い出すために、一本の口紅が取った驚きの方法とは? (「口紅の弾丸」) ミニマリストを極めすぎた男、全てを捨てて、最後に捨てたものとは? (「      」)。 地下アイドルとして奮闘する少女を守り支える、くまのぬいぐるみの不思議な力とは? (「くまのくぅーちゃん」) 嵐の夜偶然知ってしまった酒の味。酒を求めて人間になることを決意し、裏切りを重ねた人魚が見つけた未来とは? (酒に溺れた人魚姫、海の仲間を食い散らかす) 最後のどんでん返しに息を呑む! 「まさかこんな展開になるなんて!」と、新鮮な驚きに包まれる! 日々の痛みを和らげる「お酒」のような恍惚と同時に、酔いが醒めたときの筋肉痛や頭痛のような痛み、それでも現実に立ち向かう一人ひとりへのエールのような余韻が残ります。
  • 叫び声
    4.1
    新しい言葉の創造によって"時代"が鼓舞される作品、そういう作品を発表し続けて来た文学者・大江健三郎の20代後半の代表的長篇傑作『叫び声』。現代を生きる孤独な青春の"夢"と"挫折"を鋭く追求し、普遍の"青春の意味"と"青春の幻影"を描いた秀作。
  • 左近(上)
    4.0
    1~2巻730円 (税込)
    我、昇竜たらん――。大和国(やまとのくに)を治める筒井家で、その剛直さと胆力を認められた島左近清興(きよおき)は、若くして侍大将に取り立てられる。そんな中、梟雄(きょうゆう)・松永弾正久秀が大和に攻め入ってきた。次々に城を落とされ窮地に陥る筒井家にあって、左近は、松永勢を相手に獅子奮迅の働きをするが……。下剋上の時代に義を貫き、のちに「三成に過ぎたるもの」と謳(うた)われた乱世の申し子・島左近の生き様を渾身の筆致で描いた長編小説。著者急逝のため、絶筆となった力作長編だが、文芸評論家・縄田一男氏も「未完ではあるが、読み応え充分」と太鼓判を押す、大河ドラマ『天地人』原作者の最高到達点。
  • 佐々木探偵事務所には、猫又の斑さんがいる。
    値引きあり
    3.0
    吾輩は「猫又」である。名前はまだ無い……わけではない。拾ってくれた主人、探偵事務所の所長・佐々木鏡介からもらった大切な名がある。表の顔は飼い猫、裏の顔は物の怪を見張るエリート猫又「観怪(みけ)」。それが吾輩の正体なわけだが、こっそり人の姿に化け「旧鼠(きゅうそ)」ココノと共に主人が引き受けた依頼を解決したくなってしまうのだ……。何故かはさっぱりわからぬが。――これは、猫又「斑(まだら)さん」が探偵業を手伝い、不器用で優しすぎる主人を幸せにする、恩返しのための物語である。
  • 挿絵の女 単行本未収録作品集
    3.7
    1巻1,870円 (税込)
    記憶を失った挿絵画家が描く女は誰なのか、揺れる心理を描く「挿絵の女」、代表作『紀ノ川』のもととなった「死んだ家」、日本舞踊家の生き様「鬼の腕」等、珠玉の単行本未収録6編。
  • さしすせその女たち
    3.7
    1巻1,540円 (税込)
    夫に怒るすべての妻へ 妻を恐れるすべての夫へ 39歳の多香実は、5歳の娘と4歳の息子を育てながら、デジタルマーケティング会社の室長として慌ただしい毎日を過ごしていた。仕事と子育ての両立がこんなに大変だとは思っていなかった。ひとつ上の夫・秀介は「仕事が忙しい」と何もしてくれない。不満と怒りが募るなか、息子が夜中に突然けいれんを起こしてしまう。そのときの秀介の言動に多香実は驚愕し、思いも寄らない考えが浮かんでいく――。 書き下ろし短編「あいうえおかの夫」も収録 ※この電子書籍は、「日経DUAL」の連載記事(2017年6月23日~2018年2月23日掲載)をもとに、KADOKAWAより印刷物として刊行された『さしすせその女たち』(ISBN : 9784041058534)に基づき制作しました。
  • さすらい
    値引きあり
    4.5
    日本から姿を消した人気作家・三宅。彼が遠い北の異国で亡くなったという知らせを受けた娘の志穂は、遺骨を受け取るため旅立つ。最果ての地で志穂を待ち受けていたものとは。異色のサスペンス・ロマン。
  • さすらい猫ノアの伝説
    3.6
    ノアありがとう。そして、さよなら。ある日突然、やってきた黒猫。名前はノアというらしい。なにげない日々のなか、ノアが心に届けてくれる「宝物」。算数の授業中、一瞬の早技で教室に飛び込んできた黒い猫。首に巻かれた風呂敷の中には、「あなたのクラスはノアに選ばれました!」という手紙が。自由気ままなさすらい猫が、ちょっと困っている子どもたち、悩んでいる大人たちに思いださせてくれる大切なこととは。不思議な猫が巻き起こす小さな奇跡の物語。大人気作品、講談社文庫に登場!
  • サチコ
    3.2
    褒められもせず、苦にもされず――。 そういう人で55年生きてきたサチコ。 「食堂キング」でアルバイトを始めて、 その人生にささやかだけど鮮やかな変化が訪れた。 両親が残してくれた1DKのマンションで一人暮らし。内向きで、控えめで、読書さえしてれば幸せ。「褒められもせず、苦にもされず」が生きるモットー。そんなサチコが55歳で長年勤めた職場を早期退職し、自宅から徒歩3分の「食堂キング」でアルバイトを始めた。初めての接客が不安なサチコだったが、気のいい店主夫婦やユニークなお客さんたちに囲まれ、遅ればせながら人生の色々を学んでいく。けれど、店主の腰痛が長引いて、キング閉店の危機が……!? ときにじんわり、ときにほろ苦く、どこか滑稽で――。ささやかな人生の豊かさを味わえる長編小説。
  • さち子のお助けごはん
    3.7
    出張料理人さち子が、依頼者の悩みを料理で解決していく笑いあり涙ありの痛快ストーリー。 大御所の小説家を喜ばせた意外なレシピ、 依頼者の老いた母を元気にした魔法のスープ、 異国の来客に戸惑う両親とその息子を救った言葉……。 そんなさち子は老舗料亭「花菱」の一人娘だったが、 花板である父の死によって事態は最悪の展開に。 大好きだった父の味は滅んでしまうのか──。 食堂小説で大人気の著者が、料理、そして家族を愛する 全ての人に捧ぐ、渾身の連作短編小説。
  • 作家という病
    3.3
    どこかしら「過剰」だからこそ作家なのだ--。小説新潮の編集に約30年携わり、同誌の編集長もつとめた著者が、鬼籍に入った思い出深い著者たちの記憶をたどる。渡辺淳一、山村美紗、遠藤周作、水上勉、井上ひさし、城山三郎、久世光彦……総勢21名の作家たちのそれぞれの業(ごう)を秘話満載で描く。(講談社現代新書)
  • 作家の日記
    4.0
    作家としての精神を育んだフランス留学時代の内的記録――1950年6月、第1回カトリック留学生として渡仏し、1953年2月、病によって帰国するまでの2年7ヵ月の、刺すような孤独と苦悩に満ちた日々。異文化の中で、内奥の〈原初的なもの〉と対峙して、〈人間の罪〉の世界を凝視し続けた、遠藤周作の青春。作家としての原点を示唆し、その精神を育んだフランス留学時代の日記。
  • サッカーボーイズ 14歳 蝉時雨のグラウンド
    3.9
    2年生になり、キャプテン武井遼介を中心に新チームが動き始めた桜ヶ丘中学サッカー部。ゴールキーパー経験のあるオッサが野球部をやめて入部するも、シュートを怖がったり集中力が切れたりと、なぜか様子がおかしい。オッサの致命的ミスで、大切な試合にも負けてしまう。チームに生じる不協和音。遼介は、オッサが人に言えない悩みを抱えていることを知る……。14歳の少年たちが爽やかに駆けぬける、青春スポーツ小説、第3弾!
  • サッポロ無職グラフィティ
    値引きあり
    3.0
    真夏の札幌。就活中の万里裕輔は、昔のバイト仲間に誘われて、最近話題の「地下鉄車両に描かれたアート落書き」の清掃バイトに参加することになる。就職面接連敗中の万里と同じく、知り合いたちも相変わらずの無職揃いだった。 そんな万里たちは、清掃責任者からの報酬に目がくらみ、落書き犯を捜すことに。札幌市内を南北、東西に走る二つの地下鉄。それぞれの落書きを調べていくうちに、万里たちは思わぬ真相にたどり着く。 フリーター、就活中の大学生、不良たちから女子高生まで、若者たちが札幌の街を駆け抜ける! 『無職』×『青春』グラフィティ!
  • 殺人事件が起きたので謎解き配信してみました
    3.4
    『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉としてデビューした著者による、動画配信ミステリー! 人気ミーチューバー・ソウスケが、大食いチャレンジ動画の生配信中にカメラの前で突然死んだ。食べていたものは、すべて視聴者からの贈り物。果たして、これは事故なのか、殺人なのか。ソウスケの配信を見ていた友人で、「謎解き」ミーチューバー・カイは、恩義ある彼の死に報いるためにも、ソウスケの死の謎に迫ろうと決意。動画編集を担当するパートナーの千尋を説得し、自身の推理を披露する配信を開始する。一方、警視庁は、人気ミーチューバーの死を殺人と断定。捜査一課の田井中も捜査に加わるが、田井中もまた人気ミーチューバーという裏の顔を持っていて……。
  • こたつの人 自讃ユーモア短篇集1
    3.0
    1~2巻550円 (税込)
    芦田家は、一郎・百合子の夫婦と、娘の里子、一郎の妹光枝と祖母の春、5人暮らしである。春は皆から呆けていると疎んじられてはいるが、どっこいある秘密を握っているのだ――表題作「こたつの人」他、じわーっと滲む笑いと悲哀、著者自信の短篇集。
  • そこなし森の話 佐藤さとるファンタジー童話集1
    4.0
    「コロボックル物語」の著者・佐藤さとるのファンタジー短編集。日常の世界の向こうにある奥深い神秘の世界を、ちらりとのぞかせてくれる珠玉の短編。「龍宮の水がめ」「四角い虫の話」「不思議なおばあさん」「鬼の話」「掌編三話」「そこなし森の話」「夢二つ」「椿の木から」「きつね三吉」「不思議な不思議な長靴」「わすれんぼの話」「龍のたまご」など収録。
  • 里美と魔王のお茶漬けライフ
    4.4
    ごくごく普通のOL・山田里美は、今日もいつもと同じ、さして変わらない一日を過ごしていたのだが……。突然、里美の部屋に魔王だという謎の男が現れて、「美味なる食べ物を献上せよ」なんて言いだして!? いえ、今日もお茶漬けを食べますので、美食を求めるあなた様の口には合わないかと――って言ってるのに、満足するまでお茶漬けを献上せよって本気なの!? 平平凡凡なOLと魔王のほのぼのお茶漬けライフ。
  • 里見八犬伝(上)
    4.2
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 仁義礼智忠信孝悌と記された8つの不思議な玉をもつ若者たちが、房総半島安房の国、里見城を舞台にくりひろげる戦いと絆の物語。
  • 里山奇談 よみがえる土地の記憶
    3.6
    1~3巻682~836円 (税込)
    人の暮らす地と神の棲む山との境界にある里山。そこに息づく動植物の多様さ同様、ここにはさまざまな“奇しき話”が存在する。動物、植物、虫、土地にまつわる恐ろしくもなつかしい奇談集。『里山奇談』改題。
  • サトリの花嫁 ~旦那様と私の帝都謎解き診療録~
    値引きあり
    3.8
    「わたしが死ぬまでのわずかな間に、あなたに幸福というものを教えてあげる」 虐げられ、自分の価値を知らずに育った少女は旦那様と出会い、幸せを知る――。  幼い頃に火事で全てを失い、劣悪な環境で働く蒼。天性の観察眼と記憶力で苦境を生き抜く彼女の心の支えは、顔も知らない支援者“栞の君”だけ――しかしある日、ついに対面できた彼・城ヶ崎宗一は、原因不明の病魔に冒されていた。宗一専属の看護係として城ヶ崎家に嫁ぐことになった蒼は、一変した生活に戸惑いながらも、夫を支えるために医学の道を志すが――?  文明華やかな帝都・東京。「サトリの目」で様々な謎を解明しながら、愛されること、恋することを知る少女の物語。 【登場人物紹介】 ◆蒼(あおい) 手品団に拾われて育った天涯孤独の少女。たぐいまれなる観察力「サトリの目」を持つ。 ◆宗一(そういち) 蒼へ本を贈りつづけていた支援者“栞の君”。麗しい容姿の陰に、重い病と秘密を抱えている。
  • 佐渡の三人
    3.4
    【羽田圭介さん激賞!】物書きの「私」は、ひきこもりの弟、古道具屋の父とともに佐渡への旅に出る。目的は、祖父母の隣家に住む「おばちゃん」の骨を、郷里の墓に納骨すること。ところが、骨壷をユニクロの袋に入れて運ぶくらい儀礼に構わぬ一族のこと、旅は最初から迷走気味で……。ちょっとズレた家族をしみじみ描いた快作。
  • さのよいよい
    3.6
    1巻1,980円 (税込)
    ロケットマンがロス五輪の会場に降り立ち、「未来」が「現実」となった一九八四年の夏、世田谷では僧侶が伴侶を日本刀で斬りつけ、火が放たれ、盆踊りの終わった夜空を真っ赤に染めていた。三十二年前の放火殺人事件を探るうち、わたしは家族の秘めごとやおのれの不甲斐なさを思い知らされる。シリアスで、ちょっと熱めの長篇小説。
  • 佐野洋子対談集 人生のきほん
    4.0
    「生きることは、死ぬまでのひまつぶし」 『100万回生きたねこ』の佐野洋子 最後の肉声 『100万回生きたねこ』を通してめぐりあった佐野洋子とサイバラ&リリー。 抱腹絶倒トークの向こうに、「生」への真摯な思いが炸裂!
  • サバカン SABAKAN
    3.9
    1巻1,300円 (税込)
    僕には【サバの味噌煮の缶詰】を見ると思い出す友だちがいる。小学校の運動場。放課後にサッカーボールを追いかけることだけが人生の全部だった、あの頃。そこにはタケちゃんがいた。小学校最後の夏休み、僕はタケちゃんと一緒に冒険の旅に出た――。 懐かしくて、じんと来る、笑いと涙の映画『サバカン SABAKAN』(2022年8月19日全国公開、出演は番家一路、原田琥之佑、 尾野真千子、竹原ピストル、貫地谷しほり、草なぎ剛)。本書は金沢知樹監督が書き下ろした原作小説です。 「サバカン SABAKAN」「ガンダムの恋」「弟と少年ジャンプとプラネットマン」の三篇を収録。
  • 捌き屋 伸るか反るか
    4.0
    東和地所の専務から企業交渉人・鶴谷康に持 ち込まれた相談は、関西の大京電鉄が社運を 賭ける夢 ゆめしま 洲開発事業を巡るトラブル処理。万 博会場に決まり、カジノ誘致も噂される夢洲 は、鶴谷の盟友、極道の白岩光義に言わせれ ば「税金の墓場が大阪の金庫に化けよる」宝の 山。仕事を請けた鶴谷もいつしか血で血を洗 う利権争いの渦中に巻き込まれていた……。
  • 砂漠の青がとける夜
    3.7
    【第27回小説すばる新人賞受賞作】東京で雑誌編集をしていた瀬野美月は、姉が亡き父親から譲り受けたカフェを手伝うため、京都に移り住んだ。淡々と日々を過ごす彼女の心をよぎるのは、東京での仕事と不倫相手の記憶だった。飲食店の紹介記事で使う言葉への違和感、別れを告げた不倫相手から送り続けられるメール……。自らの気持ちと、それを表現する言葉とのギャップが、美月の心にわだかまりとして残っていた。そんな美月の前に、どこか現実感がなく不安定さを帯びた男子中学生が現れる。平日の夕方にコーヒーを注文する彼は、大人びた物静かな少年だったが、あどけない面も持っていた。二人が親しくなっていったある日、彼は他人とは異なる世界が見えることを美月に打ち明ける。彼の話を聞くうちに、美月は自分の現実感が揺らぐ感覚を抱き、彼自身の存在さえ確かではないという思いを持つようになる。そして、彼だけが知覚する言葉を、ノートに書き留めるようになった美月に訪れた瞬間とは――。繊細な文章表現とみずみずしい感性が光る受賞作。
  • 砂漠のボーイズライフ
    値引きあり
    4.0
    男子校、だ。 頭髪の自由はなく(例外あり)、携帯電話は悪の枢軸で、もちろん華やかな青春なんて皆無。三年間、僕らが進み続けるのは砂の海。そう、『砂漠』というわけだ。 そんな男子校に、訳あって集ったのは、全く意味のないイケメンフェイスを持つ長髪野郎、モンゴルから柔道のために砂漠に来た留学生、高校生の代名詞である丸坊主の元・野球少年、そして、そんな悪友たちと虚しい青春を謳歌する僕だ。 四人が歩くその先には、無限の砂漠と蜃気楼の美女しかいない。 今日も僕らの雨乞い(ボーイズライフ)が始まる。
  • サバティカル
    4.1
    1巻836円 (税込)
    ふいに手に入れた5カ月の休暇、サバティカル。日常から外れた場所で導かれるようにひとと出会い、僕は人生の宿題〈ひとを好きにならないこと〉に向き合い始める。ひとの結びつきのかたちを新たに問う、挑戦作。《解説・吉田恵理香》
  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙
    4.0
    1~11巻750~850円 (税込)
    長屋で一番えらいのは猫!? だとすると、長屋で起こる奇怪な事件を解決するのは、いったい……。江戸の根津宮永町にある「鯖猫長屋」は、鯖縞模様の三毛猫が一番いばっている長屋なので、そう呼ばれている。サバという名の、長屋を“仕切る”不思議な美猫(いろおとこ)は、炊きたての白飯しか食べない超わがままもの。そんな長屋に、わけありの美女や怪しげな浪人者が越してくる。次々に起こる不可解な事件に、途方に暮れる長屋の面々。そこに「成田屋」の異名をとるイケメン同心も登場。サバの飼い主である猫専門の売れない画描き・拾楽が、事件を解決しようとするのだが――。解説の時代劇評論家・ペリー荻野氏も、続編とドラマ化を切望! 心がほっこりあたたまる、大江戸謎解き人情ばなし。丹地陽子さんがカバーに描いたサバの凛々しい姿に、一目ぼれすること間違いなしの、猫小説です!
  • 寂しさから290円儲ける方法
    値引きあり
    3.7
    1巻792円 (税込)
    「なにかお困りの方、メールをください――」 悩みを抱える人のもとに出かけていって、おたすけ料理をこしらえて解決へと導く謎の男“麦わらさん”。相談料はたったの290円。男の目的は? 金額にはどんな意味があるのか? 優しくて可笑しくて、少し哲学が入った11篇の連作短編小説。

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