喜多嶋隆の作品一覧
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ユーザーレビュー
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【あらすじ】
海果の店の近くに、大手チェーンが経営するパスタ専門店がオープン。
台風で家の壁が損傷を受け、その修繕費も用意しなければならないのに、売り上げに影響が出始める。
一方で、野球選手として復帰するためのトレーニングを開始した一郎も、自分の進むべき道に迷いがあるようで。
葉山を舞台に描
...続きを読むかれる湘南キッチンシリーズ第三弾。
【感想】
今回は、STORY STORY YOKOHAMAさんから、特典付きのサイン本をお取り寄せ。
この湘南キッチンシリーズはお気に入りで、本棚に並べておきたいので、サイン本で欲しかったのです。
直接サインをいただいたこともあるのですけれどね(^^;;
もともと喜多嶋さんの作品はメッセージ性の強いものが多いのですが、このシリーズは、かなり直球のストレート。
何を恥ずかしいと思うか、何を誇りに思うか。それは人それぞれだとは思います。
けど、私は喜多嶋さんが描く登場人物たちのように、自分に恥ずかしくないよう、背筋を伸ばして、自分の足で一歩一歩地面を踏み締めて、生きていきたい。
このシリーズでは、1冊目から、貧困差や企業や政治家の不正問題を取り上げていて、今、何を考えるべきか、何を恥じるべきかということについて、考えさせられます。
私は10代の頃に、喜多嶋さんの小説から「人生の流儀」という言葉を教わりました。
人生は長く曲がりくねった道だけど、その道を歩く、自分の生きる流儀を決めるのは自分自身。
哲学とか、政治とか、そんな難しい分野でなくても、身近なところから、考えることは出来ます。
本作もそんなことを教えてくれる1冊になっていると思います。
Posted by ブクログ
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今Melody Fairを聴きながら感想を書いています。
目を閉じると海果と愛の笑い声が聞こえてくるような気がします。
この小説は1本のCommercial FilmのようでありLong Movieのようでもあります。
カメラワークを多彩に切り替え、読者を小説の中へ引きこむマジックを使う、著者、喜
...続きを読む多嶋ディレクターが生み出す多彩な映像やセリフ、そしてコピーライティング。
それらが重なりあった素朴な料理の様でもあり、不思議なカクテルのようでもある小説です。
飽食の時代に、読者自身が自分を振り返り、警鐘に気づくような作品になっています。
※気づけない人もいますけど・・個人差ですから・・
私は本書を読み進めるにあたって、5回泣きました。
何処で泣いたか?、この本を手に取った皆さんと同じか否かはわかりませんが、何気ない平凡さ、その平凡を手に入れる事ですら必死に生きて、やっと手入れる幸、そんな、幸せを感じられるような作品に仕上がっています。
ただ、読者の心を少しだけえぐり取る結果になるかもしれません。
私はこれで、泣いてしまったのですけどね。
さて、潮風シリーズの根底にあるのは、貧困と富裕のギャップ。
日本でもそれは必ず存在しているという事。
富裕層はそれを理解する事。
貧困層と書くのははばかられますが、貧困層は前を向いて生きている限り、困った時には必ず助けてくれる人がいるということ。
助けてもらう事は恥ではなく、前を向いて一生懸命に生きている限り、それは美しく、そして必ず幸せになれるという事。
だから、何事もあきらめてほしくないというメッセージも込められています。
全シリーズに、「一生懸命前を向いて生きる」そんな思いが込められていています。
それを登場人物の生き様に置き換えて、ストーリーを組み立て、読者を感動の涙に誘う小説です。
今回の「潮風テーブル」もまんまと著者:喜多嶋隆にしてやられた感が否めません。
それは、のめり込めばのめり込むほど、いつしか登場人物が乗り移ったかのように、小説の中で起きる出来事を疑似体験している感覚に襲われます。
だからこぞ、プっと笑ったり、涙がこぼれたりするのですよね。
先にも書きましたけど、
私も物語りを読み進めるうちに5回は泣いてしまいました。
なので絶対に電車や会社で読まないほうが良いです。
ご自宅でリラックスしながら、喜多嶋ワールドを堪能してください。
そして、登場人物と一緒に、物語りを楽しんでほしいと思います。
この感想を読む皆様に、もっともっと物語りを楽しんでほしいので、ネタバレは、もう少し経ってから公開する事にします。
余談ですが、
私の仲間達で以前、国際NGOチャイルドスポンサーシップや足長育英会に寄付をしていた事もありました。
今回の慎のCMや、ドキュメンタリーが本当に実現すればよいと個人的には思いました。
あ・・これはネタばれですね。(笑)
Posted by ブクログ
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【あらすじ】
哲也がギターを担当する山崎唯のメジャー・デ
ビューが近づいていた。そんな彼女のニューヨ
ークでの演奏仲間で男友達のジムが日本にやっ
てくる。
ジムは七十代のバーボン・メーカーの経営者で、ある想いを胸に秘め、日本での広告キャンペーンを計画していた。
その企画の流れの中、哲也は「伝説
...続きを読む的CFディレクター」と呼ばれる男と出会う———。
【感想】
沁みました。沁み入りました。
喜多嶋節炸裂です。
これはネタバレになるのかな?でも、帯にもあらすじにもしっかりと書かれていましたので、OKだと思います。
CFギャングシリーズのレギュラー陣が総登場しめす。
我らが爽太郎さんと哲也君のタッグです。
爽太郎が登場するということは、ダイレクトに
喜多嶋節炸裂ということになるわけです。
爽太郎が甲板にチョークで描いたCMコンテ。そこに込められたメッセージを読んだ瞬間、上を見上げていました。
そうしないと、涙が本に溢れてしまいそうだったから。
今回のこの作品は、生き辛さを抱えている人や、器用に生きられない人たちへの、強く優しいメッセージ。
そこには、説教臭さも、押し付けがましさもなくて、ただただ、優しく包み込んでくれる、そんなメッセージ。
紙の本で購入したのに、いつでも持ち歩けるようにと、さらに電子書籍でも購入してしまいました。
喜多嶋さんの作品にはいつも何かしらいただいているのですが、その中でも"人生の流儀"を教えてくれた『涙のブラディ・マリー』がずっと私のバイブルでしたが、本作はそれに次ぐ、新たなバイブルになりそうです。
Posted by ブクログ
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自分の生きがいを見つけられるか…見つけた生きがいを誇りに思えるか…
そんなことを考えつつ、美味しそうな居酒屋料理に居酒屋大好きな私としては飲みに行きたくてウズウズの一冊でした
Posted by ブクログ
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明るく生き抜く力を与えてくれる。
それが喜多嶋隆さんの小説です。
それは、そこに描かれている登場人物が
皆それぞれ一本芯の通った生き方を
しているから。
もちろん、胃が痛くなるくらい悩み
死にたくなるくらい追い込まれ
涙も枯れはてていても、
自力で、仲間たちの助けで
それは1本芯の通った生き方に変
...続きを読むわっていく。
たかが、小説の一物語なのかもしれないが、
これはごくごく身近に存在する、
さまざまな問題解決ストーリーでもある。
読者がどこまで深読みできるかわからない。
私があらぬヒントを与えてもいけないが、
ふたつだけ記載するとすれば、
どんなにピンチでも、仲間は必ず助けてくれる。
逆に助けるのが仲間ともいえる。
逆に言えば、人づくり、
仲間づくりが大事であるという事。
もう一つは、仲間づくりのためには、
まっすぐで、正直で、芯を持っているという事。
小説の中では神様は見ている
的な話が出てきますけど。
総じていえば私のコンセプトでもある。
「与えるものは与えられる」
「5give 1take」
その精神が流れている小説だろう。
ストーリーを伝えることは簡単であるが
あえて、ストーリーは伝えない。
それは読者に感じてほしいからです。
Posted by ブクログ
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