喜多嶋隆のレビュー一覧

  • 潮風テーブル
    【あらすじ】
     海果の店の近くに、大手チェーンが経営するパスタ専門店がオープン。
     台風で家の壁が損傷を受け、その修繕費も用意しなければならないのに、売り上げに影響が出始める。
     一方で、野球選手として復帰するためのトレーニングを開始した一郎も、自分の進むべき道に迷いがあるようで。
     葉山を舞台に描...続きを読む
  • 潮風テーブル
    今Melody Fairを聴きながら感想を書いています。
    目を閉じると海果と愛の笑い声が聞こえてくるような気がします。

    この小説は1本のCommercial FilmのようでありLong Movieのようでもあります。
    カメラワークを多彩に切り替え、読者を小説の中へ引きこむマジックを使う、著者、喜...続きを読む
  • Dm~しおさい楽器店ストーリー~
    【あらすじ】
     哲也がギターを担当する山崎唯のメジャー・デ
    ビューが近づいていた。そんな彼女のニューヨ
    ークでの演奏仲間で男友達のジムが日本にやっ
    てくる。
     ジムは七十代のバーボン・メーカーの経営者で、ある想いを胸に秘め、日本での広告キャンペーンを計画していた。
     その企画の流れの中、哲也は「伝説...続きを読む
  • ペギーの居酒屋
    自分の生きがいを見つけられるか…見つけた生きがいを誇りに思えるか…
    そんなことを考えつつ、美味しそうな居酒屋料理に居酒屋大好きな私としては飲みに行きたくてウズウズの一冊でした
  • 潮風メニュー
    明るく生き抜く力を与えてくれる。
    それが喜多嶋隆さんの小説です。

    それは、そこに描かれている登場人物が
    皆それぞれ一本芯の通った生き方を
    しているから。
    もちろん、胃が痛くなるくらい悩み
    死にたくなるくらい追い込まれ
    涙も枯れはてていても、
    自力で、仲間たちの助けで
    それは1本芯の通った生き方に変...続きを読む
  • あの虹に、ティー・ショット
    ゴルフ漫画の小説版といった感じだが、やはり、ゴルフ好きだとツボにはまる。幼少時から、特殊な家庭環境で、ゴルフクラブで遊んでいたというのがよくあるパターンで、この本も御多分に漏れずそう。年取ってからゴルフ始めた自分には、なんともうらやましい設定だが妙に納得してしまう。
  • 潮風キッチン
    何もかも失われた状況から少しずつ、同じように捨てられたり、いらないものとされている人たちが寄り添い、同じく捨てられたり、いらないものとされた魚や野菜が集まり、前を向いて歩いていく。とても心地よい物語でした。さて、海果と結ばれたのは誰でしょう?
  • C~しおさい楽器店ストーリー~
    小説感想は久ぶりですね。
    尚この本の印税の一部はウクライナの子供たちを支援するために寄付される事を、まず最初に書いておきます。さて発売したばかりですから、
    内容を事細かに描くのもはばかられます。
    そこで率直な感想のみ、本日は記載しておきましょう。

    率直に・・・・
    ・読みやすい
    ・ストリー展開が早い...続きを読む
  • 潮風キッチン
    今回もさわやかで、心に何かひかかる作品でした。
    まず気になるのは、喜多嶋隆さんは、どんなプロットを描いて
    この小説を書いたんだろうという事です。
    人間模様、その人の背景、心のありよう等、読み手に伝わるものが感じられました。

    ========
    あとがきにも、喜多嶋隆さんは色々書いています。
    私はもう...続きを読む
  • 潮風キッチン
     湘南・葉山で暮らす海果は18歳。
     高校を卒業したばかりのある日、母が突然家を出てしまい、海果に残されたのは母の残した300万円余りの借金と、売却も難しい立地に建てられた古い家の。
     信用金庫の貸付を担当する葛城から、母が経営していた居酒屋を再開させtみてはどうかと持ちかけられた海果は漁師だった祖...続きを読む
  • 7月7日の奇跡
    喜多嶋隆さんの小説は
    必ず心に芯がある人物像を描いている

    青春 恋愛 光と影
    読者により捉え方は違う

    ぜひ手に取って読んで欲しいので
    ネタバレ的な事はあえて避けるが

    毎回喜多嶋作品で驚かされるのは
    主人公以外の登場人物の人間模様が深い点
    この辺が読者の心を次第に物語の中へと
    引き込んでいく

    ...続きを読む
  • 友よ、もう会うこともないだろう
    ビリヤードとアメリカを題材としたアクション小説。
    1時間程度で読める厚さにしては詰まった物語は濃厚。

    『(前略)若い男ってのは本来、自分勝手でもいいんじゃないのかってこと。世間がなんと言おうとさ。』(文庫版あとがきより)
    見知らぬ土地で、見知らぬ人と関わることの大切さを説いてくれる一冊。
    なにより...続きを読む
  • A7~しおさい楽器店ストーリー~
    【あらすじ】
    亡き父が経営していた楽器店を引き継いだ哲也は21歳。
    15歳の従姉妹の涼夏を引き取って、一緒に暮らしている。
    ある日。真面目なサラリーマンといった雰囲気の中年男性が手放したいと1本のギターを持ち込んできた。そのギターにはかなりのカスタマイズが施されており、哲也は何か事情があるのでは、と...続きを読む
  • ココナツ・ガールは渡さない
    【あらすじ】
    南洋の島々におけるフランスの支援活動PRの仕事を依頼された爽太郎だが、なかなかいいアイディアが浮かばずにいた。
    そんなある日。あるカメラマンの回顧展に赴くことになり、そこで出会った少女のような女性のボディガードをすることになるが……。

    【感想】
    流葉爽太郎、35歳なんですね。
    このシ...続きを読む
  • みんな孤独だけど
    〈前向きな孤独〉をテーマにした短編恋愛小説。
    どれも素晴らしい。もっと読みたい。

    タイトルが素敵
    オススメしたい一冊
  • ハイヒールで追いつめろ
    思い出の作品。
    かっこいい女性。強い女性。お金の使い方を知っている、元気のないとき、自分のあやし方を知っている女性。

    こんな人になりたいと、強く願った。
    この作品に手を出し、あまつさえはまった幼い自分が今は微笑ましい。
    社会に出、彼女と同世代であることが不思議。
    もう一度読み返したら、何を思うだろ...続きを読む
  • 地図を捨てた彼女たち
    私が一番気に入ったのは、最後にあるマギーの話。
    どんな環境に置かれても、進む事を諦めなければ、きっと人生はよい方向へ向く。進み具合がじわりじわりでも・・・

    そんなストーリーに感動しました。
  • ラブソングが歌えない
    ラストの、あれだけ寒い中、彼が彼女を探しまわる姿は『今、こんなに必死で好きな子を探す男性いるかな?』と、首を傾げましたが(笑)
    (だって、凍え死ぬ位、寒い中でですから)
    二人が再開出来た時、なんだかめくるページの指先が震えました。

    こんなに感動する再会ならば、恋愛も悪くないですね。
  • みんな孤独だけど
    生きてる上で、必ずついてまわる「孤独」。
    そんな少し重いテーマを著者らしい軽快なタッチで、重苦しくなく、けれど心に残る言葉で綴られています。
    どの主人公も時には勢いよく、そして時には悲しみを抱きながら、最後は明るく乗り越えて行く様子が、読んでいて励みになる一冊です。
  • ビーチ・サンダルで告白した
    短編集‥
    夏と海と女子(^^)人(^^)
     
    喜多嶋さんのテイストいっぱいの一冊!
    素敵でなおかつ素晴らしいです♪
     
    ◇◆◇◆◇◆◇
     
    春には夏を恋しく思い‥
    秋には過ぎた夏を淋しく思う‥
     
    んで冬には夏を恋しく思う!
     
    夏とか海って‥
    なんだか特別感有りませんか?
     
    夏の時期には夏を満喫...続きを読む