喜多嶋隆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
CFギャングシリーズの最新作
喜多嶋隆作品にハズレはないのだけれど、このCFディレクター流葉爽太郎を主人公としたCFギャングシリーズは、とくにオススメできます。
基本的には毎回アクションとロマンスがカクテルされたシリーズなのですが、CFのプレゼン場面なども、こういうCMの商品だったら欲しくなる、そんな気になります。
CFギャングシリーズは明るいシリーズですが、ハードボイルドの王道を行くシリーズだと思います。
オススメ度 ☆☆☆☆☆ 5つです。
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喜多嶋 隆『君の夢を見るかもしれない 』(光文社文庫)
[内容](「BOOK」データベースより)
CFディレクター -
Posted by ブクログ
気が遠くなるほど蒸し暑いこの時期に、清涼感を求めて選んだ一冊。
本作品は、葉山の一色海岸近くにひっそりとたたずむホテルを舞台に、若き女性オーナー・美咲と使用人・マイが、ホテルを訪れる3組の“ワケあり”な宿泊客たちの秘密や傷を、やさしく紐解いていく連続短編小説である。物語に共通しているのは、いずれの登場人物も「一度立ち止まる」ことの大切さに気づいていくということだ。都会の喧騒やプレッシャーの中では見失ってしまう自分自身の声が、このホテルの中でだけは聞こえてくる。作者の筆致は繊細で、感情を過剰に煽ることはない。それゆえに、登場人物たちの小さな変化や気づきが、読者の心に静かに響く。海辺のホテルで -
Posted by ブクログ
【あらすじ】
哲也が営む楽器店にカスタネットを買いにやって来た少女ナツキ。
やがて、ナツキが漁師の娘であり、カスタネットを使う目的を知ること。
哲也は従妹の涼夏や友人たちと共に、彼女に協力することになるが......。
【感想】
根底にあるテーマは常に「LONG WINDING ROAD」です。
人生は長く曲がりくねった道で、決してまっすぐは進めないし、ときには寄り道も必要。
葉山という町を舞台に、少女と青年になりきれない元少年たちが繰り広げる青春小説ですね。
こういう大人にはならないでほしい、という大人の描き方が昔と比べてソフトになっていて、パンチが弱くなっているところが少し淋