喜多嶋隆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
葉山で年老いた祖母と2人暮らしている早川薊(あざみ)。高校を卒業後、貝の密猟で小銭を稼ぎながら日々を過ごしていたが、漁港の監視船の見周りも厳しくなっていく。そんな中、立ち寄ったバー「サンセット」で密猟した魚介類を買い取ってもらいつつアルバイトをすることになるが、時々顔を見せる2人の客と、マスターの浩一の間が気になり始める。
1990年頃の、あの頃の雰囲気をAORのアーティストの名前などから匂わせつつ、流行りから目を背けた(それがまた流行りっぽい)雰囲気で読ませる、青春小説になるのかな?
清水義範などからも感じる流れていくような文章に、時には主語もすっ飛ばすような軽いハイスピード感で、薄い本 -
Posted by ブクログ
ネタバレ祖父を失った女子高生マナの成長を中心に、同級生たちや元ボクサーの漁師、フィットネスクラブのスタッフなどの周りの人間との交流・成長・変化も描いた作品。
良かった点
・どの主要キャラクターにも一定の結末が与えられていて、作品としてよくまとまっている点。風呂敷を畳めている。
・とても文体が読みやすく、気軽に読めた。
気になった点
・登場人物の描写が説明的で淡白。物語に必要な情報以上のものが与えられておらず、想像膨らませながら読む、という感じの作品ではなかった。これは好みの問題だとは思うが、読者に想像を任せる部分を多くしても良かったのではないかと思う。
手軽に読むには良い。ただ、作品から作品以上