喜多嶋隆のレビュー一覧

  • On The Beach

    Posted by ブクログ

    ・爽やかさ、懐かしさ、温かさを感じさせる夏の恋愛小説短編集
    ・テンポのいい文体で、頭にスッと入ってくる
    ・幼少時の淡い恋心に始まり、学生の恋、大人の恋まで幅広いストーリー

    0
    2013年05月28日
  • きみがハイヒールをぬいだ日

    Posted by ブクログ

    初夏の心地よい風のような青春小説。日々、満員電車に揺られ、ストレスを抱えながら生きていく私たちに、喜多嶋作品はいつも一服の清涼剤を与えてくれる。
    「負けることもある」とか、「らくちんに生きよう」とか、作中に出てくる広告コピーも、簡単な言葉なのに心を癒やしてくれる。

    0
    2013年04月16日
  • 地図を捨てた彼女たち

    Posted by ブクログ

    最後の、映画コラムの話が一番好きかもしれない。
    自分の状況を人や社会のせいにしないで、正直に向かい合うことの大切さというか、真摯さ、ということ。
    だからこそこの主人公はチャンスをつかめたし、そのことを素直に喜べたのだろうな。

    自分の選択に責任を持つことが、いかに難しいことか!

    0
    2013年02月03日
  • On The Beach

    Posted by ブクログ

    もし、僕と彼女のことを小説に書くとしたら、ラストはどう書くだろうと、ふと考えはじめた。しばらく考える。たとえば……。
    〈これはこれで、ひとつのハッピー・エンドといえるだろう。〉と結ぶ。続けて、〈僕と彼女が「ペニー・レイン」を歌ったあの日は、いまも色褪せることなく、僕の中で輝き続けていた。〉と、しめくくるかもしれない。

    「あの日、『ペニー・レイン』を歌ったね」より

    0
    2013年01月26日
  • ブラディ・マリーは甘くない

    Posted by ブクログ

    今回は恋愛色の強い内容でした。
    これからのマリーとタケシに期待!!

    相変わらずこの本を読むとお酒が飲みたくなります。
    後、お魚料理!!
    私もいつかハワイへ行ってみたいなぁー

    0
    2012年12月14日
  • 朝までブラディ・マリー

    Posted by ブクログ

    シリーズ四作目です。

    今まで読んだブラディシリーズの中で一番好きかも。
    ハワイの風景とウクレレの音が聞こえてきそうです。
    自ら別れを決断する女性。
    何だかとっても素敵です。

    0
    2012年12月10日
  • ロンリー・ランナー

    Posted by ブクログ

    バブルの残り香・・
    ・・そう・・
     

    バブルの残り香】としか言えません。
     

    『・・んな事無いだろ!』て事ばかりですが・・
    シリーズ前作同じ流れ・・
    ◇良く言えば・・テイスト・味
    ◇悪く言えば・・マンネリ
     
    CFギャング流葉爽太郎・・
    職業】カメラマン(フィルムデイレクター)
    出自】実家は名料理店
    趣味】旨いもの食べ旨い酒飲み・・極上の女と寝る
    仕事】好きな時に好きな仕事を・・
    ↑て・・
    一体いつの時代のどこの国の話だ(+曲+)シ
     


    でも・・・
    この一冊読んどけば・・
    &読んどかないと・・
    他のシリーズ作品のおもろさ半減!
     
    まぁまぁおすすめです(V)o¥o(V)

    てか・・

    0
    2012年12月07日
  • キャット・シッターの君に。

    Posted by ブクログ

    やはり、芹と真理が仲直りするシーンに、この本が伝えたい「どんな傷だって、時がたてばただの古傷」の意味を感じます。
    そして、
    古傷にするため
    自分で時間を止めちゃいけない…「どこかで思いきって、また時間を動かしはじめないと、心の傷が、いつまでたっても、ただの古傷になってくれない…」
    いい言葉です。

    0
    2012年12月01日
  • 君はジャスミン

    Posted by ブクログ

    誰かが言った‥
    喜多嶋隆は筋金入りのロ○リコンだ!と‥。
     

    あぁ!そぅだよ!確かに彼はロリコ○ンだろう!
    でも‥
    彼は【初恋の想い出に生きる‥元少年】で有り‥
    いわゆるゴリゴリの本物の方とは違うぞ(`曲´#)
     
    U22好き‥
    貧乳好き‥
    良いぢゃないか!
    小説はおもろいし素敵なんだ!
    そこは必要経費のスパイスだと思おう(*'-^)-☆
     


    ■□■□■□■□
     
    男性が逃れられない女性像が三人居る。
     
    ◇初体験の女性‥
    ◇母親‥
    そして‥
    ◇初恋の女性だ(*^_^*)
     

    喜多嶋さんの作品に出る女性達は‥皆‥
    ストイックでピュアで‥イノセンスで‥
    たまらなくチャーミング・

    0
    2012年09月30日
  • 地図を捨てた彼女たち

    Posted by ブクログ

    常に前を向いて、そして自分の可能性を信じて人生を進んでいく4人のヒロインたち。
    喜多嶋作品は、ちょっと疲れた時に読むと、ビタミン剤のように心を癒やしてくれる。さあ、明日もがんばろう!

    0
    2012年07月18日
  • 地図を捨てた彼女たち

    Posted by ブクログ

    久々に喜多嶋さんの作品で泣きました。
    ここのところ、私的に不発続きだったので、そろそろ卒業かなぁなって思っていたところだったので、これは嬉しい誤算。
    喜多嶋さんの「人生は長く曲がりくねった道」という考え方が好きでした。
    でも、ここ最近は自分の進むべき道の決まっている揺るがないヒロインが多くて、そこがちょっと違うなぁと思っていたのかも。
    今回の4つのお話に登場するヒロインたちは、道の途中で迷ったり、立ち止まったりしている女性ばかり。
    でも、それぞれが自分を大切にしていて、そこがやっぱり喜多嶋節だなぁと。
    やっぱり、喜多嶋さんはこうでなくちゃ!って思える短編集でした。

    0
    2012年04月10日
  • きみがハイヒールをぬいだ日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    やっぱり彼はいい。
    表紙には惹かれないけど、文章がいい。
    あとがきまでいい。
    私もまだまだ青春できるんだと嬉しくなる。
    ---
    数々の賞を射止めた若き女性広告ディレクター・中川凛。ある事情から広告業界に嫌気がさし、東京を脱出。葉山でヨット暮らしを送っていた。クルージングと読書、そして海に抱かれて眠る日々……。そこに新たな仕事の依頼が飛び込む。気乗りしない彼女だったが、ある少女との出会いが、心の奥に眠る想いに火をつけた--。海風のように爽やかな、大人のための青春小説。

    0
    2015年06月03日
  • きみがハイヒールをぬいだ日

    Posted by ブクログ

    いつものように湘南に吹く風のようにサラリとした爽やかな読後感をもたらしてくれる。久々に著者が過去に身を置いていた広告業界が舞台だが、多分他の作家が書く広告業界を舞台にした作品とは一風変わったら内容になってるのではないかと思った

    0
    2011年12月05日
  • きみがハイヒールをぬいだ日

    Posted by ブクログ

    「軽やかに」「らくちんに」読める本だった。電車の中で最適。あっさり終わるけど、登場人物は魅力的で、考えさせられる発言も多かった。

    0
    2011年11月15日
  • キャット・シッターの君に。

    Posted by ブクログ

    この話は、猫がいなければそうたいした話じゃない。主人公が抱える過去の傷も、キャットシッターのお客さんたちが抱える事情も、どこにでもあるとは言わないけど特別なものじゃない。でも、そこに猫が介在するというだけで、どうしてこんなにもしっとりとした話になるんだろう。それでいて、猫はそうメインとして扱われているわけでもない。なんていうか、猫を含んだ風景、状況の書き方が抜群にうまいんだと思う。
    猫を好きな人も、特別すきじゃない人も、読んでみて欲しい一遍です。
    新井素子が解説に書いている「猫を愛するように、人を愛することができたら」、これはなんていうかしみる一言でした。

    0
    2011年02月09日
  • 8月のカモメたち

    Posted by ブクログ

    夏の海辺で進む物語。実際に海辺で育った人が読んでも、描写にリアルさがあるのでは?どっぷりとした恋愛話でもない、青春物語というのも少し違う気がする。さっぱりとした主人公たちは気負いせず入れる。ただ最後はやはり少し悲しい。

    0
    2010年07月14日
  • ブラディ・マリーを、もう1杯

    Posted by ブクログ

    昔懐かしい片岡義男を彷彿とさせる、シチュエーション、ストーリー、主人公。主人公は魅力的でカッコイイ女性。浜辺の夕暮れ、ロング系のカクテルかビールを片手に読んだりすると・・・Good?!  ストーリーは軽いです。

    0
    2010年05月11日
  • さよなら、湘南ガール

    Posted by ブクログ

    最近ハワイなど、湘南以外を舞台にした作品が多かったが、今作は1冊まるごと、爽やかな湘南の風景が描かれ、この作者の作品で湘南に惹かれ、何度も訪れるようになった私には至福の1冊。

    今までは自分を持った女性が主人公になる事が多かったが、今作では自分の生きる道を模索しながら成長していく女性の物語となっている。
    根底に流れるテイストは今までとあまり変わらないものの、やはり微妙に読後感が新鮮で楽しめた

    0
    2010年01月28日
  • On The Beach

    Posted by ブクログ

    夏、と、恋、にまつわる5つの短編小説。
    さわやかな装丁に気持ちが惹かれて、手に取ってみた。

    ライトな感じの小説だったかな。
    さわやかで、さらりとしてて、ほとんど後味を残さない。
    タイトルのとおり、浜辺に吹く夏の風みたい。


    夏の恋ってこうかもね。
    軽くても、衝動的でも、それも悪くないじゃん、って思わせる。
    そういうものをお互いが求めるなら、形なんていらない、って。

    必ずしもHappy endばっかりじゃなくて
    せつない恋の物語もあったけど、
    それはそれで少しだけ素敵だった。
    (自分はやだけど、せつないのは)


    個人的には、3話目の『敗戦投手に口づけを』と、
    最後の話、『潮風のパスタ』が

    0
    2009年10月04日
  • 天国からのメール

    Posted by ブクログ

    ブラッディ・マリーシリーズの主人公、麻里の新シリーズ?続編?
    以前まではホテルのバーテン兼探偵だったんですが、今回から私立探偵になってます。
    こっちのほうがやっぱり大変そうだね。今までよりアクションなシーンが多かったように思います。怪我しちゃったしね。
    それにしても榊さんがああなるとは思いませんでした。せつないお話です。

    0
    2015年02月09日