キャット・シッターの君に。

キャット・シッターの君に。

594円 (税込)

2pt

3.8

中川芹、湘南育ちの33歳。5年前からマリーナでバイトするかたわら、キャット・シッターで生計を立てている。依頼主の留守中に猫の世話をするという仕事がら、依頼主の人生模様をかいま見ては、一喜一憂する日々。苦い過去を持つ芹は、恋愛には臆病だったが、新しい依頼人であるカメラマン一郎と出会い、お互いの心の傷を知るにつれ、次第に心を開きはじめる……。猫によって癒され、結びついていく人々の姿を描く珠玉の物語。

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キャット・シッターの君に。 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月19日

    はじめての作家さん。タイトルに惹かれて。
    「自分で時間を止めてちゃいけない。思い切って時間を動かしはじめないと、心の傷が、ただの古傷になってくれない」

    0

    Posted by ブクログ 2013年06月30日

    始めて読んだ著者。

    短編集ではなくて、主人公の芹とそれぞれの猫の飼い主&猫が関わっていく中でのひとつの物語。

    海辺と猫が出てきて自分好みの舞台だった。

    決して明るい世界観ではないけれども、静かで落ち着いた感じの話し。感じでいえば江國香織の『神様のボート』みたいな静けさ?(・∀・)

    短い話しな...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年12月01日

    やはり、芹と真理が仲直りするシーンに、この本が伝えたい「どんな傷だって、時がたてばただの古傷」の意味を感じます。
    そして、
    古傷にするため
    自分で時間を止めちゃいけない…「どこかで思いきって、また時間を動かしはじめないと、心の傷が、いつまでたっても、ただの古傷になってくれない…」
    いい言葉です。

    0

    Posted by ブクログ 2011年02月09日

    この話は、猫がいなければそうたいした話じゃない。主人公が抱える過去の傷も、キャットシッターのお客さんたちが抱える事情も、どこにでもあるとは言わないけど特別なものじゃない。でも、そこに猫が介在するというだけで、どうしてこんなにもしっとりとした話になるんだろう。それでいて、猫はそうメインとして扱われてい...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年07月31日

    恋愛に苦い過去を持つ主人公・芹が、猫によって知り合う人々と共に成長する物語。
    「自分で時間を止めてちゃいけない。思い切って時間を動かしはじめないと、心の傷が、ただの古傷になってくれない。」
    若いときは走ろう!走れば何かが変わる!起こる!

    0

    Posted by ブクログ 2010年11月21日

    初めて本をジャケ買いしてしまった。幸せそうな猫の寝顔なんて反則だ。
    お話はまあまあ。現実はこんなに気持ちよくは行かないよと思ったけど。
    主人公の芹の言葉使いがどうにも引っ掛かりました。顧客に対していい大人がタメ口ってどうなの。

    0

    Posted by ブクログ 2010年10月31日

    小説は特に現代の作家はなかなか読まないので
    正直この小説家のお名前を存じ上げませんでしたが。
    とても気持ちよく読めました。
    人のいろんな人生のなかで、そっと寄り添う小さな生き物。
    この小さな存在に、私達は支えられているのですね。
    作品の場所の設定もよかった。材木座海岸近辺は、私の好きな湘南でもありま...続きを読む

    0

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