【感想・ネタバレ】マナは海に向かうのレビュー

あらすじ

門倉マナは漁師の祖父と2人、葉山に暮らす高校3年生。学業の傍ら、海に繰り出す日々。夏の終りのある日、1人で漁に出た祖父は戻らず、発見された船には、巨大魚との格闘の痕跡が残されていた。祖父の誇りを守るため、マナは青春を賭けた闘いに挑む! 海辺の町に暮らす人々のそれぞれの人生、ダイナミックな洋上の闘い……。いくつもの魅力に溢れた海洋青春小説。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

何年ぶりかの?喜多嶋隆。大学に入る頃まで良く読んだか。湘南葉山を舞台に人の生死も織り交ぜつつ、悲しくなりすぎないように描くのが喜多嶋流。人間の心象を深く掘り下げていくわけではないが、誰もが違和感なく共感でき、読んで良かったと思える。本作も主人公の「マナ」を中心に高校生3人の人間的成長をさらっと描写している。爽やかな読後感に満足。

0
2014年03月16日

Posted by ブクログ

如何にもなCFガールシリーズ。現実味のない流れな方向になったとしても、何時ものドタバタ振りで定番の決まり口で締める。一話完結のシリーズ物として、毎々安定した面白さは素晴らしい。

0
2014年12月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

祖父を失った女子高生マナの成長を中心に、同級生たちや元ボクサーの漁師、フィットネスクラブのスタッフなどの周りの人間との交流・成長・変化も描いた作品。

良かった点
・どの主要キャラクターにも一定の結末が与えられていて、作品としてよくまとまっている点。風呂敷を畳めている。
・とても文体が読みやすく、気軽に読めた。

気になった点
・登場人物の描写が説明的で淡白。物語に必要な情報以上のものが与えられておらず、想像膨らませながら読む、という感じの作品ではなかった。これは好みの問題だとは思うが、読者に想像を任せる部分を多くしても良かったのではないかと思う。

手軽に読むには良い。ただ、作品から作品以上のものを見出すのは難しいと思う。

0
2014年09月28日

「小説」ランキング