【感想・ネタバレ】潮風メニューのレビュー

あらすじ

海果が一人で始めた小さな海辺の食堂は、その日の朝にとれたての魚介類と、地元の野菜を使ったシーフード料理が大好評。人気俳優の慎がロケに使った店ということも相まって、軌道に乗り始める。しかし、母が残していった借金完済までにはまだまだ道のりは遠い。そんな中、この店ごと買い取ってサーフィンショップにしたいと言う人が現れる。店の存続のピンチに、海果は気が休まることはない。そして、海果の相棒で、しっかり者の愛は、映画に出演し、初恋の予感!? 迷子のサバトラの子猫も店の一員となり、海果の周囲でさまざまな人生が動きはじめる――。誰にでも居場所があり、がんばっている人の背中は、きっと誰かが見ている。温かなまなざしと希望にあふれた再生の物語。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

明るく生き抜く力を与えてくれる。
それが喜多嶋隆さんの小説です。

それは、そこに描かれている登場人物が
皆それぞれ一本芯の通った生き方を
しているから。
もちろん、胃が痛くなるくらい悩み
死にたくなるくらい追い込まれ
涙も枯れはてていても、
自力で、仲間たちの助けで
それは1本芯の通った生き方に変わっていく。

たかが、小説の一物語なのかもしれないが、
これはごくごく身近に存在する、
さまざまな問題解決ストーリーでもある。

読者がどこまで深読みできるかわからない。
私があらぬヒントを与えてもいけないが、
ふたつだけ記載するとすれば、
どんなにピンチでも、仲間は必ず助けてくれる。
逆に助けるのが仲間ともいえる。
逆に言えば、人づくり、
仲間づくりが大事であるという事。
もう一つは、仲間づくりのためには、
まっすぐで、正直で、芯を持っているという事。
小説の中では神様は見ている
的な話が出てきますけど。

総じていえば私のコンセプトでもある。
「与えるものは与えられる」
「5give 1take」
その精神が流れている小説だろう。

ストーリーを伝えることは簡単であるが
あえて、ストーリーは伝えない。
それは読者に感じてほしいからです。

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2022年09月26日

Posted by ブクログ


ちょっと人生に疲れた時におすすめな1冊 。

そういった今の問題や悩みを抱える人達へ
色々な世代の人たちの背中をそっと押してくれる

誰かのためにしてきた優しさは
違った形でもいつか自分のもとに帰ってくる ‪ ̖́-‬

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2025年08月31日

Posted by ブクログ

海辺の田舎町でお店を構える女性と
その周りの人々のお話。

それぞれが何かを抱えながらも
それぞれが支え合い
お料理を食べて前を向いていく。

温かい人の感情が
読み取れるお話でした。

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2023年05月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

続編です。
個人的には慎ちゃんより一郎くんの方が好きです。

だんだんお店の商売が大きくなってて素晴らしい。
2人ともこのままこのお店続けて行ったらいいのにねぇ。
にゃんも可愛いし、ご飯美味しそうだし、なんとなく海の香りを感じる素敵なお話でした。

続編出ないかなー。出てないかなぁー。

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2024年05月06日

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