恋のぼり 二人で見ていた、あの空に

恋のぼり 二人で見ていた、あの空に

594円 (税込)

2pt

3.0

小早川咲、34歳。夫を事故で亡くし、息子の航と15年ぶりに戻った地元・葉山で、咲は周雲龍という中国人青年と出会う。事故で傷ついた航の心を開くため、釣り船の船頭である周と毎日一緒に釣りをすることに……。穏やかに笑い合う日々を過ごし、自然と惹かれ合っていく2人。やがて秘密のサインを使ったメッセージを送りはじめるが……。喪失と再生との間で揺れ動く想い。不器用な大人たちの切ない恋を描く上質の恋愛長篇。

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恋のぼり 二人で見ていた、あの空に のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年10月07日

    大人の純粋なラブストーリー小説
    若いカップルの恋愛物語とは違い、お互いある程度の苦い経験を味わってきた大人同士の恋愛もの
    どちらも共通点は孤独。その孤独を忘れて2人は淡い日々を過ごしていた。
    しかし、過去の壁に戸惑い2人の結末が分かれていく。
    恋愛物語と相性の良い海描写が多かった。
    夏から秋に変わる...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年11月18日

    鯉のぼりの約束が素敵。
    そのシーンで、タイトルになるほど!と思った。

    ただ、悪い見方をすれば咲はちょっとずるい。
    なぜ今出会ってしまったんだろう…という気持ちもわかるが、ややもすると航のためにチョウを利用したような感じにならないか。
    どうにもならないけど、好きで一緒にいたいと純粋に思うのは素敵なこ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年06月18日

    喜多嶋作品では珍しくシングルマザーが主人公。その主人公・小早川咲には、父を亡くしたショックにより言葉を失った息子がいるという設定。新しい恋の始まりと結末が描かれる。

    0

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