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「生きることは、死ぬまでのひまつぶし」 『100万回生きたねこ』の佐野洋子 最後の肉声 『100万回生きたねこ』を通してめぐりあった佐野洋子とサイバラ&リリー。 抱腹絶倒トークの向こうに、「生」への真摯な思いが炸裂!
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Posted by ブクログ
特に前半の最強ガールズトークがよかった。かっこよ過ぎる。少し前まで凄いと思える人は大抵男だったけど、憧れられる女性っているんよね。そういう女性に出会うと身近な女性をみるみかたが変わっていく拡がっていく。折に触れて読み返そう。
佐野洋子さんの最後にされた対談。西原理恵子とリリー・フランキーは武蔵野美術大学出身で佐野さんの後輩に当たります。 三人の力強い生き方を見ているとスカッとします。 「生きることは、死ぬまでの暇つぶし」とは佐野さんらしい言葉だと思いました。
やっぱり素敵だ、佐野さん。癌でもうあちこち身体がガタガタだったと思うけど、タバコをプカ~っと。宵越しの金は持たない、好きなものは好き。そんな生きざまがカッコ良いです。西原さん、リリーさんと言うインパクトの強い方々との対談の中でも、佐野さんの個性がキラリ。親、配偶者、子供の話が中心で、三人とも愛情深い...続きを読む方々。 改めて、佐野さんのご冥福をお祈りいたします。
今年お亡くなりになった佐野洋子さんの武蔵美の後輩である西原さんとリリーさんのそれぞれの対談集。 佐野さんの潔い生き方が淡々と語られているので、この時が闘病中だったなんて感じる事なく読みました。 西原さんは『金に執着する人生』で、佐野さんは『金が煩わしい』と考えるけど、お二人には何故か共通項があるよ...続きを読むうに思えるのが不思議。 リリーさんと佐野さんの、今は亡きそれぞれの母親に対する思いとかふれ合い方などから男性目線&女性目線での母親の見方をみたような気がしました。 それにつけてもリリーさんのお母さんは可愛いと(リリーさんがかわいがっていたと)いつも感じます。
やっぱり佐野洋子さんはすごい人だ。 「そんなに命に執着することが意味のある事だとは思わないの」 ここまできっぱり言い切れるのは、佐野さんだからこその気がする。 私も同じように思うんだけど、修羅場も知らないから大きな声で言えない。 言えないけど思う。 生き物はいつかは必ず死ぬ。人もまた同じ。 西原理...続きを読む恵子さんとの対談と、リリー・フランキーさんとの対談は、男女の違いが期せずして浮かび上がっていて面白かった。 リリーさんとの対談が途中で途絶えてしまったのが残念だ。そのテーマが「エロス」だったというのだから、ほんとに惜しい。 でもまあ、佐野さんは予定終了して人生の幕を引いたわけで、残念だと思うのは残ったものの感傷にすぎないのかもしれない。 さばさばといさぎよい言葉が心地良かった。 ひとつ意外だったのは、佐野さんが一人息子をすごくかわいがったという話。 へー、そうなんだとちょっと驚いた。
武蔵美学閥のお三方。結構、いろんな人を輩出しているのね。龍さんはちょっと異色かも、だって、佐野さんとの対談がはずまないような気がするので。勝手な想像だけれどね。佐野さんと西原さんの話を読んでいると、自分の周りのことがとっても瑣末なことに思えてきて、たいしたことないじゃん、そんな風に思えてしまうから不...続きを読む思議だ。
佐野洋子の対談集。本書の発行は2011年2月。佐野さんが亡くなられたのが2010年11月なので、佐野さんの死後の発行であり、人生の最晩年の対談。対談の相手は、西原理恵子とリリー・フランキー。佐野さんを含め、3人ともが武蔵野美術大学、いわゆる「むさび」のご出身。リリー・フランキーとの対談では、佐野さん...続きを読むはベッドでということだったようなので、体調も相当悪くなっていた時期だったのだろう。ただ、対談内容は、佐野さんの他の対談集と変わらず愉快なものであった。 西原理恵子は、デビュー作の「まあじゃんほうろうき」をたまたま愛読していた。とても面白い漫画だったし、何よりも作品中に出てくる本人が面白かった。その後の活躍はここで書く必要もないが、ご本人の知らなかった側面が佐野さんとの対談で現れており、それがとても興味深かった。 リリー・フランキーは「東京タワー」で一躍有名になった。正確には「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」という長い題名の本である。私はこの本を、とても面白かったと記憶しているのであるが、このたなぞうでは、登録していない。もしかしたら、映画で見ただけなのかもしれない。記憶はいいかげんなものだ。
同じような内容からスタートしても、対談相手によって全然内容が変わってくるのはおもしろい! 願わくばリリーフランキーさんとの続編読みたかった!
「臓器移植してまで助けるのは貧困や飢餓でバタバタ死んでいる子供たちへの差別ではないのか」資本主義への危険な問いかけ。『100万回生きたねこ』は「さいご猫が死んでかわいそう」ぐらいが子供の感想だがどんなに多く転生を繰り返しても“死を受容する”一回しか人生はない“時間の有限”をさりげなく示すストーリー。...続きを読む自ら体現して「余命2年とわかってジャガーを買った」佐野洋子さん。西原理恵子も夫の死に直面。愛するものがいるということは生き甲斐だが、失って嘆き悲しむ対象があることでもある。リリー・フランキーは母のことを書いて…
飄々として自由でザクッとした佐野さん。 どこまでもたくましくでも母性を感じる西原さん。 そして、率直でかっこいいリリーさん。 三者三様、みんな違うけれど、どこか近くて。 とても自然体で、芯がぶれずに自分の姿でシャラッと生きている人って見ていて気持ちがいい。自分が変われないことなんかもとっくに受け入...続きを読むれて、自分なりの生き方で長いようで短い時間を気負わずに生きる。 こんな大人の人達がいてくれると なんだか勇気がでるなあとおもった。 リリーさんがお母さんを東京に呼んで一緒に住んでからの話はなんだかとっても幸福感に満ちていた。さらにすきになっちゃった、リリーさん。 そこまで生に執着しないと言い切る洋子さん。 いつか必ず死ぬ。生きてるってそういうこと。 だけど、もっと読みたかったなあ。
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佐野洋子対談集 人生のきほん
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