川崎徹の作品一覧

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作品一覧

2014/07/25更新

ユーザーレビュー

  • 猫の水につかるカエル
    淡々と語る父母や猫、友人、そして自分自身のこと。静かに流れるように染み入る文章でした。3歳の猫に無理心中を迫られたり、ネコ用の水にカエルが陣取ってたりユーモアもあり心静かに読みました。
    この本をどこで知ったのか忘れてしまったけど、良い本を紹介してもらえたと思います。
  • 会話のつづき ロックンローラーへの弔辞
    静寂でも喧騒でもいいじゃないですか。

    ただこの世から気になるひとりの稀有なロック野郎が、2年前に私たちの前からいなくなったという事実に、絶叫するか沈静するかの違いで、何しろ初めからこちらは体裁なんか構っていないんです。
  • 石を置き、花を添える
    『しかしそれは晩年の今村監督から逆算した、わたしが捏造した記憶であるようにも思う。そんなはずはないのに、そこだけにスポットライトがあたっているようだった』-『石を置き、花を添える』

    記憶と想像のあわいをすすむような印象、と初めて川崎徹の著作を読んだ時に思った。それはエッセイとも小説とも、すっぱりと...続きを読む
  • 猫の水につかるカエル
    静謐な空気が言葉の隙間から漂い出てくるような錯覚に駆られる。日常の行為の中で去来する様々な思い。それは、目の前の出来事と過去を結びつけたかと思えば、穏やかな言葉のやり取りの中に忍び込む無口な怒りを気づかせたり、と忙しく動いているかのように思える。しかし一つの思いと次の思いの間には隙間が無いようでいて...続きを読む
  • 猫の水につかるカエル
    猫や両親、そして自分の死を見つめる日々の暮らしを描いた物語?随筆?なのだけど、平松洋子さんが『野蛮な読書』で書評を書いていた通り、「ふしぎな静謐とユーモアが漂う」ので、暗い感じは全くない。
    冬の晴れた朝の張りつめた空気の中で、じっと考え事をするような感覚。しんと静かな気持ちになる。

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