作品一覧

  • さくらが咲いたら逢いましょう
    4.0
    1巻715円 (税込)
    桜の名所・千里町に古くから語り継がれる言い伝え――それは、時を超えて大切な人との『縁』を結ぶ“トキノサクラ”の伝説。  季節は春。五歳の悠希は、満開の桜の下で歌う名前も知らない歌姫と出逢った。 「あなたの未来を、教えてあげるから」  桜が咲く間だけ姿を現す彼女は、悠希の悩みを未来を見通すように言い当ててしまう。  それから春が巡り、高校生になった悠希が入部した合唱部には、あの歌姫にそっくりな顔をした女の子がいて……。  永遠の桜に導かれた出逢いと別れの奇跡が交差するとき、きっとあなたは“涙”する。
  • 葵くんとシュレーディンガーの彼女たち
    4.3
    1巻693円 (税込)
    睡眠こそ至上の喜びと豪語する少年、葵。彼には幼い頃から、眠るたびに並行世界を行き来する、誰にも言えない大きな秘密があった。 そしてある朝、葵の何気ない一言から二人の幼なじみ真宝とほえむのいる世界は「重なり合い」はじめて……ひと夏の騒動が重ねていく、二つの世界と幼なじみの心。最後に残るのは、真宝か、ほえむか、それとも――夏の終わりに贈るSF青春ラブストーリー。
  • 想い出の色、あなたに残します
    4.0
    1巻627円 (税込)
    愛する人といつまでも一緒にいたい、見守り続けたい。そんな願いが叶うとしたら? 色とりどりの瓶が並べられた、まるで博物館を思わせるような研究所。ここでは空に還るたましいを、ガラス瓶に保存してくれる。そして不思議なことに、瓶に閉じ込められたたましいは、人生で最も鮮烈な、想い出の色に染まる。 だから、この研究所には想いと事情を抱えた人々がやってくる。たましいの色に込められた、一番大切な人の、最後のメッセージを求めて……。 「ついに、来てしまったわ。――昌樹、許してくれる?」 そして今日もまた一人の女性が、願いを胸に研究所を訪れ――。
  • 天体少年。 さよならの軌道、さかさまの七夜
    4.0
    1巻605円 (税込)
    天文学者の父親とともに遠く南国の孤島に暮らしている少女・海良。ある日、彼女が闇夜の草原で出逢ったのは、星空から降りたった不思議な少年・τ(タウ)だった。 「僕という天体は、宇宙を未来から過去へと進んでいる。でもこの姿を浮かべていられるのは、ほんの七日間だけ。だから今夜は僕にとって、君との最後の夜なんだよ――」 果たしてその謎めいた言葉の通りに、海良は毎夜、タウと出逢い続ける。約束された出逢いの、避けられない別れの時へ向けて――。 時を遡る少年とすれ違い続ける少女が織りなす、たった七夜のラブストーリー。

ユーザーレビュー

  • 天体少年。 さよならの軌道、さかさまの七夜

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    ネタバレ

    所々、難しくて理解しにくい部分( 説明 )があったりしましたが、面白かったです。理解力ないからSF設定難しかった…。

    自分と逆向き( 未来から過去へ )に時間が進んでいる天体の男の子と、夜だけ7日間過ごすお話でした。
    時間がすれ違っているので、お互いの気持ちの差がとても切なかったです。最初の日はタウからの気持ちが切なくて、最終日には海良の気持ちが前向きになってて温かい気持ちになりました。

    2012年に買って読んでいたようなのですが、その頃の私何歳なんだろ…その時読んで何思ったのか気になります。

    0
    2022年06月09日
  • 天体少年。 さよならの軌道、さかさまの七夜

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    切なくて儚くて純粋で一気に読み終わってしまった。
    どちらにとっても、心が通じあえたと思ったら片思い状態になってもう会えなくなってしまうというところに泣いた。

    ぼく明日と設定はほぼ同じだけど、私はこっちのほうがより切なくて好きだなと思った。
    ぼく明日は、ヒロインが相手の行動をメモしてそれに合わせて行動しているから、理屈っぽくなってあまり好きになれなかったのかなと思った。

    対してこの作品は、恋に理屈はいらない、みたいな感じで年相応なまっすぐな恋愛で好みだった。

    0
    2021年07月03日
  • 葵くんとシュレーディンガーの彼女たち

    Posted by ブクログ

    1巻完結。二つの世界を行き来する話。話の中心になる文化祭の演劇の描写がとても良かった。最後の本番に挑む前の声だしとか、セリフ出しとか、熱くなった。
    真宝の方が良いのでは。

    0
    2017年04月09日
  • 天体少年。 さよならの軌道、さかさまの七夜

    Posted by ブクログ

    宇宙が好きでうまく友達がつくれない少女と、時間を逆流する謎の天体少年の物語。7日間、それも少年が姿を表すことのできる夜だけという限られた時間を二人で過ごす。
    少女にとっての出会いの日は少年にとって別れの日であり、逆もまたそうだった。日が経つごとに別れが近づいてくるのがとても切なかった。
    はじめは二人の昨日と明日が行き違う事にもどかしさを感じたが、折り返しである4日目を過ぎる頃、逆さまだったからこそお互いに心を開くことが出来たのだとわかった。終盤は少女の少年に対する「愛おしい」感情が溢れていた。
    次に読むときは7日目から1日目に向かって少年の時系列で読んでみたいと思う。

    0
    2017年03月02日
  • 想い出の色、あなたに残します

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読みはじめから、何となしにラストはわかっていましたが想像以上でした(/_;)/博士は本当に幸せなんだろうか。嫌悪感、悲壮感もあるから幸福感があるのだと考えることができました!

    0
    2016年07月12日

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