渡来ななみのレビュー一覧

  • 天体少年。 さよならの軌道、さかさまの七夜

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    ネタバレ

    所々、難しくて理解しにくい部分( 説明 )があったりしましたが、面白かったです。理解力ないからSF設定難しかった…。

    自分と逆向き( 未来から過去へ )に時間が進んでいる天体の男の子と、夜だけ7日間過ごすお話でした。
    時間がすれ違っているので、お互いの気持ちの差がとても切なかったです。最初の日はタウからの気持ちが切なくて、最終日には海良の気持ちが前向きになってて温かい気持ちになりました。

    2012年に買って読んでいたようなのですが、その頃の私何歳なんだろ…その時読んで何思ったのか気になります。

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    2022年06月09日
  • 天体少年。 さよならの軌道、さかさまの七夜

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    ネタバレ

    切なくて儚くて純粋で一気に読み終わってしまった。
    どちらにとっても、心が通じあえたと思ったら片思い状態になってもう会えなくなってしまうというところに泣いた。

    ぼく明日と設定はほぼ同じだけど、私はこっちのほうがより切なくて好きだなと思った。
    ぼく明日は、ヒロインが相手の行動をメモしてそれに合わせて行動しているから、理屈っぽくなってあまり好きになれなかったのかなと思った。

    対してこの作品は、恋に理屈はいらない、みたいな感じで年相応なまっすぐな恋愛で好みだった。

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    2021年07月03日
  • 葵くんとシュレーディンガーの彼女たち

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    1巻完結。二つの世界を行き来する話。話の中心になる文化祭の演劇の描写がとても良かった。最後の本番に挑む前の声だしとか、セリフ出しとか、熱くなった。
    真宝の方が良いのでは。

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    2017年04月09日
  • 天体少年。 さよならの軌道、さかさまの七夜

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    宇宙が好きでうまく友達がつくれない少女と、時間を逆流する謎の天体少年の物語。7日間、それも少年が姿を表すことのできる夜だけという限られた時間を二人で過ごす。
    少女にとっての出会いの日は少年にとって別れの日であり、逆もまたそうだった。日が経つごとに別れが近づいてくるのがとても切なかった。
    はじめは二人の昨日と明日が行き違う事にもどかしさを感じたが、折り返しである4日目を過ぎる頃、逆さまだったからこそお互いに心を開くことが出来たのだとわかった。終盤は少女の少年に対する「愛おしい」感情が溢れていた。
    次に読むときは7日目から1日目に向かって少年の時系列で読んでみたいと思う。

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    2017年03月02日
  • 想い出の色、あなたに残します

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    ネタバレ

    読みはじめから、何となしにラストはわかっていましたが想像以上でした(/_;)/博士は本当に幸せなんだろうか。嫌悪感、悲壮感もあるから幸福感があるのだと考えることができました!

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    2016年07月12日
  • 葵くんとシュレーディンガーの彼女たち

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    結末としこれでいいのかという感じは残るものの、とても面白い作品であった。
    めまぐるしく変わる世界で葵が一生懸命になっているのもわかったし、自分の置かれている立場を段々と理解して行く様も分かりやすくよかった。
    願わくば、続編できっちりパラレルワールドを行き来する状態から抜け出せ、尚且つハッピーエンドで終わる話を読んでみたい。

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    2013年10月03日
  • 葵くんとシュレーディンガーの彼女たち

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    10年代のセカイ系。
    パラレルワールドを行き来しそれを記憶している『STEINS;GATE』の岡部のような主人公と記憶していないヒロイン2人、『涼宮ハルヒシリーズ』の長門のような全ての世界線での記憶を共有しているヒロインが登場。前述の二作品のいいところ取りみたいな作品。最高でした。

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    2013年09月22日
  • 天体少年。 さよならの軌道、さかさまの七夜

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    透明で不思議な世界観が印象的でした。

    たった7日間の短い間にすれ違いながらも恋に落ちる2人。
    海良は明日にはタウのことをもっと好きになってるのに、そんな明日のタウは今日のタウより海良のことを知らない...切ないです。タウも同じような想いで海良に会っていたんだと思うともっと切なくて何度も泣いちゃいました。

    そして「大切なことはさよならの悲しみに頬を濡らしたそのあとに、それでもあの人を愛せてよかったと振り返れること」何よりもこの台詞がすごく心に残りました。
    この本に出会えて本当に良かったと思います。

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    2013年03月10日
  • 天体少年。 さよならの軌道、さかさまの七夜

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    不思議な物語。
    もちろん題名にひかれて手に取った本です。

    読んでいると、星が好きな気持ちが高まったような気がします。
    きっと作者さんが星が好きな気持ちがあふれているのだろう。

    空を眺めて物思いに耽りたくなる一冊です。

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    2013年02月15日
  • 天体少年。 さよならの軌道、さかさまの七夜

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    最高だと思います。
    この本に出会えて良かったです。
    むしろ本なんて読まなかった私が今読書家になっているのはこの天体少年のおかげです笑

    内容ですが時間の進行が違う二人という発想がすごいですしそれを7夜で表現したとゆう点もすごいとおもいます。
    この話の作りは容易じゃないなと思いました。
    また、時間の進行が違うからこその切なさがたまらなかったです。
    切なすぎてこれを読み終わった数日切ない余韻に浸っていました。
    だって、天体少年はまた一人で暗い宇宙を彷徨うんです。
    恋い焦がれた気持ちと共に。
    それはとても純粋で美しいと思いたした。
    渡来ななみさん、この本を書いてくださってありがとうございました。

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    2012年11月03日
  • 天体少年。 さよならの軌道、さかさまの七夜

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    ネタバレ

    切ない…
    どうなってしまうのか分かってしまったからこそ、後半に行くにつれて切なく思う気持ちがじわじわと大きくなっていきました。
    あとがきにも書いてありましたが、読み終わったあとにタウ視点で逆から見返すと、さらに胸がきゅっとなります。

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    2021年10月03日
  • さくらが咲いたら逢いましょう

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    時を超えて人の縁をつなぐトキノサクラをめぐる150年のお話です。時代を超えて5つのつながった連作のような構成となっています。初めのお話は、桜の季節である春に、5歳の佐野悠希が満開の桜の下で歌う名前も知らない少女(桜の歌姫)と出会ったことから始まります。桜の咲く間だけ姿を表す彼女は、悠希のみじかな未来や算数を教えてもらいます。それは、確実に出会いたいからと少女は言います。そして高校生になって入った合唱部で、桜の歌姫とそっくりな少女と出会います。
    トキノサクラの下で時を超えて再会する人の縁に涙します。

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    2021年04月15日
  • 天体少年。 さよならの軌道、さかさまの七夜

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    あらすじから良作の匂い。

    天文学者の父親とともに遠く南国の孤島に暮らしている少女・海良(ミラ)。ある日、彼女が闇夜の草原で出会ったのは、星空から降りたった不思議な少年・τ(タウ)だった。「僕という天体は、宇宙を未来から過去へと進んでいる。でもこの姿を浮かべていられるのは、ほんの七日間だけ。だから今夜は僕にとって、君との最後の夜なんだよ―」去り際に残した、その謎めいた言葉通りに、海良は毎夜タウと出会い続ける。約束された出会いの、避けられない別れの時へ向かって―。

    つまり、

         海良
    過去→→→→→→未来
    過去←←←←←←未来
         タウ

    という風に、まったく逆の時間の流れを生き

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    2020年10月07日
  • 葵くんとシュレーディンガーの彼女たち

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    劇中劇を入れるとなんとなくそれっぽくなるの法則
    平行世界間で意識が入れ替わるSFとしても
    ライトノベルふうな高校青春ものとしても構成が中途半端
    『明日君は死ぬ僕は生き返る』のほうがよほど割りきれている
    題材は料理次第でいくらでもおもしろくなりそうだが
    主人公があまりにも力不足
    へたにライトノベルを参照したヒロインを配置するからおかしくなるのかも

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    2018年10月26日
  • 葵くんとシュレーディンガーの彼女たち

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    設定はなるほどおもしろかったんですが、うーん。
    続けるためにはこういう終わり方しかなかったのかなぁと思いつつ、収束してくれたほうが私としては好みでした。
    今後の期待を込めてちょっと甘い評価で。

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    2013年12月03日
  • 天体少年。 さよならの軌道、さかさまの七夜

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    ネタバレ

    天体や宇宙に知識も興味もないので、
    矛盾や難しいことは一切考えず、ただ、二人の心の動きと、触れ合いだけを追えた。

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    2013年02月01日
  • 天体少年。 さよならの軌道、さかさまの七夜

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    世界観が透明で、物語全体に流れる空気がとても心地よかった。

    未来に向かう主人公と、過去に向かう少年の時間は7日間だけ重なるのですが、二人がお互いのことを同じくらい知っている状態なのはたった1日だけなんですよね。そこに切なさを感じました。

    軽い文章なので、一気に読めてしまうと思います。

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    2012年11月16日
  • 天体少年。 さよならの軌道、さかさまの七夜

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    疑問点とか、いろいろと気になるところはあったけど、深く考えずに雰囲気として読むならとても良い感じ。
    少年と過ごす世界はとても綺麗。

    主人公と天体少年は、7日間だけすれ違う。
    主人公の1日目は、少年の7日目で、
    少年の1日目は、主人公が最後に会える日。
    だからこそ、もどかしい。けど、これでいいんだ、きっと。

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    2012年11月01日
  • 天体少年。 さよならの軌道、さかさまの七夜

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    星をモチーフに時間を絡めてちょっと難しい感じのお話でしたが、進んでいくにつれて交差する部分がたくさん見えて面白かった☆
    相手のために。と言ってても実は自分のためだということを認めたくないことも多いということを教えてくれた☆

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    2012年10月13日
  • 天体少年。 さよならの軌道、さかさまの七夜

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    読みやすくて軽めのSFで良いボーイミーツガール。
    悲恋じゃないけれども切ない話。こういう雰囲気のお話が好きなので、満足です。
    たった七夜の淡い恋を、永遠に留めて天体の少年は宇宙の時間を遡り続ける。

    時間軸と時間軸の流れの交点での一瞬のめぐり会い、というところから円城氏の「墓標天球」を少し思い出したりしながら読んだ。

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    2012年10月09日