渡来ななみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレんー、評判が良かったので結構楽しみにしてたんだけど、合わなかった。たった7日間だけ、時間を毎日逆行して会える宇宙少年との初恋話。なんかこう「人が人を好きになることに理屈なんかないよねっ!」って感じで、タウとミラが引かれあう感覚がよく分からなかった。タウはまだ分かる。初めて反応を返してくれた人間がミラだったから。ただミラは、なんでタウを好きになったのかが伝わってこなかった。たったの7日、それも3日目でお互い好きになるし。ミラの戸惑いとタウの正体と自省で物語が過ぎてゆくので、触れ合いに紙面が裂かれている訳でもない。絶賛までされる理由は分からなかった。現に今恋愛している人なら共感するのかもね。
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Posted by ブクログ
ネタバレSFだという触れ込みから購入。パラレルワールドもので設定自体は真新しいものではないが、演劇部という青春ものとして大いに楽しめた。幼なじみ2人のハーレム展開も設定の必然だと言われれば納得できる。トリプルヒロインの舞花も可哀想で可哀想で。世界の条理のために友達を作ることが許されず外に出ることもできないってキツいよなぁ、本当に。こういうキツい設定や理不尽があって、でも情熱がある。筆者自身の経験だからか演劇の描写は初心者でも楽しさが伝わる感じだった。とにかくヒロインの舞花の存在が切なくて、友達の一人として彼女を幸せにしてやりたい。こう思う時点でやられてるよなぁ。
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Posted by ブクログ
天体として太陽系の軌道をめぐる少年
天文学者を夢見て星空を見上げる少女
二人は出会い、恋に落ちる
けれど
それは七夜限りの逢瀬
すれ違う二つの流れ星……
*
設定はとても面白かった
いつの間にか天体になっちゃったとか、
高次元の存在ゆえに何でも出来るとか、
ちょっと白けることもあった
少年少女が出会って恋に落ちるけれど、
少女が出会ったのは7日目の少年
少年が出会ったのは7日後の少女
天体としての少年の特性で、少年は時間を遡る存在
ゆえに、お互いの想い合う深さが逆で
ただの一日だけ想いは通じ合い、
あとは日を追って離れていく
そのもどかしさや複雑さなどは表現するの難しかっただろ