配信予定・最新刊

作品一覧

  • 誰がためにその手は
    NEW
    5.0
    救いか、殺人か。 世界的権威の名医による6件の安楽死―― 凶行の裏に何が? 魂を揺さぶる社会派ミステリー! その日、速水哲平は食い入るようにテレビのニュースを見ていた。世界的権威である脳神経外科医・大道寺が殺人罪で逮捕されたのだ。彼は三ヶ月ほど前から立て続けに六件の安楽死を行い、そのうちの一人は速水の最愛の妹だった。なぜ妹は標的になったのか?〝神の手〟を持つと言われた男は、なぜ突如悪魔と化したのか。真相を探ろうとする速水だが、事件は予想もしなかった展開を見せ……。傑作医療ミステリー!
  • なりすまし
    4.0
    1巻968円 (税込)
    ある朝、夫婦でブックカフェを経営している和泉浩次郎が娘の杏奈を連れて出勤すると、妻エリカが店内で惨殺されていた。その捜査の過程で、エリカが戸籍を偽っていたことを告げられる。妻はいったい何者で、誰が殺したのか? 激しく動揺する和泉だったが、実は彼も戸籍を偽る「なりすまし」だった。焦燥する和泉を嘲笑うかのように、娘の杏奈も殺されてしまう。いったい彼の周囲で何が起きているのか……? 戸籍売買、無戸籍児、そして「なりすまし」──暗部を描き切った社会派小説の傑作!
  • ぼくが生きるということは、きみが死ぬということ
    値引きあり
    4.2
    1巻496円 (税込)
    ブラック企業で疲弊し切った航平と、末期がんで余命宣告を受けた一児の母、美羽。満開の桜の下で二人は入れ替わってしまう。「死にたい」航平と「生きたい」美羽は願いを叶えたはずだったが、〝それぞれ〟の人生を送るうちに本当の気持ちに気づき、お互いを思いやっていく。果たして「死ぬ」のはどちらなのか。ラストにあなたは涙する。
  • 協力者ルーシー
    3.7
    1~2巻880~946円 (税込)
    志望していた私立の高校受験を終えたばかりのある日、樫山瑠美は二つ下の妹・彩矢香を連れて買い物にでかけた。その帰り道、姉妹はナイフを持った男に拉致される。連れていかれた山中の小屋で男は彩矢香を刺殺し逃走。その時なにもできなかった瑠美は、自らの人生すべてをかけて男を探し出そうとする。警視庁と極秘契約を結んだ「プロの協力者」として犯人を探す瑠美に、運命の出会いが……。「このミス!」大賞出身作家の新境地、迫真のサスペンス・ミステリー!
  • 楽園の殺人
    3.2
    1巻1,870円 (税込)
    絶海の孤島 稀少な動植物の楽園 ――島を脅かす人間こそ外来種なのか 楽園の島に閉じこめられた調査団を襲う惨劇―― 本土よりはるか南方の《東硫黄島》。この小さな無人島は四方を海に囲まれ独自の生態系を形づくっていた。学芸員の蜂須賀をはじめとする調査団が組織され、島の生態系をと生き物たち調査することになった。外来生物の持ち込みを防ぐために厳重な準備と防護のもと、島に上陸を果たす。しかし、到着後まもなく調査団のひとりが殺されてしまう。口の中に外来植物の種子を詰め込まれたおぞましい遺体に、疑心暗鬼になっていく調査団のメンバー。調査船とも連絡が取れなくなり、ボートも使用不能に。島から脱出できない中、第二の殺人が起こってしまう―― 緒賀岳志・装画
  • クサリヘビ殺人事件 蛇のしっぽがつかめない
    3.8
    1巻792円 (税込)
    動物診療所を営む獣医・遠野太一の幼馴染で、ペットショップを経営する小塚恭平が、自宅マンションでラッセルクサリヘビに噛まれて死んだ。ワシントン条約で取引が規制されている毒蛇が、なぜこんなところに? 死に際に恭平から電話を受けて現場に駆けつけた太一は、恭平の妹で今は東京税関で働いている利香とともに、その謎を解き明かそうとするが、周囲に不穏な出来事が忍び寄り……。
  • 殺人事件が起きたので謎解き配信してみました
    3.4
    1巻792円 (税込)
    『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉としてデビューした著者による、動画配信ミステリー! 人気ミーチューバー・ソウスケが、大食いチャレンジ動画の生配信中にカメラの前で突然死んだ。食べていたものは、すべて視聴者からの贈り物。果たして、これは事故なのか、殺人なのか。ソウスケの配信を見ていた友人で、「謎解き」ミーチューバー・カイは、恩義ある彼の死に報いるためにも、ソウスケの死の謎に迫ろうと決意。動画編集を担当するパートナーの千尋を説得し、自身の推理を披露する配信を開始する。一方、警視庁は、人気ミーチューバーの死を殺人と断定。捜査一課の田井中も捜査に加わるが、田井中もまた人気ミーチューバーという裏の顔を持っていて……。

ユーザーレビュー

  • 誰がためにその手は

    Posted by ブクログ

    越尾圭『誰がためにその手は』ハーパーBOOKS+。

    最近、珍しくハーパーBOOKSから日本人作家の作品が刊行されているなと思ったら、新レーベルのハーパーBOOKS+が出来たようで、その新レーベルからの刊行のようだ。

    越尾圭と言えば、『協力者ルーシー』『シスター・ムーン 協力者ルーシー 2』『なりすまし』と立て続けに面白い作品を刊行している作家で、個人的に注目していた。

    本作はこれまでの作品とは全く違う路線の安楽死を巡る社会派医療ミステリーであった。単なる医療ミステリーだけに留まらず、安楽死の是非、安楽死を巡る関係者たちの人間模様と安楽死を実行した医師の死亡というミステリーが複雑に絡み合う

    0
    2025年11月19日
  • ぼくが生きるということは、きみが死ぬということ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初は「よくある“入れ替わり”ものかな?」と思って読み始めましたが、この物語はこれまで見てきた入れ替わり作品とはまったく違いました
    多くの入れ替わり作品がコメディや青春を描く中、この作品は「生」と「死」という重いテーマを扱っています

    生きることが辛く死を望んでいた航平と、末期ガンで小さな娘を残して死にたくない生きたいと願っていた美羽
    二人の思いが満開の桜の下で交差し、入れ替わるという設定はとても印象的でした

    入れ替わった後、二人は最初こそ戸惑いますが、お互いの人生を演じるうちに、相手の想いや苦しみに触れ、本当の意味で「戻りたい」と願うようになります
    特に「桜が満開になるまで、癌の身体は耐え

    0
    2025年10月04日
  • なりすまし

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。
    導入部で一気に心を持って行かれ、次々に明かされる事柄、そして彼らにとっての正解は何だったのか…犯人はなんとなくわかったが、そういうこと⁈って感じにはなった。
    この2人の今後の物語、いつか読みたい。

    0
    2025年08月02日
  • なりすまし

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    この人の名前は〇〇だけど、戸籍を交換しているから本当は△△で…
    と度々整理しながら読まないと、こんがらがりました。
    犯人が誰かも気になったけど、それより戸籍を手放し違う戸籍を手に入れなければいけなかった人達のやむを得ない事情や、内面の動きがしっかり描かれていて良かったです。

    0
    2025年07月21日
  • ぼくが生きるということは、きみが死ぬということ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    生きたいと願う末期癌の女性と死にたいと願うブラック企業で働く男性が入れ替わってしまう。抗がん剤の治療の場面の描写はリアル。癌を患う前にはバリバリ働いていた美羽は入れ替わっている間に業績をグングン伸ばした。ラストは涙が止まらなかった。

    0
    2025年06月22日

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