楽園の殺人

楽園の殺人

1,870円 (税込)

9pt

3.3

絶海の孤島
稀少な動植物の楽園
――島を脅かす人間こそ外来種なのか

楽園の島に閉じこめられた調査団を襲う惨劇――

本土よりはるか南方の《東硫黄島》。この小さな無人島は四方を海に囲まれ独自の生態系を形づくっていた。学芸員の蜂須賀をはじめとする調査団が組織され、島の生態系をと生き物たち調査することになった。外来生物の持ち込みを防ぐために厳重な準備と防護のもと、島に上陸を果たす。しかし、到着後まもなく調査団のひとりが殺されてしまう。口の中に外来植物の種子を詰め込まれたおぞましい遺体に、疑心暗鬼になっていく調査団のメンバー。調査船とも連絡が取れなくなり、ボートも使用不能に。島から脱出できない中、第二の殺人が起こってしまう――

緒賀岳志・装画

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楽園の殺人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年12月05日

    読みやすい!!あっと言う間に読み終えました。
    クローズドサークル、連続殺人と王道の本格ミステリで、こういうのを読みたかったんだよ〜。という感じです。

    登場人物もはじめは多くて覚えるのが大変かな?と思ったけど、個性的で研究対象もそれぞれ違うから全く問題ありませんでした。

    フィールドワークや環境問題...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年02月27日

    人の手が全く入っていない南の島はその島固有の生物たちの楽園。その楽園で起こる悲惨な連続殺人事件。犯人は調査団の仲間か、それともこの島に潜んでいる何かか。
    生物に限らず、ある専門分野に特化した小説は往々にして説明が長ったらしく、素人にはうんざりすることが多い。そしてそれを理解するのに労力を使い、肝心の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月16日

    独自の生態系を誇る東硫黄島。そこに上陸した調査団を襲う殺人。犯人は果たして。
    様々な動植物の生態系が描かれており、よく調べた形跡が見られる。だが殺人などのインパクトが薄く驚きには程遠い。読みやすさは評価できるが、惜しい作品だった。

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    Posted by ブクログ 2022年02月16日

    可もなく不可もなく。
    読みやすくてサラサラと読み終えたけどその理由で人を殺すのか、と思ってしまった。

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    Posted by ブクログ 2022年02月10日

    硫黄列島の一つ、東硫黄島で十五年振りに行われる生態系調査。そのためにやって来た東京博物館の研究者たち七名と、島でリゾート事業をするべく事前調査に来たリゾート会社社員二名の計九名。
    この究極のクローズドサークルどいえる環境で起こる連続殺人事件。

    第一の殺人では被害者が刺殺され、口にはこの島にないはず...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月06日

    ストーリーは どんどん引き込まれました
    しかし…ラストに イマイチぐっと来るものが無かった

    しかしながら、「外来種」「固有種」について勉強になったし、とても興味深かったです

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    Posted by ブクログ 2021年11月23日

    小笠原諸島の南端にある「東硫黄島」。かつて一時期、人が滞在した形跡はあったものの、ほぼ手付かずの状態だった。過去に島の調査が行われた結果、独自の生態系があることを発見した。以降、島は厳しく制限されていた。
    そして、15年ぶりに調査するということで、厳重な準備を整えた上で、博物館の研究員などが上陸した...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年12月09日

    自分の楽園を自分の手で最悪の手段を使って守ろうとした…。利益に目がくらんで自然を破壊する行為は自分自身が思っているより重大な事だと認識するべきだと感じた。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年07月18日

    独自の生態系を形づくる、南方の無人島に調査に訪れた学芸員たちとリゾート会社の社員2人。外来生物の持ち込みを防ぐために厳重な準備と防護をして上陸。それぞれ自分の専門分野の調査を始める。しかし、まもなく調査団のひとりが殺される。疑心暗鬼で調査団内部には亀裂が生じ、殺人が続く。

    犯人の動機が身勝手。かえ...続きを読む

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楽園の殺人 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    二見書房
  • ページ数
    316ページ
  • 電子版発売日
    2022年07月01日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    4MB

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