桜の木が見守るキャフェ

桜の木が見守るキャフェ

800円 (税込)

4pt

満開の桜も素晴らしいけれど、散り際にも楽しみはある――。

『今宵も喫茶ドードーのキッチンで。』『伝言猫がカフェにいます』の
著者が贈る、かけがえのない人生の物語。

庭にヤマザクラの大きな古木がある〈キャフェ チェリー・ブラッサム〉。
祖母と母から受け継いできた洋館で、緋桜(ひお)は、
季節の和菓子と茶を提供している。

訪れるのは、犬を連れて散歩にくる老人、
長年連れ添う国際結婚の夫婦、
保育園からの帰り道に通りがかった親子、
自分が進むべき道に迷う少女……。

桜の木は、今日もゆったり、行きかう人々を眺めながら、
各々が抱える悩みや秘めた思いに耳を傾け、静かに寄り添う。

四季の移ろいと人々の交流を、優しくゆったりと描く再生の物語。

文庫書き下ろし。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

桜の木が見守るキャフェ のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    生きている中でほのかにに感じながら、日常の中でうやむやになってしまう、特段に取り上げるほどではないのかも、でも確かにある違和感。
    そんなことを代弁してくれる部分がありました。
    物語全体としても、色々と共感することがあり、ただ面白かっただけでは終わらない味わいがありました。

    0
    2025年02月24日

    Posted by ブクログ

    自分がすっかり興味がなく過ぎ去っていく、季節の移ろいや花々のこと、その時期の旬を改めて感じた。こんな美しい四季の中に生きていること気づかなかったなぁ、と。きれいな、ゆったりとした時間を感じる本。その中に出てくる登場人物のそれぞれの想いや考え、悩みながら自分なりの答えと支え合いながら進む姿が、読み終わ

    0
    2024年06月30日

    Posted by ブクログ

    最近、続けて標野凪さんの本を読みました。
    その中で…いや、標野さんの今まで読んだ中で一番好きでした。しっくりと自分の中に溶け込む感じがしました。
    自分の生き方を信じて大切にしていこう…と素直に思えるお話しでした。

    0
    2024年06月03日

    Posted by ブクログ

    〈キャフェ チェリー・ブラッサム〉にある古い桜の木が語り部の喫茶店小説。カフェに飾られるお花や季節の和菓子が瑞々しい。素敵なカフェでゆっくりしたいなあ。

    0
    2025年09月01日

    Posted by ブクログ

    『キャフェ チェリー・ブラッサム』の庭で枝を広げている古い大木のヤマザクラが、静かに語りはじめます。

    祖母の八重が始めた宿から、その娘櫻子が洋食レストランへと業態を変え、さらにその娘の緋桜がキャフェの支配人として、この古いお屋敷のあとを継いでいます。

    『キャフェ チェリー・ブラッサム』で出される

    0
    2025年07月26日

    Posted by ブクログ

    4月に発売されてからすぐに購入し、実際に季節に合わせて読み進めていた。今年が終わろうとしていたところだったので、ようやく西後まで読みきることができた。

    季節を重ねることで少しずつ生まれる変化に、それぞれの登場人物たちが一喜一憂する姿は、自分自身と重ねて考えることができる。

    そして最後には「芽吹き

    0
    2024年12月28日

    Posted by ブクログ

    若い世代がじっくり一歩ずつ積み重ねていくような頑張り方で自分の道を模索していく姿は一見地味ではあるけれど一つずつ幸せを獲得していく幸福に溢れている。
    そんな物語を老いた山桜の視点で語られるいるのが新鮮でその落ち着いた語り口が心地よかった。 

    登場する多種多様な植物から季節の豊かな彩りを感じ、提供さ

    0
    2024年11月23日

    Posted by ブクログ

    和菓子と和のお茶が楽しめるキャフェ。
    山桜ががんばる女性を優しく見守っているというちょっとファンタジー。桜の木を間近で見る機会があったからよく観察してみたら、花芽がしっかりできていて感動した。
    ケーキのお店はたくさんあるのになんで和菓子のイートインって少ないんだろう?和菓子処のここでも少ないから他で

    0
    2024年11月03日

    Posted by ブクログ

    個室のあるカフェで、室内から桜が見られるなんて最高だなぁと思いました。違う職種の女性の店主たちの頑張りが感じられて、最後までほんわか気分で読めました。

    0
    2024年10月25日

    Posted by ブクログ

    ☆4

    祖母(八重)、母(櫻子)、娘(緋桜)の3代続く洋館を舞台にした物語。
    今は娘の緋桜が支配人として受け継ぎ、「キャフェ チェリー・ブラッサム」という店名で季節の和菓子とお茶を提供している。
    その洋館の庭には、桜の大木(ヤマザクラ)があり、桜の木の目線で物語が進んでいくのも面白かったです❁⃘*.

    0
    2024年08月23日

桜の木が見守るキャフェ の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

文春文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

標野凪 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す