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「甘い香りにくるまって、心ゆくまで眠ってしまおう」
今日もおつかれさまでした。
やさしい季節が心をめぐる、とっておきの物語をあなたに。
(著者より)
心もからだも冷え冷えする夜には、この本を携え、冬眠族の巣穴にすとんと落ちてください。
そんな冬ごもりのおともに、と24の小さな物語を書きました。
日常の延長にある、ほんの少しだけ不思議な世界で繰り広げられるお話を、
季節を繰るようにゆったり楽しんでいただけますと嬉しいです。
どこかにあなたがいる、やもしれません。
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Posted by ブクログ
二十四節気に合わせたショートストーリー。
最初は不思議は話が多くて首をかしげながら読んでいたけど、冬の話は共感出来るものが多かった。
「赤い実の果実」
まさしく同じことで悩んでいるんだよなぁ(^^;)
日常の不安はあらゆるところに転がっている、起こりもしないことで悩んでいても仕方ない、納得して選択したほうを正しかったと思って歩むしかない、全く同じに見える毎日も見方を変えれば新たな発見がある。
あるあるすぎる。わかっているようでそれでも悩んだりクヨクヨしちゃうんだよね…。
「けれどももし間違ったと思ったら、引き返せばいいじゃないですか。道は長く、続いていて、そしてどこかで繋がっているのですからね」
そう…見えなくても繋がっているからこそ、出来ること・やりたいことをコツコツやっていきたい。良いことも悪いことも、やったことは繋がっていくと思うから。。
「ピンク色の袋」
わかる…。私もかつて仕事中心みたいな生活だったこともあったし、今は育休明けで必要とされてない人間だと思ってしまってるから、わかる…。
「大切にされている人間」がいかに自分の置かれてる立場によって見方が変わってしまうか…。
広い視野で見ることが大事だよね。でもなかなか出来ないのよね…。
「マダムの時計」
素敵なお話。一陽来復っていいよね。
「かそけきもの」
日常の中の素敵な瞬間は見逃してしまうくらい本当にあっという間にこぼれ落ちていく。
そういうものを大切に出来る気持ちと余裕がほしいね。
「大切なるは、恋でも仕事でもなく、おだやかなる日々とおのれなり。そのほかの事柄は、さしてもないさまつなことなり。」
Posted by ブクログ
二十四節気のショートショート。
季節を感じながら短いお話を楽しめる。
柔らかな春からピリッとした厳しめの夏、ざわつきを感じる秋に迷いながらの冬といった感じの印象を受けた。
24の中から特に気に入った2つのショートは、
大雪:冬眠族の棲む穴
『一日一個のりんごは医者いらず』なのね。
『焼きりんごの中にいる』〜すごく疲れている
『りんごの中に落ちる』〜気を失う
穴に入って休息したいと思ってしまった。
冬至:マダムの時計
時計はストレスに弱いの。人間も一緒ね。
一陽来復と言って、冬至は一年の底。この日を境に陽気が上がっていくこと。
事態にも底がある。底に来てしまえば、あとは上がるしかない。
そう、何事も底で終わらせたくないね。
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