ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
自分には何にも夢中になれるものがない――。高校をやめて病院併設の喫茶店でアルバイト中の千春は、常連の女性が置き忘れた本を手にする。「サキ」という外国人の男性が書いた短篇集。これまでに一度も本を読み通したことがない千春だったが、その日からゆっくりと人生が動き始める。深く心に染み入る表題作から、謎めいた旅行案内、読者が主役のゲームブックまで、かがやきに満ちた全九編。(解説・都甲幸治)
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
大好き津村記久子さん。今回も安定の面白さ、というか普段よりわかりやすく希望が持てる結末のお話が多い印象でした。ちょっとした一歩が主人公の人生を大きく変える……かもしれないというテイスト。 テレビドラマにもしやすいんじゃなかろうか。津村作品は抜群に面白い割に映像化があまりされていないというイメージなの...続きを読むで、どこかのどなたか、ぜひ検討をお願いします。「河川敷のガゼル」のラストシーンなんか、とっても画になるんじゃないでしょうか。ガゼル連れてくるのが難しいか。
面白かった。ゲームブックが収録されているのには驚いたが、懐かしく遊ばせてもらった。表題作がとても良かったが、個人的にはSさんの再訪が面白かった。
111108さんにおすすめしていただいて。いつも素敵な作品を教えていただきありがとうございます。 どの小説の人物の日常も地味でうだつが上がらないのだけど、その中のほんのわずかな転機や喜びが描かれていて、なんだか読んでいて励まされるような気持ちになった。適度な距離感で幸運を祈ってくれるような1冊。 ...続きを読む職場で、自分は便利な駒あるいははけ口にすぎないと感じ、出勤の足が重いなあという時、通勤電車で何度もほのかに気分を上向かせてもらった。 「どこもかしこも居心地が悪いのだとしたら、それは柵や檻の外を選ぶだろう」という文章もすごく好きだった。津村作品はいつも心に響く文章がある。 どの作品も捨て難いけど、「サキの忘れ物」「河川敷のガゼル」「隣のビル」が特に好き。
風変わりな短編小説だな、というのが第一印象。 気付けばページをめくる手が止まらず、そのひとの他の本をチェック。 不思議。
津村作品の好きなところ。 少ししんどい(けどまだ本人は耐えられているのがミソ)状況に、フッと風穴が開くところ。 名前も知らない隣人(街の人くらいのニュアンス)が、その風穴を開けていくところ。 風穴が開いたその瞬間、私たちの人生に活路が生まれる。行き止まりだと感じていた道に、分岐があることに気付く。 ...続きを読む 本作も、表題作『サキの忘れ物』ほか、好きだな〜と感じる作品が並ぶ。主人公だけでなく、読者の生活にも風穴を開けてくれる。 さらに、挑戦的な構造の作品がいくつかあり面白い。 読まれる際は、ペンと紙をお忘れなきよう。
独特な世界観で語られる、よくある日常とちょっとした非日常。そして非日常の出来事をきっかけに日常が変わる。そんな物語の数々が集まった短編集。息が詰まりそうな人生における転換点は思いがけないところに転がっているものだと思わせてくれる。 どの物語もからりとした雰囲気で淡々と進んでいくが、そんな中でも親し...続きを読むみやすく不思議と惹き込まれた。
この作者さんの本は初めて読みました。 多彩で少しだけ日常から逸脱した、でもどこかのんびりした世界観。 お気に入りは「サキの忘れ物」「王国」「行列」「河川敷のガゼル」「隣のビル」 著者の他の本も読んでみたいと思いました。 (過去記録移動)
短編集。 津村さんの作品の温度が自分に合っていて、どの作品の中にも入り込んで読んでしまいます そしてサキ短編集買いました
このところハマっている津村さんの作品。 表題作「サキの忘れ物」は心身ともに居場所が見つからなかった千春がバイト先である喫茶店の常連客が置き忘れた文庫本「サキ短編集」をきっかけに自分と自分の居場所を見つける事になる。 鬱屈とした生活から1人の清々しい女性に代わって行く様子が気持ちの良い読後感。 「隣の...続きを読むビル」は津村さんの得意分野なのだろうか、津村記久子作品を読み始めたきっかけの「十二月の窓辺」という作品も隣のビルとその中で働く人との交わりが描かれたいた。 自分の置かれたビルから隣のビルを眺望しそのビルとその中に生きる人々に思いを馳せ、自分の今と向き合う。 本作では自分のいるビルから隣のビルに飛び移りそこで出会った人との交わりから今の自分を見つめ直しこれからの道を探る勇気を得る。
淡々としているのにすごく惹かれて あっというまに読み終わっていました。 カギをなくした人のエピソード と あれを見るためにならんでいる人のエピソードが おもしろかったです。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
サキの忘れ物(新潮文庫)
新刊情報をお知らせします。
津村記久子
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
ポトスライムの舟
婚礼、葬礼、その他
アレグリアとは仕事はできない
ウエストウイング
エヴリシング・フロウズ
君は永遠にそいつらより若い
現代生活独習ノート
子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答
「津村記久子」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲サキの忘れ物(新潮文庫) ページトップヘ