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Posted by ブクログ 2023年10月16日
「とにかく、この軽い小さい本ことだけでも、自分でわかるようになりたいと思った。」
当たり前だけど、読書をする行為は、読書から何かを得る前に必要なこと。そして、本を手に取る事のハードルの高さは、人によって違う。そのハードルを超えた時に、はじめて知ることに、感じることに出会う。
「行為」と「得る事」の間...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月01日
共通テストの過去問に「サキの忘れ物」が使われていて、その問題で満点を取れたのが嬉しかったので買った
サキの忘れ物は高校を中退して病院のカフェで働いている主人公が忘れ物の小説をきっかけに本を読み始める話だった
空気の湿度とか温度とかにおいが伝わってくるみたいで読んでいてここちよかった
その他にもす...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月05日
津村さんの作品は、同じ境遇にある人たちの心の中の動きがつぶさに描かれていて、え?私の声?とか、同じ立場だったらそう感じちゃうよね〜という共感半端ない。大きな事件が起きるわけでも、大きな嬉しいこと、大きな悲しいことが起きるわけでもない。でも人は生きていくわけで、そのための一歩踏み出すためのエネルギーは...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月01日
いやぁ、またまた津村ワールド 楽しめた
まったくつながらない短編9つ。
たやすくない日常に、ところどころやってくる、人からの小さな毒を払いつつ、聞こえなかったふりをしたり、流しながら、本当に小さなあたたかさを見つけたり、出会ったりの物語。どうも見つからないのもある(笑)
表題の「サキの忘れ物」が...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月26日
楽しそうな装丁に惹かれて手に取り、本が出てくる話らしいと見てレジまで行きました。
表題作の「サキの忘れ物」は大学での人間関係に挫折したらしい女性が、バイト先の喫茶店で忘れ物の本と出会い変わっていく暖かなストーリー。
短編すべてこのコンセプトかと思ったら、他は気持ちザワつくものが多い。古い街の街歩きガ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月10日
可愛らしい装丁、本の題名に惹かれ買った本。
私が想像していたものと150度くらい違う内容でした。
内容的に普段は好んでは読まないジャンルの本でしたが、
短編集だったので私にとっては尚更良かったのか、ちょっとシュールな感じが何だか癖になりそうです。
さらっと読み進むことが出来ない内容でした。本って...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月16日
久しぶりに津村さんの作品を読みました。
帯は、
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1冊の
文庫本が、
18歳の千春を
変えてゆく。
いつまでも残響が胸に残った。(森絵都)
津村さんの新作は希望のひとつなのだった。(益田ミリ)
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9...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月26日
表題作「サキの忘れ物」がめちゃくちゃ良かった。少しでも本が好き、好きだった時間を持つ人の心に沁みるんじゃないかなあ。続く「王国」も好き。じっと白目を剥いてる幼稚園児を想像すると面白い。
津村記久子はエッセイとお仕事小説(いわゆる「お仕事小説」じゃないのだがそう呼びたい)しか読んだことがなかったので、...続きを読む
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