現代生活独習ノート
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現代生活独習ノート

770円 (税込)
539円 (税込) 12月25日まで

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「リフレッシュ休暇をもらったが、もはや私にはリフレッシュする気力自体が残っていなかったのだった。」

入社希望の学生のSNSチェックに疲れ果てた会社員。代々続く母と娘の台所戦争。遅れても許せてしまうことが美点のロバによる配送サービス……。膨大な情報の摂取と判断に疲れてしまった現代人の生活に寄り添うやさしさと、明日を生きるための元気をくれるユーモア満載! 味気ない日々をゆるゆると肯定し、現代人の張りつめた心をゆるめる短編集。

「もう何もしたくないという切実な本音に寄り添ってくれる稀有な小説」――金原ひとみ

本屋大賞2位『水車小屋のネネ』、Xで何度もバズった芥川賞受賞作『ポトスライムの舟』など、
書店&SNSで話題を集める著者による、「脱力系」日常譚の真骨頂!

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現代生活独習ノート のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    カバー装画と挿絵が敬愛する木下晋也さんなのを見てこれは絶対に好きに違いないと思い購入したけど期待どおりだった。

    その木下晋也さんの名作「ポテン生活」にも通ずる非日常的な日常が、自分自身の荒んだ日常に何かホッとしたものをくれます。でも「牢名主」と「フェリシティの面接」はちょっと不穏な気持ちになったな

    1
    2025年06月04日

    Posted by ブクログ

    クソみたいな日常で生き延びる術を教えてくれる。具体的に何をどうするという話ではなく、自分と重ねて読み進め(驚くほど荒み具合に共感しつつ)て行き、ラストではまあ何とかやってくか、という気持ちになれる。最後に希望を与えてくれる、それがまた良い塩梅で。
    あるいは、若者の無力さと希望(無力であるが故これから

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ

    次は何を読もうかと、積読本たちをあれでもないこれでもないと10数ページ読んでは辞めてを繰り返して、壮大な長編小説も重い話も読む元気がないな、なんか気楽なのがいいな、と手に取った。
    1話読んで、これだわ、ってなった。
    全く劇的な事は起こらなくて、明るいわけでもないただ日常の生活を切り取ったようなゆるい

    0
    2025年10月05日

    Posted by ブクログ

    現代生活手帖と粗食インスタグラムが好き。

    特に粗食インスタグラムの、オプションが多いことがいや、という感覚は共感が強い。
    あんまり料理をすることが好きではないのは、オプションが多すぎるからだと思う。最近、物事のルーティン化について、考えている。選ぶことを減らす。別に何でもかんでも減らしたいわけでは

    0
    2025年06月11日

    Posted by ブクログ

    私の好きな津村さん(とか言ってあまり読んだことない。でも好きな作家)。
    ぶっ飛びすぎず、でもなんだか不思議な空間になっている。読み終えて、心が軽くなるような、ならないような。地に足がついてるような、いや少し浮いているような。

    「台所の停戦」「牢名主」「イン・ザ・シティ」など、悪人とまで言えないかも

    0
    2025年11月12日

    Posted by ブクログ

    短編集。好きだ、この方の、地に足のついたユーモア。淡々とした語り口のまま気づくとふわっとおかしな事が起きている。本作はいずれの話も、ものすごくニッチな設定下での人間の心理を細かく描いていて、それが面白おかしい。

    レコーダー定置網漁
    まず、帯の情報番組を自動録画するレコーダーを定置網になぞらえて、録

    0
    2025年10月16日

    Posted by ブクログ

    ▼津村記久子さんの短編集。
    収録作は
    「レコーダー定置網漁」
    「台所の停戦」
    「現代生活手帖」
    「牢名主」
    「粗食インスタグラム」
    「フェリシティの面接」
    「メダカと猫と密室」
    「イン・ザ・シティ」

    ▼津村さんはけっこう長く、もう15年くらいか、読ませていただいています。何といっても長編の最新作

    0
    2025年07月18日

    Posted by ブクログ

    津村さん節が強烈で、この角度のユーモアを深掘りする作家さんはなかなかいないと思うので新しい読書体験ができました。
    気持ちが晴れやかな日と憂鬱な日が目まぐるしく変わっていくのも別に悪いことではないんだなと感じることができました。

    0
    2025年07月05日

    Posted by ブクログ

    津村記久子さん、3つ目。この前に読んだ「とにかく家に帰ります」が好きすぎて、それよりは好きが低め。「牢名主」が怖すぎたかな?あと、ワタシが食いしん坊なので「粗食インスタグラム」も「う〜ん…」でした。「レコーダー定置網漁」「現代生活手帳」は好き。前者の、心が疲れ切った時の派手ではないきっかけでゆる〜く

    0
    2025年06月29日

    Posted by ブクログ

    著者の『この世にたやすい仕事はない』と同じ空気感のある短編集。

    仕事や人間関係などの疲れとか日常の細かなあるあるにスポットを当てるのが上手いな〜
    ロバの配達員が可愛い。そんな突飛なのも出てきてクスッと笑えてゆるっと気楽に読めた。
    粗食インスタグラムの最後に出てくるご飯を無性に食べたくなって真似して

    0
    2025年06月26日

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