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身長175センチ、22歳、処女。いや、「女の童貞」と呼んでほしい――。就職が決まった大学四年生のだるい日常。その底に潜む、うっすらとした、だが、すぐそこにある悪意。そしてかすかな希望……? 芥川賞受賞作家の鮮烈なデビュー作。
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「君は永遠にそいつらより若い」
2021年9月17日公開 出演:佐久間由衣、奈緒、笠松将
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Posted by ブクログ
私はホリガイがとっても好きだ なんだろうか、私に似てるとかそんなおこがましいことは思わないけど、彼女の中途半端で流されやすいところも人の気持ちを考えてるのに考えられてない行動してしまうところも、まっすぐにしか見れなくなる時があることとか。 読み終えた時、あぁホリガイさんに会いたいって思った会ったこ...続きを読むともないのに
遅ればせながら、津村記久子の大ファンとなったので、デビュー作を読んでいないことを恥じ、手に取る。 なぜこの人をずっと追ってなかったのか!後悔後悔…。でもこれからの楽しみが増えたと思えば! リアリティに寄与するユーモアの匙加減が心地よい。群像を描いて種をばら撒き、どこに到着するかわからない書き方は新...続きを読む鮮。 仕掛けられた種が想像もつかないところに芽をふくのが楽しい。 そう来たか! 最後は泣けました。
兎にも角にも、ずっとすごーーーー!と思いながら読み進めた。 かなりパワーがあるのに言葉の優しさとか柔軟さが際立っている感じ キャラの濃さもそこそこにあるけれど、まどろっこしさは全然感じなくて、いやこういう人たち居るなあってしみじみするような 勝手に私もホリガイになったような気持ちで色々な人に関...続きを読むわって苦しんでもがいて少し嬉しくなったりした。私も日々の不安や様々な感情と真正面から向き合ってちゃんと言葉にしていけたら、、と思う。
また素晴らしい小説に出会えたことに感謝。そして、また大好きな作家が増えました。津村氏の語る言葉のあまりの熱量と、また、それを軽くいなすようなユーモアセンス、言葉のチョイスなど、どれも最高っす!イノギの「そこにおれんかったことが、悔しいわ」は最強に優しい。 主人公ホリガイのブレブレではあるが やるべき...続きを読む時にはやる、行動力は素敵すぎる。動くべき時のために普段いかに準備しておけるか。誰かの為に…。
津村記久子のデビュー作のタイトル「君は永遠にそいつらより若い」は改題されてつけられたものらしい。作品を象徴するとても秀逸なタイトルだと思う。このタイトルに惹かれ、沢っっ山の人に作品が読まれるといいなと思う。
男らしく/女らしくと期待され、すり減るさま。 いとも簡単に人は死ぬってこと。 表層を舐めて理解した気になるグロテスクと、到達しえない他者理解という理想郷。
映画を見てから、原作を読みました。 原作と映画では大きく印象が異なることが多いのですが、この作品は原作の雰囲気を映画にも上手く投影してるなと思いました。 性について思い悩んだ青春時代。自分が何者かと言う問いと、何者でもないと言う絶望の狭間で、ごく『普通』に生きてきました。 なにかその若き日の漠然とし...続きを読むていて、切実な思いみたいなものを思い出させられる作品でした。
言ってしまってから、やってしまってから、言う前から、やる前から、の後悔が多いホリガイだけど、誰よりもちゃんと傷ついて、誰よりもちゃんと他者を想っている。短所の数が長所の数を上回っても、ヘラヘラした振る舞いの下に隠れる、たった一つの揺るがない信念があればきっとそれでいい。 もう充分人の抱えた痛みに敏...続きを読む感な彼女を、それでもまだ自らが感じる言いようのない欠落感を持て余す彼女を、大事な人のためにとっ散らかってしまう彼女を想う。この本を、映画を思い出すと、彼女に対する共感や愛おしさ、私自身への情けなさと不甲斐なさ、そして自分にとっての大切な人のこと。いろんな感情が湧き出してきて眼の奥がツンとしてしまうのだ。自分の中で痛いほどの強度を持って刺さってしまった。
卒業間近の大学生の日常の話 心の中にわだかまるものを抱えた女性同士が出会う 最初は何の話かわからず、全体像がつかめない 所々に主人公の諦めやら、今の状況を受け入れてる感じで話が進む 他者を力で制圧する 男性と女性、大人と子ども 力の強いものが弱いものを侵す 弱者の抗いの哀しみを まるで 傾いて暗...続きを読むくなり翳りゆく部屋のような雰囲気で描きだされてるような作品だと思った 終わり方も、なんだか物語を創っていますという感じかない 自然体がよかった 津村記久子の今の作風では性的な描写が全然ないので、そういう表現があまりすきではない作家さんなんだと認識していたけど、初期の作品は結構それがあるのかな 性的な描写があって尖っている印象を受けた
プロローグでの不穏な始まりは、大学生活での様々なエピソードを読んでいるうちにすっかり忘れてしまい、じわじわ語られる、弱いものが強いものに蹂躙される問題に嫌味なく切り込んでいく。そしてプロローグに通じるラストにはっとさせられます。とは言え、青臭い大学生活も楽しく重いテーマではあるがクスりとさせる文体も...続きを読むあって重たさは感じられません。文体と言えば、様々な表現、言葉の組み合わせに、反芻して読むことも多く、楽しい読書でした。セリフが少なく、主人公による癖があるものの読みやすい文書が好みです。最後に着信したメールに嬉しさが込み上げました。
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君は永遠にそいつらより若い
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津村記久子
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