アレグリアとは仕事はできない

アレグリアとは仕事はできない

605円 (税込)

3pt

「おまえなあ、いいかげんにしろよ!」と叫びたくなるほどの性悪女、アレグリア。男に媚ばかり売って、すぐ疲れたと言っては休み、ふて腐れて動かなくなる。ミノベの怒りはとどまるところを知らないのだが、まわりの反応はいまひとつ。コピー機に文句を言ってもねえ、と先輩は言うが……。表題作に、地下鉄で繰り広げられる心理戦を描く「地下鉄の叙事詩」を併録。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

アレグリアとは仕事はできない のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    仕事がうまく進まない感じがリアルに伝わってくるというか
    心境的にはそんな感じっていう
    そしてアレグリアみたいなやつに対する苛立ちとか
    こんな極端なシチュエーションではないけど、なんか分かるな、みたい
    そしてウッカリしちゃったこととか
    別にやる気がないとかそんなのではないんだけど、嫌なんかダルいなって

    0
    2023年12月17日

    Posted by ブクログ

    一見、大事ではないがおかしいだろってことをまわりはわかっていて何事もないようにしているように見えるとき、自分だけが考えすぎなのかと言い出せずモヤモヤと膿がたまっていくような感覚がリアルに描かれている。

    登場人物にとっては辛いことなんだけど頭のいいユーモアを持って描かれているためおもしろく、読みやす

    0
    2016年01月17日

    Posted by ブクログ

    二つとも、題名や最初の流れからドタバタ喜劇だと思っていたが、そんな事はなかった。真面目な小説。津村記久子って凄いなぁと感心せざるを得なかった。

    0
    2015年11月30日

    Posted by ブクログ

    初めて読んだ津村さんの作品でした。

    大好きです。
    ひねくれてるよなあ、と思いつつ
    笑ってしまいます。

    ひねくれてる、ってネガティブイメージですが
    津村さんの場合はポジティブになります。
    文体がそうさせるのか、
    ストーリーがそうさせるのか。

    0
    2014年03月07日

    Posted by ブクログ

    表題作「アレグリア…」では飄々と、「地下鉄の叙事詩」ではイライラと、毒舌を連ねながら話は進んでいく。そして最後の最後に、このどうしようもない世界の片隅に生じた女たちの苦い連帯が言葉少なに描き出される。

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ

    物事をこんな角度で見ている人がいて、でも頑張って生きているんだなあと励まされる。キャラそれぞれ、周りの人から見たら怪訝に思うことも、本人目線で見ると共感できてしまう。自分の鬱憤も自分らしさと思って拒絶しないようにしたい。

    0
    2025年10月21日

    Posted by ブクログ

    コピー機なのに人間扱いされているユーモアセンスバツグンの小説をあなたに!
    第13回酒飲み書店員大賞受賞作品

    0
    2025年08月18日

    Posted by ブクログ

    表題作は、まとめてしまえば「コピーの性能が悪い複合機の話」…なんだけど、「あるある!」「わかる!」と共感ポイントが多く、一気読み。
    複合機の話であり、人間にも置き換えられる話であり、働いていれば一度は遭遇する事態(もしくは人物)。
    もう1作品は、読みはじめと印象がガラリと変わる。これもまた、通勤ある

    0
    2025年05月07日

    Posted by ブクログ

    うーん、なんというか津村記久子のいいところ無しでネガティヴな部分だけが際立った一冊かな。彼女の良さって世の中の窮屈さや生きづらさや会社での苦しさをベースにしながら、その中での人の気持ちの触れ合いとかを上手に描くとこかと思ってたんだけど、この本の二編にはそれがない。ひどい複合機で辛いだけ。地下鉄の中で

    0
    2023年07月20日

    Posted by ブクログ

    ミノべのキャラクターが一貫している。当たり前だけど同性同士だからといって何から何まで共感できるとは限らない、当たり前だけど。頼りにしていた存在との相容れなさに気づく過程が切ない。

    『地下鉄の叙事詩』一つの朝を多面的に描いていて面白かった。みんな勝手なこと思ってる。周囲を負け組と見なし、自分だけは特

    0
    2022年03月03日

アレグリアとは仕事はできない の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ちくま文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

津村記久子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す