無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
僕には【サバの味噌煮の缶詰】を見ると思い出す友だちがいる。小学校の運動場。放課後にサッカーボールを追いかけることだけが人生の全部だった、あの頃。そこにはタケちゃんがいた。小学校最後の夏休み、僕はタケちゃんと一緒に冒険の旅に出た――。
懐かしくて、じんと来る、笑いと涙の映画『サバカン SABAKAN』(2022年8月19日全国公開、出演は番家一路、原田琥之佑、 尾野真千子、竹原ピストル、貫地谷しほり、草なぎ剛)。本書は金沢知樹監督が書き下ろした原作小説です。
「サバカン SABAKAN」「ガンダムの恋」「弟と少年ジャンプとプラネットマン」の三篇を収録。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
昭和60年代(1980年代)の長崎を舞台にした、小学校6年生の主人公(作者?)を中心とした物語である。あの時代を過ごした「男の子」なら、誰もが思わず「うんうん…」とうなづくであろう日常生活、風俗習慣、が、これまた郷愁を誘う方言(ここでは九州、長崎の「…たい」「…やもん」という口調である)で、実に平易な文体で描かれており、読みやすい。
読みやすい、とは言ったものの、果たしてこんな日常会話のような文体で、実にその情景を読む者の頭の中にありありと(時には夏の日差しやのどの渇き、殴られた時の痛みまでも…)思い浮かべさせてくれる、これはもう作者の才能と言っても良いのではないかと思う。実際、小学生が書いているのに、妙に心に訴えかけてくる優れた作文、を読ませてもらっているようで、実に心地よい。
ところで私自身は昭和40~50年代に小学校に通っていたので、この小説の主人公とは20年近くは世代が異なる。しかし、あの時代、そう昭和というのは、戦後、高度経済成長という過程を追ってきたにしても、家族のつながりとか、社会情勢とか、テクノロジーとか…、もろもろの物事は、「あまり変わらなかった」時代だったのではないかと思う。そのことが逆に、皆をのんびりとさせ、誰かに言われるでもなく互いに助け合い、貧富の差こそあれ誰もがそれなりに生活していた…、良い時代だったのかなとも思う。
脱線してしまい、また繰り返しになるが、実に平易な文体でみずみずしく描かれた、昭和の子どもの楽しい日記のような文学作品である。子どもの日常生活を、ここまで魅力あるものとして表現してくれた作者に、大いに感謝したい。映画化もされているとの事で、書籍を読まずに、映画館でこの世界観を体験したかったな…とも思う…
Posted by ブクログ
1986年長崎
ここで暮らすごく普通の小学生、康弘のみっつのエピソードが詰まった1冊
そのころ、九州で青春を過ごしていた私にとっては九州弁を含めて親近感しかない1冊
昭和の小学生男子ってこんな毎日なんだね
キン消しに少ないお小遣いを全て投入したり、怒られるのそっちのけで無茶な遠出をしてみたり、無駄に責任感じてへんなとこ頑張っちゃったりして
ばかだなーと思ったり、純粋すぎて泣かされたり
ほんとはあと2話あるらしくて読んでみたい
その中にはきっと康弘のナヨナヨのヘロヘロになる恋の話も入ってるに違いない
1話目「サバカン SABAKAN」
お魚大好きな友人、極貧タケちゃんと過ごした日々
2話目「ガンダムの恋」
恐怖の体育教師ガンダムが恋に落ちた話
3話目「弟と少年ジャンプとプラネットマン」
弟の入院
どれもニヤニヤしながら読むんだけど、結局どれも最後にジワッとさせられる
『聖闘士星矢』、私も好きだったな 笑
Posted by ブクログ
一人の小学生の男の子が主人公の三つの物語。
それぞれ、友情、恋愛、兄弟愛がテーマになっていました。
「サバカンSABAKAN」は、「小学生の一夏の思い出」って感じで、物語が颯爽と進むので、読み心地が良かったです。
学生時代の夏休みって、長い様で、あっという間に終わる。でも、その間で得た経験は濃くて、大人になった今でも心に残っています。
読みながら、そんな事を思いました。
「弟と少年ジャンプとプラネットマン」
弟のために奔走するお兄ちゃん。かっこよかったです。兄弟って、やっぱいいなーと思いました。
短くて数時間で読める一冊。
映画化されているので、今度観てみたいですね。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。