中村理聖の作品一覧
「中村理聖」の「砂漠の青がとける夜」「若葉の宿」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「中村理聖」の「砂漠の青がとける夜」「若葉の宿」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
感想をまとめるのがとても難しい小説だった。
第一印象では『甘さ』『愛してる』がキーワードとして沢山描かれていると感じ、小説の中で『甘さ』は感情を表していますがそれは一つの感情だけではないと思いました。
●『甘さ』に関する疑問点
小説の最初の方で、主人公の女性・美月は雑誌編集をするにあたってパンケーキを食べる。しかし、その味を決まった常套句でしか表現できない自分に苛立ち、毎晩角砂糖を食べてしまう「角砂糖現象」が起こってしまう。
パンケーキの特集の仕事が終わるとその現象は消え、美月はバスタブに湯を張って角砂糖を溶かして入る。
その「甘さ」が活き活きと自分の中に根付いていると感じるがその甘さを表
Posted by ブクログ
注意:今回はいつもより多分に私見が入っており、なおかつそれゆえに作者さんの思惑通りの解釈をできていない可能性が高いです。以上をご理解のうえ、書評をご覧ください。
この小説、ヤバい。
亡き父の料理店をカフェに改装した姉から手伝いを頼まれたことを機に、東京での出版社勤めをやめてウェイトレスになった主人公の、カフェに通う不思議な少年や姉と懇意にしていた小学校教諭の青年などとの交流を描いた一年間が書かれた小説。
これだけ読むと、ただの『スイーツ(笑)向けのふいんき←なぜか変換できない』小説。
実際そういう側面は強い。
強いんだけど、その一言で片付けていい作品とは僕には思えなかった。
この小説、
Posted by ブクログ
言葉がふわふわと漂う、居心地のいい、けれど時たまキッと苦しくなるような本だった。
東京での暮らしから離れ、姉と一緒に京都でカフェを営んでいる美月。
言葉を紡ぐことを仕事にしていた彼女らしく、語り手の描く心象風景が美しい。
けれど美月自身は、いつも所在無げに漂っている不安定さがある。
そんなカフェに訪れる、不思議な中学生の男の子。
そしてかつて流産を経験した姉。
いびつなのだけど、間接的に表現される分、ストーリーはずっと柔らかく読める。
美月と準くんがお互いの存在を頼りに、自らの足元を見つめてゆく姿は、見通せなくてもなんだか優しい。
恋だとか、愛だというハッキリした名前がなくてもいいのだ