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昼顔
映画版を完全ノベライズ! 決して出会ってはいけない二人の、運命の歯車が動き出す――。 17.6/10公開の映画「昼顔」を完全ノベライズ! 上戸 彩、斎藤工、伊藤 歩、平山浩行……。豪華キャストが紡ぐ映像世界を小説で再現。ドラマ版で許されない恋に落ちた紗和と北野の3年後を描く。衝撃のラストに、涙が止まらない――。 【あらすじ】 お互いに結婚していながら、惹かれ合い愛し合うようになった紗和と北野。その関係はいつしか明るみになり、別れざるを得なくなってしまった。あれから3年――。 運命のいたずらか、再びめぐり会う二人。あの時に交わした愛を忘れられず、どちらからともなく逢瀬を重ねていく。そんな中、二人の前に現れたのは……。 「神様、あの人を私にください」 -
光二郎分解日記 相棒は浪人生
二宮光二郎七十五歳、元理科教師で趣味は分解。大抵の故障はすぐ直す。ただし最近頭の調子がイマイチで、家族はちょっと困ってる。そんな俺のじいちゃんが、芝刈り中の老人を刺したって!? クセありじじばばも巻き込み、浪人生活まっさかりのかけるは、真犯人を捜せるのか。「二人で一人」の迷探偵が大活躍! ※本作品は 2015年7月24日~2017年6月15日まで販売しておりました単行本版『分解日記 光二郎備忘ファイル』の文庫版となります。本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。 -
犯罪心理捜査官セバスチャン 白骨
道に迷ったトレッキング中の女性が偶然見つけたのは、泥に埋まった人骨だった。山中に埋められた六人の遺体。大人が四人、子どもが二人。ずいぶん前に埋められたらしく白骨化していたが、頭蓋骨には弾痕があり、殺されたものと思われる。早速トルケル率いる殺人捜査特別班に捜査要請が出された。トルケルは迷ったあげく、有能だがトラブルメーカーのセバスチャンにも声をかける。家に居座ってしまったストーカー女にうんざりしていたセバスチャンは、渡りに舟とばかりに発見現場のイェムトランド県に同行する。史上最強の迷惑男セバスチャン再び登場。 -
鉄道少年
切なくて温かい人と鉄道の「絆」の物語。国鉄が健在だった1981年、北海道から東京までひとりで旅をする不思議な男の子がいた。室蘭本線、中央線、東海道線、相模線……男の子の存在は出会った人々の記憶に深く刻まれる。彼はなぜひとりで旅しているのだろう。成長した「わたし」は、思いがけない形で自らの過去を知ることになるが――家族・青春小説の名手が贈る、謎と希望に満ちた感動の物語(「鉄童の旅」改題)! 梯久美子氏の解説より一部抜粋「本書には佐川さんの小説にはめずらしくミステリーの要素があり、またファンタジックな側面もあるが、一方でいつもの佐川さんらしく、地に足の着いたリアリティと生活感があり、成長小説、職業小説としても読むことができる。そこに鉄道が大きくかかわってくるのが私のような鉄道ファンにはたまらないのだが、とくに鉄道好きというわけではない人にとっても、主人公とともに電車に乗って旅をしながら謎を解いていく過程は、ワクワクしたり、しんみりしたり、涙したりしながら、やがては自分自身の過去と未来に思いをはせる、特別な読書体験となるに違いない」 -
吉田健一
「ある本が読めるか、読めないかを決めるのに一番確かな方法は、その本が繰り返して読めるかどうか験(ため)して見ることである」──本を読み、文学に親しむ喜びを様々な視点から語りつくす長篇評論「文学の楽しみ」、ヨーロッパという文明が十八世紀に完成し、人間の自由を重んじるその精神が再生したのが十九世紀末だとする記念碑的著作「ヨオロッパの世紀末」の他、酒を愛する男が灘の技師と出会って体験する不思議な一夜を描く小説「酒宴」、若くして別れた母への思いを綴った「母について」、市井の旨(うま)い店と料理をめぐるエッセー「食い倒れの都、大阪」など傑作19篇を厳選。 解説=池澤夏樹 解題=島内裕子 月報=松浦寿輝・柴崎友香 -
パンドラの少女
【2017年7月公開・映画『ディストピア パンドラの少女』原作】その少女の名はメラニー。大好きなジャスティノー先生と教室で会えるのを心待ちにして、独房で過ごしている。移動はいつだって車椅子だ。兵士に、手足と首をストラップで厳重に固定されて――。人間の精神を失い、捕食本能だけで行動する〈餓えた奴ら(ハングリーズ)〉によって、滅亡の淵にある世界。だが、メラニーのような奇跡の子供たちが、荒廃した街で発見される。世界を救う鍵を求めて、ロンドン北の軍事基地で子供たちの研究プロジェクトが進められていた――その日までは。一気読み必至のエンターテインメント! -
ママがほんとうにしたかったこと
じんわり胸にしみる言葉満載のワーママ小説。 「仕事も家庭も。仕事か家庭か。人生はバランスが崩れた時にようやく本気で動き出す。自分が本当に望むコト=大事なコトを探し中の全ての女性に!」――VERY専属モデル・クリス-ウェブ佳子 家族と本をこよなく愛する3人の子どもの母アリス。主婦業と並行して女性誌に書評を書き、親友スザンナの経営する町の書店に通う平穏な暮らしのなか、弁護士の夫ニコラスが失業、突然フルタイムで働くことに!就活の末、拾われたのは巨大ショッピングモールで成功した新興企業。ニューヨークに新形態のバーチャル書店を出店することになったのだ。「未来の書店」というコンセプトに、アリスは大きな希望を頂く。 スザンナには大反対されながらも、夫と子どもの応援を受けて働き始めるアリス。最先端の職場では聞き慣れない略語が飛び交い、24時間指示メールを受け取る嵐のような日々。家事はおざなり、育児もシッター任せとなり、夫はイマイチ頼りにならず、子どもとの間も微妙に。ある日、アリスのなかで何かが切れる――。 「あるある」「これって私のこと?」ワーママなら思わず頷いてしまう描写、そしてじんわりと胸に染みる言葉が満載のアメリカ発の共感小説! -
NHK「100分de名著」ブックス 良寛詩歌集 「どん底目線」で生きる
子どもたちと手まりをついて遊ぶお坊さん――として、今なお多くの日本人から愛され続けている良寛。どん底の立場から世の中を見据えた清貧な乞食僧は、漢詩と和歌を愛し、亡くなる直前まで「こころの言語化」という精神活動を深めた表現者でもあった。厳しい競争と経済至上の社会のなかで「自分」というものを見失いがちな今日、みずからの姿でもって「人間の座標軸」を示そうとした良寛の生きざまを見る。 [内容] はじめに 「どん底目線」と「徹底した言語化」 第1章 ありのままの自己を見つめて 第2章 清貧に生きる 第3章 「人」や「自然」と心を通わす 第4章 「老い」と「死」に向き合う ブックス特別章 良寛さんの仏教理解 -
製鉄天使
辺境の地、東海道を西へ西へ、山を分け入った先の寂しい土地、鳥取県赤珠村。その地に根を下ろす製鉄会社の長女として生まれた赤緑豆小豆は、鉄を支配し自在に操るという不思議な能力を持っていた。荒ぶる魂に突き動かされるように、彼女はやがてレディース〈製鉄天使〉の初代総長として中国地方全土の制圧に乗り出す――あたしら暴走女愚連隊は、走ることでしか命の花、燃やせねぇ! 中国地方にその名を轟かせた伝説の少女の、唖然呆然の一代記。『赤朽葉家の伝説』から三年、遂に全貌を現した仰天の快作――一九八×年、灼熱の魂が駆け抜ける。/解説=大森望 -
花葬
期待の女流作家による青春群像劇。 五人の男女の過去と現在が絡み合う青春群像劇。 叶わない恋、追い続けた夢、崩れ去る覚悟・・・・・・。 「お願い、いつか、わたしの絵を描いて」 姉の自殺の真相を訊くために、美術教師で義兄のアトリエに通う栞。 学費を捻出するために、JK産業に手を出してしまった愛。 小学生の頃にいじめていた幼馴染みと思わぬ所で再会した恵。 愛する人の近くにいられる場所をひたすら探し求める誓。 大切なものをすべてなくし、生きる意味を見いだせなくなった了。 小説推理新人賞作家が瑞々しい文章で紡ぐ、儚くて切なくて残酷だけど胸に響く、五人の男女の「青春の余韻」――。 -
窓がない部屋のミス・マーシュ
“あなたの心の謎、解き明かします!” 凸凹占いユニットが、タロットカードになぞらえて相談者たちからの難問をズバッと解決!? 感動したいあなたに贈る、可笑しくて優しい占い×人情ミステリ! カネなし、男なし、才能なし。29歳のタロット占い師・柏木美月は人生の岐路に立っていた。 そんなある日、美月は儚げな美少女・愛莉を助ける。愛莉は見た目とは逆に、クールでずば抜けた推理力を持ち、孤独な引きこもりでもあった。 彼女を放っておけなくなった美月は、愛莉と占いユニット“ミス・マーシュ”を結成し、人々の悩みに秘められた謎に挑むが!? ほろりと泣ける第2回角川文庫キャラクター小説大賞《優秀賞》受賞作。 -
パンドラ 猟奇犯罪検死官・石上妙子
連続ドラマ化された「ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズの人気登場人物“死神女史”こと石上妙子の、若かりし頃の事件を描いたスピンオフ作品が登場! 「猟奇犯罪捜査班」の“死神女史”として、藤堂比奈子らを助ける検死官・石上妙子。 彼女がまだ大学院生だったとき、その事件は起きた。 法医学部の教授のもとで、妙子が検死を担当した少女。彼女は自殺と思われたが、「遺書」の一部が不思議なところから発見された。妙子は違和感を持つなか、十代の少女の連続失踪事件が発生していることを、新聞と週刊誌の記事で知る。 刑事一年目の厚田巌夫と話すうち、別の女性の変死体のことが分かり、「自殺」に疑念を持つ妙子。 そして大学では、英国から招聘された法医昆虫学者である、サー・ジョージが研究を開始、妙子がサポートをすることになった。彼の研究が犯罪を解き明かす鍵になるのではと考えた妙子だったが……。 【電子版特別付録有り】 -
初恋は坂道の先へ(角川文庫)
小学校の教師をしている25歳の研介。ある日、恋人の品子に一冊の本が届くと、彼女は失踪した。本の贈り主は品子が以前話していた「忘れられない初恋相手」なのか? 場面は変わり、中学2年生のしなこは敬愛する小説家、日向の家に通っていた。日向には、海人という不登校の孫がいる。彼は本をばらばらにする謎の行動をしており、その取っつきにくい性格に初めは馴染めなかったが、徐々に交流を深めていく。 〈選考時のコメントより〉 ●僕はこの物語を読んで感じた気持ちを形容する言葉を知りません。ただただ、ジタバタするほど面白かった。そして泣いていました。この物語が大好きだと世界中に叫びたくなりました(35・男・書店員) ●どこにでもいる、特別に何か持っているわけでもない登場人物、なのに一人一人が生き生きとしていて、しっかりと心に残る(32・女・書店員) ●『本』というものは、人を結びつけたり人の心を救ったりするすごいものだということが、まっすぐ書かれていて嬉しくなりました(36・女・書店員) ●ありきたりな恋愛ものかと思いながら読んでいたら見事にだまされた。辻村深月や朝井リョウを最初に読んだ時を思い出した(28・男・書店員) ●それぞれの世代がそれぞれの視点で風景を見つめ、生きている。眼差しが優しく、未来が明るく感じられた(36・女・公務員) ●読み終えた後に、不器用な自分を少しだけ好きになれた気がする。(29・男・販売業) ●やられた!と声に出してしまいました。私も小説を読んで励まされ本のおかげで出逢えた人もいます。感情移入して夢中で読んでしまいました(18・女・高校生) 第1回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞〈大賞〉受賞作に、文庫化にあたり短編「かなたの小説」を収録。 -
オーダーは探偵に コーヒーに溶けるセピア色の謎解き
ドSな高校生探偵・上倉悠貴。解けない謎はないと噂される完全無欠な彼には、秘められた過去があった。常に懐にあり、手放すことのない契約切れの『古い携帯電話』。中には、とある少女からの留守番電話メッセージが録音されていた。何年経ってもその内容を消去できずに。上倉悠貴が唯一抱える痛恨の未解決事件だった。そして現在、彼は再びその事件に対峙する。全てをなげうって推理に挑む悠貴を見た美久は、何故か胸がちくりと痛むのを感じ……。 -
繰り返されるタイムリープの果てに、きみの瞳に映る人は
「あなたは運命の人じゃなかった」。順風満帆かと思われた慶介と亜子の関係。しかし亜子は突然に別れを告げた。驚きと悲しみに打ちひしがれた慶介に、しかしタイムリープというチャンスが与えられる。別れの際に告げられた、その原因となった行動や欠点を改め、克服していく慶介だが、その先に待つのは幸せか、それとも――。繰り返されるタイムリープの果てに、慶介と亜子、二人がついに辿り着く真相と結末とは? -
一年前の君に、一年後の君と。
大切な彼女を事故で亡くし、絶望する臨床心理士の浅賀。ある日、彼のもとに「一年後の君と」という件名で紅葉の写真付きメールが届くが、それは一年前の日付からだった。もしかしたら……と考える浅賀だが、メールの差出人は「ark(アルケー)」と名乗る入院中の女子高生で、過去を変えることは不可能だった。そんな見知らぬ少女と不思議なやりとりをすることになった浅賀だが、彼女の明るさで傷ついた心が少しずつ癒されていく。だが、ある日、真実を知る日がやってきて……。 -
藤沢周平伝
元山形新聞記者が『ひさし伝』(新潮社)に続き、「東京に住んでいながら顔はいつも山形のほうを向いています」と藤沢周平自身が語る、その山形にスポットを当て、69年の人生を辿った独自の伝記。 市井に生きる人々に注がれるやさしいまなざし、忘れられかけている日本の原風景の再現、端正で清冽な詩情あふれる文章などの魅力で、今なお人気の高い作家の人生が、これまでと一風異なる視点から浮かび上がってくる。 山形新聞での井上ひさしとの対談、東京の冬と比較した寄稿など、単行本未収録の作品も紹介されており、丹念な調査から、藤沢周平の「自慢はしない」「普通が一番」という人生哲学が描かれていく。 旧制中学に通いながら文選工として働き、山形師範学校卒業後中学校へ赴任するも、肺結核に罹り東京で療養。退院後は業界新聞を転々としながら小説家への志を抱き続け、ようやく生活が安定するも妻が癌で他界、昭和46年、44歳でようやく「溟い海」でオール讀物新人賞、同48年「暗殺の年輪」で第69回直木賞を受賞し、人気作家になる様子や、『たそがれ清兵衛』『蝉しぐれ』といった名作の背景も詳細に明かされていく。藤沢ファンは必携の一冊だろう。 -
鳥の会議
ぼくと神永、三上、長田はいつも一緒だ。ぼくがまさしにどつかれて左目を腫らしたと知ると、神永たちは仕返しにゲーセンに向かい、教師や先輩からの理不尽には暴力で反抗する毎日。ある晩、酔った親父の乱暴にカッとなった神永は、台所に2本あった包丁を握る。「お前にやられるなら本望や」そう言い放つ親父を、神永は刺すのだが……。 痛みと苦味のなかで輝く、少年たちの青春群像。 ◎解説=町田康 「悲しみのなかを漂う優しさには暴力の気配がたちこめる。」 「読者の魂に素手で触れてくるような小説である。」 「私は魂が振れた。」 ――町田康氏(小説家) -
中上健次
望まれぬ子として生を享けた美しき少女フサは、十五の春に運命の地へと旅立つ―― 三部作『岬』『枯木灘』『地の果て 至上の時』の前史となる、過酷な運命を力強く奔放に生きた母の物語「鳳仙花」。 若死にの宿業を背負う中本一統の荒くれ者達を、路地唯一の産婆オリュウノオバが幻惑的に語る『千年の愉楽』より「半蔵の鳥」「ラプラタ綺譚」。 他、虚実のあわいを描いた怪奇譚『熊野集』と、神話の源である故郷を活写したルポ『紀州』より五編を収録。 作中登場人物系図他、充実の参考資料付。 【ぼくがこれを選んだ理由】 わずか一世代前、人はこんなにも奔放に生きていた。恋情も憎悪も今よりずっと強烈に作用した。今の貧血の時代に中上健次は危ないかもしれないが、だからこそ彼が読まれるべきなのだ。彼の世界への入口として、奔放な女であり強い母であるフサの物語を供する。(池澤) 参考資料・年譜=市川真人 解説=池澤夏樹 月報=東浩紀・星野智幸 -
女王メアリ 血の死刑台
美貌の女王メアリを待ち受けていたのは、イングランド女王エリザベス一世の悪意ある干渉と罠だった 生後六日目でスコットランド女王、十六歳でフランス王妃となったメアリ・ステュアート。国内を二分する政治権力の争いの中にあって、スコットランド女王という地位にありながら、確かな政治的感覚を持たなかったために運命に翻弄され、また他人をも巻き込んでいってしまう。「稀代の美貌」と称賛されたメアリ・ステュアートの非情な一生。電子化にともない内容を大幅に加筆修正。 ●桐生操(きりゅう・みさお) パリ大学(ソルボンヌ大学)、リヨン大学に留学。主にフランス文学、歴史を専攻。帰国後、西洋史人物の評伝を初め、歴史の裏面に隠された興味深いエピソードを次々と発表して、好評を博す。ミリオンセラーになった『本当は恐ろしいグリム童話』をはじめ、『世界ボーイズラブ大全』『世界エロス大全』『美しくもしたたかな女たちの源氏物語』『やんごとなき姫君たちの秘め事』『魔性のダンサー ローラ・モンテス』など、著書多数。 -
歓喜の歌
大手クレジットカード会社の調査部に勤める高村康之は、カードローンなどの未払い回収に携わっていた。調査部は、華やかに見えるかもしれないカード会社の知られざる一面を持った部署である。将来を嘱望され昇進目前の高村は、他人からは順風満帆の人生のように思われているが、身体の問題によって深く絶望していた。ある日、彼はカードローンに苦しむ女性・沙希と出逢う。彼女は、これまでどんな女も受け容れることのなかった高村を、温かく包み込み許してくれるただ一人の人間だった。願ってやまなかったいちばん欲しいものを手に入れた高村だったが、多重債務を抱えていた沙希は突如として失踪してしまう。沙希の身を案じその行方を追い求める高村の前に次々と驚愕の真実が浮かび上がる。五年前の殺人事件、恐喝、姿なき脅迫者……。冷酷な真実の前に高村が選んだ決断とは。 -
リアルファンタジア 2012年以降の世界
「あなたの死生観が決定的に変わる!!」 2012年は、「生命が物質という暗いさなぎから解き放たれる瞬間」だ。マヤの暦はこの年の12月22日で終わっている。人類は今、急激な進化のただ中にある。爬虫類から鳥が誕生した時と同じようなことが、今の人類に起こっているのだ。 著者は「ただの音にすぎないのに、ドラッグを超えている」というヘミシンクを体験する。その過程で死後の世界が存在することに確信を持ち、宇宙というものをリアルに感じることができるようになる。 ガイドである妖精セリ、スパイダーマン、賢者ミネルバ、鎌倉時代の僧侶との対話の中から、読者は新しい世界にみちびかれていくだろう。 -
旧神郷エリシア 邪神王クトゥルー煌臨!
風の邪神イタカを退けたのち、ふたたび時空往還機に乗り探索の旅へと出立したド・マリニーとモリーンがボレアに帰還した。シルバーハットらとの再会を喜ぶも束の間、タイタス・クロウより突然の知らせが入る。最も恐るべき脅威、あのクトゥルーとその邪神どもがついに蠢きはじめた不吉な兆しが見られるという。やつらが決起したら、地球のみならず、全宇宙さえ危うい! クロウがいる善なる旧神たちの地〈エリシア〉へ、なんとしても行かねばならぬ――そう決心したド・マリニーはわずかな手がかりをもとに、エリシアへと急遽旅立つのだが……。〈タイタス・クロウ・サーガ〉最終巻!/解説=鵺沼滑奴 -
大人のためのコミック版世界文学傑作選
※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 上記以外の主な作品は『イーリアス』『王女メディア』『女の平和』『老子』『論語』『アラビアンナイト』『カンタベリー物語』『高慢と偏見』『ジェーン・エア』『嵐が丘』『罪と罰』。 ●聖書に収められた奇怪な書『ヨハネの黙示録』を独特の描線で。 ●不気味なイメージに満ちたダンテの『神曲 地獄篇』をユーモラスに。 ●グラフィック・ノベルの大家ウィル・アイズナーが描く『ドン・キホーテ』。 ●『フランケンシュタイン』がもつ哲学的な部分をアメコミの画風で。 原作の暴力的なところや、きわどさはそのまま。ときにはそこがクローズアップされていたりする、かなり大人向けの刺激的な世界文学案内がここに誕生しました!! -
長い腕【全3冊 合本版】
東京近郊のゲーム制作会社で起こった転落死亡事故と、四国の田舎町で発生した女子中学生による猟銃射殺事件。「かごめ唄」に乗せて、動き出す新たな罠。愛媛県で町の有力者の娘が殺された事件――。ゲーム制作会社に勤務していたが辞職し、現在は、故郷である愛媛県の早瀬町に戻ってフリーデザイナーをしている島汐路。彼女の身の回りで起こる不可解な事件は、明治の名棟梁である近江敬次郎が仕掛けた恨みの罠だった……。全ての怨念はここに繋がり呪いは今成就されん。大いなる物語を一冊で読める、豪華合本版! ※本電子書籍は『長い腕』『呪い唄 長い腕II』『弔い花 長い腕III』を1冊にまとめた合本版です。 -
猫曰く、エスパー課長は役に立たない。
小生は猫であります。名前はらっきょ。主人の千川兆介は、恐妻家のしがないサラリーマンです。だがお待ち頂きたい。小生の鼻がひくひく動く。どうやら主人には、傷に触れるとその過去が分かるという“超能力”なるものがあるようで。はて、これは? 食い逃げ事件に非行少年、OLの恋愛相談。主人が語る愚痴によりますと、何やらいつも大変な目に遭われている様子。だがしかし。主人に関わった人々は皆、なぜかちょっぴり救われているようで? 疲れた心に贈りたい、あったか人情物語。 -
回想のぬいぐるみ警部
殺人現場に遺されていた、パンダの特大ぬいぐるみ入りの段ボール箱。被害者とは別人の名前で伝票も用意されており、集荷直前に何者かに襲われたらしい。音無美紀警部が、なぜぬいぐるみの購入店で直接配送を頼まなかったのか、をヒントに捜査を進めると、被害者の意外な人間関係と真相が明らかになる――。ますます冴える推理と美貌で周囲や事件関係者を驚かせる音無警部と、その部下たちの活躍を描く全5編。だが、少しずつぬいぐるみへの偏愛ぶりが周囲にも知られ始めて……。新たに強烈キャラクターも加わりパワーアップした、ユーモア本格推理〈ぬいぐるみ警部〉シリーズ第2弾。/解説=松尾由美 -
キャピタル
スタイリッシュな文体で、世界の真実に触れる! 七年間の勤務後、一年間の休暇を取る権利を得た僕は 、肌寒いバンコクで、車椅子の彼女と会った。 世界の真実に触れる、芥川賞候補作! 資本(キャピタル)と個人の適切な距離ってなんだろう? 僕は一年間のサバティカルを取った。 誰もが権利を得られるわけではない。 コンサルティングファームで七年間生き残るのは難しい。海亀みたいなものだ。 卵から孵る、海にたどり着く、最初の餌を見つける、宿敵から逃れる…… 1/5000の確率であなたは生き延びて成亀になり、 同じく1/5000をくぐり抜けた恋人に愛を囁くことができる。 (本文より) -
キングコング 髑髏島の巨神
『GODZILLA ゴジラ』の製作チームが贈る、 最凶・最強・最恐──最大の王 究極のモンスター降臨! 南太平洋のどこか──神秘の島〈髑髏島〉 しかし、そこは──人類立入禁止 怪物だらけのこの島では 人類は虫けらにしか過ぎない 命を賭けて脱出せよ! 『キングコング 髑髏島の巨神』 2017年3月25日より、丸の内ピカデリー・新宿ピカデリーほか全国ロードショー 〈あらすじ〉コングが王者(キング)になる──誰も知らない物語。 それは簡単な任務のはずだった…。侵略地拡大のため、調査遠征隊が謎の島に潜入する。しかし、そこは人が決して足を踏み入れてはならない島──髑髏(ドクロ)島だった。爆弾を落とし、気軽に調査を開始した隊員たちの前に突如として姿を現す、島の巨大なる守護神“コング”。巨神の圧倒的なパワーの前に唖然とする隊員たち。骸骨が散らばる島の岩壁には血塗られた巨大な手の痕跡までもが…。だが、悪夢はそれだけではなかった。彼らの前には、謎の巨獣たちが次々と現れる。逃げても、隠れても、容赦なく襲いかかる巨獣たちを目の前に人間は虫ケラに過ぎず為す術もない……。絶体絶命、待ったなしの猛襲が続く中、やがて明らかになる髑髏島の秘密──。果たして、コングは人類にとって悪魔なのか、神なる存在なのか──。人類は生きて、この島から脱出できるのか──。 -
追憶
岡田准一主演! 映画「追憶」原作小説! 二〇〇六年三月、王貞治監督率いる日本代表は、第一回ワールドベースボールクラシックで世界の強豪国と激戦を演じていた。同じ頃、北海道警察本部刑事部捜査一課の四方篤は、すすきののラーメン店で、野球仲間だった川端悟と二十九年ぶりの再会を果たす。川崎市在住の川端は、金策のため北海道にやって来たという。 その翌々日、小樽市郊外の臨海部で川端悟の刺殺死体が発見された。悟は死の前日、娘との電話で「懐かしい人たちに会った」と言い残していた。四方は、容疑者として浮上した人物もまた、古い友人であることを悟る――。 -
雨が好き
高橋洋子の初期の作品集。デビュー作の「雨が好き」は中央公論新人賞受賞作。 列車の中で知り合った若い舞台女優と歳の離れた作家とのひと夏の恋愛を描く。知り合ってすぐに男は、鎌倉の家に来ないかと誘う。そこには四匹の猫がいるだけだという。秋になって別れた後、主人公の女優は、車の中で降る雨を見ながら「雨が好き」といった男を思い出し、逢いたいと思う。 「通りゃんせ」は芥川候補作になり注目された。 映画監督と若いカメラマン助手との間で揺れる女優を描く。強引で傲慢な映画監督と正反対の控え目なカメラマン助手に心は動いてゆく。 一本の映画の撮影の終了とともに監督との関係は終わり、同時にカメラマン助手との関係もばれてしまう。彼女は生まれ育った場所をおとずれ、自分を見つめなおそうとする。 -
恐怖箱 醜怪
粘りつく恐怖。死を呼ぶ忌話。 手加減なしの容赦なき実話怪談! 人は誰しも醜い闇の一面を有している。妬み、嫉み、怨み、怒り…これら負の感情が煮詰まり死に際の心を占めると、魂は成仏できずに怨霊悪霊となり、呪い祟りといった怪事を引き起こす。これすなわち怪談の誕生である。そして、その怪談を嬉々として聞きたがる、読みたがるのもまた人間の性であり、闇ではあるまいか。怪の惨事が酷ければ酷いほど、我々の心は強く惹かれてしまう。本書は著者がとくに「死臭の濃い」と思われる話ばかりを30話集めた怪奇実話集である。好奇心が命取りとならぬよう心して楽しまれたし。
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