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さまざまな夢と未来への志向をいだきながら学窓を飛び立ったはずなのに、ただ倦怠と惰性をしか見いだせなくなっている十年後の今日の、限りない挫折感を吐露した「十年の後」、“愛の観念”に固執するあまり、ついに結ばれることなく訣別してしまった、過去の恋人に語りかける抒情的作品「贈る言葉」。戦後世代の青春の苦悩を真摯に浮彫りにした、芥川賞受賞作家の中編二編。
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Posted by ブクログ
【本の内容】 あの時、あの場所で、ぼくの想いはどこまで君に伝わっただろう。 そして君の願いを、ぼくはどれだけ受け止められただろう。 時を経てなお、ぼくは繰り返し問いかける。 あんなにも濃密な時を共有しながら、今はもうそばにいない君に-。 学生運動に席巻された熱く激しい時代、理想を求めるほどに...続きを読む傷ついていった若者たち。 その無垢さ未熟さ痛ましさに捧げられた、永遠のレクイエム。 [ 目次 ] [ POP ] 柴田翔。 1960年代、70年代に青春を過ごした人たちにとって、この名前は、ある特別な輝きがあるだろう。 圧倒的な反響を呼んだ64年の芥川賞作品『されど われらが日々――』(文春文庫)をはじめとした小説には、学生運動の時代の若者たちの青春と挫折の日々が克明に描かれ、ひりひりする読後感がある。 本書は『されど――』に続く第2小説集だ。 ここには「自由」「純粋」といった観念をひたむきに追い求め、その観念にがんじがらめになったあの青春がある。 「純粋」を希求しながら、一方で、自らの内から突き上げてくる衝動を持て余し、のたうちまわったあの青春がある。 ミリオンセラー文庫だったが、この数年は品切れ状態。 それが新装版でよみがえった。 解説は「柴田翔は青春のバイブルでした」「いかに生きるべきか……この単純な問いかけに対する、答えにならない答えが柴田翔の作品の中にはあった」という作家の小池真理子さん。 ひたむきに何かを求めていた小池さんの青春時代と柴田作品が、独特な和音を奏でている。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
異性とつき合うのも学生運動をするのもなにか意味付けを求めようとする不器用な青春時代。懐かしさがこみ上げてきた。10.5.1
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