作品一覧

  • 節約は災いのもと
    4.0
    1巻1,119円 (税込)
    三月のテムズ川に浮かんだ射殺死体は、アメリカ人の採掘会社経営者のものだった。彼の鉱山開発計画に詐欺疑惑が生まれた矢先の死である。またもや望まぬ事件を押しつけられた風邪ひきのウィザースプーン警部補は、動機を持つ会社の大株主を中心に捜査を進める。もちろん、その裏では家政婦のジェフリーズ夫人たち探偵団一同も、こっそり行動を始めていた。今回の目的はふたつ。殺人事件の解決と、ささいな投資の失敗におびえた警部補が導入した、極端な“家計費節約計画”の撤回である! 謎解き成分大幅増で贈る、使用人探偵団シリーズ第4弾。
  • 幽霊はお見通し
    4.0
    1巻1,018円 (税込)
    裕福なホッジズ夫人が殺害されたのは、近頃評判の霊能者ポープジョイ夫人の交霊会から帰宅した直後のことだった。強盗の仕業か、顔見知りの犯行か。新年早々難事件を抱える羽目になるウィザースプーン警部補。そんな主人を陰で助けてきたジェフリーズ夫人はじめ使用人一同だが、このところメイドのベッツィと馭者スミスの仲が険悪で、捜査に支障が出かねない。不仲の原因というのが、彼女が少し前に知り合った男性と交霊会に出かけるからで……単純そうで手ごわい殺人事件に使用人探偵団が挑む、評判のヴィクトリア朝ミステリ・シリーズ第3弾。
  • 消えたメイドと空家の死体
    4.6
    1巻1,018円 (税込)
    善人だが刑事の才能はない主人ウィザースプーン警部補のため、こっそり事件を解決してきた家政婦ジェフリーズ夫人と屋敷の使用人たち。その実績を見こんで、前回の事件関係者クルックシャンク夫人が人捜しを依頼してきた。年若い友人のメイドが、奉公先で盗みの疑いをかけられ、くびにされたまま行方知れずなのだという。一方、警部補が新たに担当することになった空家での若い女性殺害事件は、遺体の腐乱がひどく死者の身元が不明なまま。捜査を始めるや、このふたつの事件が意外な形で結びつく? 話題沸騰、ヴィクトリア朝痛快ミステリ第2弾。
  • 家政婦は名探偵
    3.6
    1巻896円 (税込)
    ウィザースプーン警部補は医師の死体を前に困りはてていた。名刑事として認められつつある彼だが、無類の好人物ではあるものの、実は捜査の才能は皆無なのだ。警部補の立てた手柄はすべて、屋敷を取り仕切る家政婦ジェフリーズ夫人が先に真相を解明したうえで行う、さりげない誘導のたまものだった。今回の開業医殺害事件でも、苦戦する主を見かねた真の名探偵ジェフリーズ夫人と、屋敷で働く使用人一同からなる探偵団が、解決目指して警部補には内緒で動きだす。ヴィクトリア朝ロンドンを舞台にした、明るく楽しいミステリ・シリーズ第1弾。

ユーザーレビュー

  • 家政婦は名探偵

    Posted by ブクログ

    主人に内緒で事件解決のために奮闘する使用人達が微笑ましくて面白い

    実際に事件を捜査しているのはJ夫人率いる使用人探偵団なのだが、それも使用人たち皆が主人であるウィザースプーン警部補を慕い、役に立ちたいと考えた結果なので、やはりウィザースプーン警部補も名探偵だと言えるだろう

    0
    2024年03月21日
  • 幽霊はお見通し

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    家政婦は名探偵シリーズ第三弾。

    いつのまにか、捜査活動がないと物足りなさを感じてしまうようになった、
    ウィザースプーン家の面々。
    本来、警部補が担当しない強盗殺人を担当することになり、
    喜んで事件を調べることに。

    その途中で、なぜだかまた墓堀りに行ってるし。
    なぜだか、アメリカ人の未亡人ルティも捜査に加わってるし。
    なぜだか、その執事も捜査活動に参加させられているし。

    ミステリーとしてはかなり見当のつきやすい展開だったけど、
    それはまあさておき、
    容疑者の一人、娘を捜す被害者の家政婦のその後を教えてほしかった。
    せめて、容疑者の二人、恋人たちのその後だけでも。

    そこらへんがどろどろして

    0
    2018年09月21日
  • 消えたメイドと空家の死体

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    家政婦は名探偵シリーズ第二弾。

    読んでいて何かとても楽しかった。
    今回のキーパーソン、アメリカ人の未亡人ルティ、
    率直で実際的で度胸があって頭が良い彼女が楽しいのかと思っていたが、
    それだけではなかった。

    前作では、ウィザースプーン警部補に人に助けられる「劉邦」を連想したが、
    今回はフロスト警部だった。
    自分の最もお気に入りフロスト警部を読んでいる時には、
    次々と起きる事件だけでなく事務処理にも追い回される警部を助けたいと思っていた。
    書類の束を片づけてあげたかった。

    楽しかったのは、その夢がかなったからだ。
    尊敬できるボスを陰に日向に助ける部下の姿が見れたから。
    ジェフェリーズ夫人は相

    0
    2018年09月13日
  • 節約は災いのもと

    Posted by ブクログ

    シリーズ4作目。 今回は冒険譚よりも謎解きで、警部は前回よりマトモにがんばってた!使用人チームの結束がより深くなって、お互いのことを心から心配しあったり、でも捜査のお役目でライバル心を燃やしたり、お互い今まで語らなかった過去に触れたりと、疑似家族のチームワークと絆が面白くなってきました。

    0
    2017年06月20日
  • 幽霊はお見通し

    Posted by ブクログ

    今回はベッツイがあまり活躍しなかったけど、やはり良い味を出している。そしてルティの執事ハチェットも今回意外な特技を披露してくれました。そして犬のフレッドがメンバーに加わりました。次回作は「Mrs. Jeffries Takes Stock」原作は1994年に刊行されている。日本語訳バージョンは秋頃刊行されるらしい。とても楽しみだ。

    0
    2016年06月30日

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