人間万事塞翁が丙午

人間万事塞翁が丙午

495円 (税込)

2pt

4.0

呉服問屋が軒をつらねる東京・日本橋堀留町の仕出し弁当屋〈弁菊〉。人情味豊かであけっぴろげ、良くも悪くもにぎやかな下町に、21歳で嫁いできたハナは、さまざまな事件に出会いながらも、持ち前のヴァイタリティで乗り切ってゆく。――戦中から戦後へ、激動の時代をたくましく生きた庶民たちの哀歓を、自らの生家をモデルにいきいきと描き出した、笑いと感動の下町物語。直木賞受賞。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

人間万事塞翁が丙午 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    再読
    丙午生まれの女性視点で昭和前期の一家族を描いた自伝的時代もの
    作者のキャラクタからとっても色眼鏡掛けられて見られる本作だが
    文句なしに良くできた傑作
    笑いも悲しみも昭和の匂いも狙いすまして描かれているのに
    一切隙がなくそれでいて照れもちゃんと感じさせる絶妙な塩梅
    主人公を含めて各キャラクタへの

    0
    2018年10月20日

    Posted by ブクログ

    「青島幸男」の処女小説作で第85回直木三十五賞(1981年)受賞作品の『人間万事塞翁が丙午(にんげんばんじさいおうがひのえうま)』を読みました。

    「道尾秀介」作品の『向日葵の咲かない夏』読後… 良くできた作品だと感心しつつも、後味の悪さが残っていたので、心が癒される作品を読みたくなり、本書を選択し

    0
    2022年06月04日

    Posted by ブクログ

    第85回(昭和56年上)直木賞受賞作。昭和初期、東京下町の弁当屋に嫁いだ女性とその家族の浮き沈みを描いた作品。落語を聞くようなテンポある文章で心地よく読み通せる。野暮なことを嫌い、強がり、とぼける、江戸っ子の言動が活き活きと描写されてあり楽しめる秀作。おすすめ。

    0
    2014年06月20日

    Posted by ブクログ

    第85回直木賞。
    戦時中、青山家に嫁いできたハナの生涯。
    弁当屋を営む青山家で、夫が兵隊にとられたり、おじいちゃんが偏屈だったり、息子が悪ガキだったりする。まるでエッセイのような小説。登場する次男・幸二はきっと青島幸男本人じゃなかろうか。
    何かにつけて、周辺の人たちの言葉は粋でユーモアがあって、落語

    0
    2010年07月19日

    Posted by ブクログ

    時代を家族と共に駆け抜けた話。
    人生楽あり苦がもっとたくさんありですね。
    戦中戦後の雰囲気が間近に感じられた

    0
    2015年09月14日

    Posted by ブクログ

    中国の故事『人間(じんかん)万事塞翁が馬』をもじって、
    『丙午』生まれの『はな』を主人公にした戦中戦後の下町小話。

    『はな』と『おとうちゃん』の馴れ初めから、
    『おとうちゃん』の出征、おめかけさん問題、
    『おとうちゃん』の死まで、

    下町のにおいをぷんぷん漂わせながら、
    落語のような心地よいテンポ

    0
    2009年10月04日

人間万事塞翁が丙午 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

青島幸男 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す