Posted by ブクログ
2020年12月21日
読書録「ZERO猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」
4
著者 内藤了
出版 角川ホラー文庫
p60より引用
“ 人が人にふるう謂われなき暴力。その境
界は、決して越えられない高みではない。手
近な暴力を繰り返すうち、じわじわと犯人に
浸淫し、やがて堰が切れたかのように表出し
てしまうこともある。”
...続きを読む目次より抜粋引用
“鬼無き里の鬼の業
異形の死骸たち
変態法医昆虫学者
インゲンテントウ
永遠の翼”
記憶力が極めて高い女性刑事を主人公とし
た、長編連作ホラーミステリ。シリーズ第五
弾。
五人の女性を手に掛けた連続殺人犯・佐藤都夜。彼女の元に届けられるいくつかの手紙の中に、心の琴線に触れるものが混じっていた…。
上記の引用は、次々と起こる不審な事件に
ついて書かれた一節。
動物虐待と放火が合わさると、より猟奇的な
事件に発展する危険性が高いそうです。身の
回りの動物がどうしているか、普段から注意
していなければならないのでしょうか。そう
思うと、地域に住んでいる野良猫という存在
をある程度許容することで、危険人物に対す
る察知精度を高めることが出来るのかもしれ
ませんね。野良猫がのびのび出来ないような
地域では、人も安心できなさそうです。
第二弾で登場したろくでなしが再登場、犯
人から逆恨みをされる警察関係者の方々は、
本当に危険な仕事をしておられるのですね。
せめて自分はお世話にならぬように、日々を
過ごしたいものです。
ここまでは一巻で一話が〆られていましたが、次巻へと続く話となっています。順番を間違うと、ネタバレが酷くなるので注意が必要でしょう。
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