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白椿はなぜ散った
幼き日に出逢った時から、君は僕のもの。ロングセラー『天使の眠り』の著者が贈るノンストップ・サスペンス! 望川貴は、幼稚園で出会った日仏混血の美少女・万里枝に心を奪われ、二人は永遠の絆で結ばれていると確信する。小中高大学と同じ学校で過ごし、大学でも同じ創作サークルへ入会したが、そこで出会った大財閥の御曹司が万里枝に急接近してきて……。貴は、凡庸な容姿の自分とは違い、驚くほどの美貌を誇る異父兄・木村晴彦に、万里枝を誘惑するよう依頼する。貴の計画は、成功するかに見えたが……。そして十年後、創作サークルのメンバーの一人が殺された。それは、貴たちが出した同人誌が原因らしいのだが?錯綜する愛憎が引き起こす悲劇。はたして真実の絆はどこにあるのか? 第1章 第2章 第3章 第4章 第5章 第6章 第7章 解説 青木千恵 -
赤坂ひかるの愛と拳闘
ボクシングの感動実話を、本人協力のもと完全小説化! 北海道のボクシングジムから、はじめて日本チャンピオンを出す――女性トレーナーと寡黙なボクサーの、感動と奇跡の二人三脚! 「北海道からボクシングチャンピオンは生まれない」 その定説を覆したのは、後にも先にも彼=畠山雅斗だけだった。 そして彼を育てたのは彼女=ボクシング経験のない女性トレーナー・赤坂ひかる。 境遇も性格もまったく異なる二人が、一心同体で駆け抜けた8年間の青春とは。 実話を元にした奇跡の物語。 解説・加茂佳子 ※この電子書籍は2017年8月に文藝春秋より刊行の『無敵の二人』を改題した文庫版を底本としています。 -
影法師
「どんなことがあっても貴女(おまえ)を護る」 友はなぜ不遇の死を遂げたのか。涙が止まらない、二人の絆、そして友情。 頭脳明晰で剣の達人。将来を嘱望された男がなぜ不遇の死を遂げたのか。下級武士から筆頭家老にまで上り詰めた勘一(かんいち)は竹馬の友、彦四郎(ひこしろう)の行方を追っていた。二人の運命を変えた二十年前の事件。確かな腕を持つ彼が「卑怯傷」を負った理由とは。その真相が男の生き様を映し出す。『永遠の0(ゼロ)』に連なる代表作。 「泣くな」父が討たれた日、初めて出会った少年は言った。「まことの侍の子が泣くな」 勉学でも剣の腕でも敵わない。誰よりも優れていたはずの彼が迎えた最期は、予想もしないものだった。 単行本未収録、幻の「もう一つの結末」が巻末袋とじで登場! -
死の旋律
積み上げてきた物が崩れたとき、家族の本当の愛が試される。 愛する家族に囲まれ、ごく幸せな生活をおくっていた幸吉は、妻が隠し続けてきた重大な秘密を偶然知ることになる。絶望の淵に立たされ、一人あてもなく旅に出た幸吉は、そこである女性と出会う。女性から告げられた言葉は、「私と一緒に死んでいただけませんか」。死に場所を求める二人が、長い旅路の果てにたどり着いた場所とは――。 憎しみ、疑念、後悔……さまざまな感情に襲われ、もがき続ける男の旅は、女性との出会いにより、次第に思いもよらぬ方向に進み始める。愛するがゆえに苦しい、究極の家族愛を描いた小説。 -
悲しき絶海
日本。そう聞いて思い浮かべるのは、上空から撮影された東京だろうか、それとも営利な海岸線をもつ北海道だろうか。多くの人が北海道・本州・四国・九州の主要4島を思い浮かべるだろう。 沖縄、それに佐渡や五島列島を視野に入れるのは本土に住む人間には難しい。 しかし現実には日本は7000弱もの島々で構成されており、その中で400以上の島々で人々が生活している。 電車がない。コンビニがない。学校すらもない。そんななかで関東に暮らす自分と同じ日本という国に生きる人々がいる。そこには自分と全く異なる視野をもった人々が存在するのではないか。著者は東京大学を1年間休学し、各地の有人離島での長い生活を通して、その魅力をより多くの人に伝えたいと考えた。 その手段として、SNSや動画ではなく、あえてフィクションという形で物語を創作した。メランコリックとノスタルジーの詰まった連作短編小説。 齋藤 真(さいとう しん) 1998年、茨城県生まれ。茨城県立水戸第一高校卒業、東京大学文科二類在学中。 20歳の時に狩猟免許を取得し狩猟を始める。 大学を1年間休学し日本の離島を探訪、長期滞在していたが、大型台風(令和元年台風15号や19号など)の影響で船が欠航となり本土へ帰れなくなる。 成人式後の同窓会で喋り相手がおらず、それを誤魔化す為に喫煙を開始する。小説の執筆を始めたきっかけは、浪人中暇だったから。 -
逆境を食べる男
ジャーナリストの道へ進み、政治家になることを夢見たある青年の軌跡。 1973年、オイルショックの影響を受けて父の店が廃業し、残されたのは膨大な借金であった。その後一家離散となり、高校2年生にして一人暮らしを余儀なくされた主人公・徹平。彼は、ひとり過酷な人生を歩んでいくこととなった。大学受験をすることもできないまま浪人となり、東大進学を目指すも不合格。2度目の東大受験にも失敗してしまう。進学したのは早稲田大学であった。そこで雄弁会へと入部し、政治家や記者たちと関係を築いていく。そこから人生の転機が訪れる。 いくつもの挫折を乗り越えながら人生を突き進んでいく男のポジティブ・ストーリー。 -
暁の革命
1970年―ミュージシャン志望の拓郎と学生運動家・淳子の物語 音楽を通じて淳子への愛を表現する拓郎。彼女を学生運動の過激さから解放しようとする彼の思いは届くのか? 日本政府に対し抵抗を試みる、東京大学「全共連」。ミュージシャンを目指して広島から上京した三流大学4年生の拓郎は、偶然見かけた全共連の活動で東京大学4年生の淳子の美貌に魅せられ、全共連の集会へ通う。共産主義革命を目指す淳子の活動は過激さを増し、彼女が過激派「赤軍」に所属してから、状況が急速に悪化していく。赤軍派山岳ベースキャンプへの参加を決意した淳子の後を追う拓郎。二人は、互いの過去や思想を共有することにより打ち解けていく。淳子の計らいによって、拓郎はミュージシャンになるという夢をかなえるためにレコーディングスタジオへと向かうが――。 学生運動の盛んな1970年を舞台に、拓郎と淳子の関係性と学生らしい情熱を描く青春小説。 -
P+D BOOKS 十字街
無謬の日本人が大事件に巻き込まれていく。 しがない画学生の小田孝吉、アメリカでフランス語の講師になることを夢見て貧しい生活に耐えている高松ユキ子、計理士の勉強をしている大学生・佐竹潔、ユキ子を陰で支えている富豪の鹿島与兵衛。なんの落ち度もない4人の日本人が、フランスで疑獄事件や左翼・右翼の権力闘争に巻き込まれ、命の危機にさらされる――。 小田が深夜の地下鉄で、怪しい男たちが死体を運ぶところを見てしまったところから、物語は息をもつかせないスピードで疾走していく。実際にあった〈スタヴィスキー事件〉を題材に、鬼才・久生十蘭が繰り広げるアドベンチャーストーリー。 フランス文学者の中条省平氏が解説を寄稿。 -
リスクテイカー
リーマンブラザーズもWTCも健在だったニューヨーク。国際為替市場を相手に3人の若者が「戦争」を仕掛けた!マネーをめぐる3日間の戦いの物語。 -
小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー
【2020年10月2日(金)映画公開!】 W主演佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)&橋本環奈 佐藤流司 柴田杏花 莉子 坂口涼太郎 山本未來 片岡愛之助 和久井映見 小説を、物語を愛して止まない読者のために、小説を愛し続けた著者たちが綴る、物語への愛に満ちた『小説の神様』アンソロジー。 「小説は、好きですか?」わたしたちはなぜ物語を求めるのか。 新作を書けずに苦しむ作家、作家に憧れる投稿者、物語に救われた読者、作品を産み出すために闘う編集者、それを届けてくれる書店員……わたしたちは、きっとみんなそれぞれの「小説の神様」を信じている。だから物語は、永遠だ。 当代一流の作家陣が綴る、涙と感動、そして「小説への愛」に溢れた珠玉のアンソロジー。 <収録作品> 降田 天「イカロス」 櫻いいよ「掌のいとしい他人たち」 芹沢政信「モモちゃん」 手名町紗帆「神様への扉」 野村美月「僕と”文学少女”な訪問者と三つの伏線」 斜線堂有紀「神の両目は地べたで溶けてる」 相沢沙呼「神様の探索」 紅玉いづき「『小説の神様』の作り方ーーあるいは、小説家Aと小説家Bについて」 -
幸せのプチ
「キミはもしかして、大切な人を亡くした経験があるのかい?」 昭和40~50年代の景色の中で語られる、涙腺決壊必至の物語。 若い日の罪が眠る、懐かしい町・琥珀。 当時と変わらない喫茶店「青猫」で僕は、この世でもっとも聞きたくない最悪のひと言を聞いた。 彼女と通った銭湯、名物コロッケサンド、赤い公衆電話、サンダーバードのプラモデル、そして妖精のような白い犬。 昭和40、50年代を舞台に繰り広げられる、ひとりひとりの切実な人生模様。追憶と感動の連作集 文庫化で大幅に修正加筆! ※この電子書籍は2016年11月に日本経済新聞出版社より刊行された単行本の文庫版を底本としています -
ハッチとマーロウ
ママが突然卒業宣言!?双子たちが大奮闘! 青山七恵が温めてきた懐かしくて新しい物語。 「ママは大人を卒業します!」とシングルマザーで小説家の母親が突然の宣言。 11歳の誕生日に大人になることを余儀なくされたハッチとマーロウ。お料理ってどうやって作るの?お洋服、何を着ればいいの?双子に個性って必要?私たちのパパって誰なの・・・・?少しずつ目覚めるふたりの自我と葛藤。二人の12歳までのコミカルでシビアな1年間を優しい視点で紡ぎ出す。 奮闘するかわいい双子の日常が、大変だけど、楽しくって愛おしい。 結末に知るママの子供への思いに涙。双子が交わした将来の小さな約束に心揺さぶられる。 TBS「王様のブランチ」、日経新聞、毎日新聞、VERY、Oggi、など多数のメディアで大絶賛。中学入試でも多数の学校で採用されるなど大人も子供も必見の書が待望の文庫化。思っている以上に子供って大人、大人だって本当は、まだまだ子供、そんな微妙な内面を鮮やかに描ききる。 かつて子供だった大人へ、これから大人になる子供達へ贈りたい、感動の物語。全編を飾るイラストは、大人気イラストレーター・田村セツコさん。 文庫版解説に東直子さん。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『ハッチとマーロウ』 の文庫版となります。 -
エピデミック
死に至る重症の肺炎を引き起こす謎の感染症が突如東京からほど近い海辺の町に発生。 感染拡大により医療だけでなく行政、市民生活がきしみ、崩れかける中、フィールド疫学者たちがエピデミックに立ち向かう。 -
猫のソラリス
ペット小説大賞にも輝いた 廃業を強いられた映画館と一匹の猫のお話 時代の流れとともに経営難になり、取り壊しが決まってしまった古き良き老舗の映画館「昭和座」。 三十年前に廃業となったその映画館には一匹のオス猫・ソラリスが住み着いていた。 2年間ほどそこで働いてきた主人公が、昭和座とソラリスについて回顧していくところから物語が始まる。 昭和座の閉館が決まった日、何よりも心配だったのが、ソラリスをどうするかであった。 結局「私」が引き取り手に決まるも、映画館の閉館日に、ソラリスは朝から姿を現さなかった――。 消えゆく映画文化を惜しみつつ、 <人と人>そして<人と猫>との心のつながりを爽やかに綴ったノスタルジックな短編小説。 -
ペダリング・ハイ
走り出す、世界が変わる。人生すらも! ようこそ、ロードバイクの世界へ! 竜二は、大学進学のため上京した。ママチャリを買いに行った深大寺サイクルで、居合わせた客達に囲まれ、ロードバイクを買わされてしまう。そんなおせっかいなおじさん達と練習し、初出場した草レースで入賞した竜二は、ロードレースの楽しさに目覚めていく。そして、ライバルとも言える同い年の圭と出会い、実業団レースに臨む。日本初の自転車山岳レース小説『ヒルクライマー』を上梓し、赤城山ヒルクライムを考案した著者、初の本格ロードレース小説。 「こんな小説が読みたかった! ロードバイクをはじめたい人にも、是非読んでほしい」栗村修氏(ロードレース元プロ選手、解説者)絶賛!! -
僕のなかの壊れていない部分
「どうして自分はあのことを忘れることができないんだろう?」 剥きだしの叫ぶが響く、著者の初期傑作。 美しい恋人・枝里子をサプライズで京都に誘った。 それは、昔の男が住む京都で枝里子の反応を見ようという悪意だった――。 東大卒出版社勤務、驚異的な記憶力を持つ「僕」は、同時に3人の女性と関係を持ちながら、誰とも深いつながりを結ぼうとしない。 その「理屈っぽく嫌味な」言動の奥にあるのは、絶望なのか渇望なのか。 彼の特異な過去を知った枝里子は。 「自分の人生にとって本質的なことからは決して逃れられない」 切実な言葉たちが読む者の胸を貫いてロングセラーとなった傑作が文春文庫に登場。 解説・窪美澄 -
荒ぶる魂 空気投・三船久蔵十段
強い、強すぎる! 今のオリンピックなら、金メダル確実!? 小柄な体格ながらも百戦百勝! 「理論の嘉納、実践の三船」と並び称された柔道家の破天荒な人生とは。岩手県久慈に生まれ、悪ガキとして育った三船久蔵は、仙台二中に進学し、柔道と出合う。小柄ながらも地元で敵なしの久蔵は、上京後、講道館に入門し稽古に励み、異例の速さで昇段、数多の強敵を倒していく。不断の鍛錬の末に辿り着いた「押さば回れ、引かば斜めに」の境地は、幾多の新技を創出し、やがて究極の神技「空気投」を生み出す。不世出の柔道家の生涯を描いた長編小説。『「柔道の神様」とよばれた男』を改題。 -
邪眼
暴力の化身のような怪物的な父、伊三夫とともに裏の養豚業を営む青年、琢也。獣の血にまみれて生きる彼らは、あるとき裕福な母娘を浚い、監禁し始める。毎日のように伊三夫に犯され弱っていく母親。一方琢也は幼い娘の滴とささやかな交流をしていた。琢也は慢性的な歯痛を抱えていたが、滴と交流していると痛みが弱まることに気付く。母親が死に、滴に手を出そうとする伊三夫。琢也は滴を守ろうとするが、あえなく殴り殺される。命を失った琢也は、浄土の世界にて彷徨し、再び現世に舞い戻る。滴と婚礼を挙げようとする伊三夫だったが、襲撃者との相打ちにより命を失う。琢也は唯一の肉親の死に涙を流した後、死体を解体し、豚の餌とする。琢也の浄土往還以降は、現実離れした異常な出来事が続く。 滴の母親の復活、母親の2回目の死、琢也と伊三夫の融合、豚との交接など、ソドムの市のごとき地獄が極まった時、大雨による土石流がすべてを飲み込んだ。泥の中から唯一はい出たのは、琢也と、一匹の子豚。泥を洗い流す雨の中、一人と一匹はゆっくりと歩き出す。 人間という生き物の真の姿に迫ったストーリー。 -
フェイクコメディ
「今夜、第四十五代アメリカ合衆国大統領、ドナルド・ジョン・トランプがここを見学する。大統領みずからの希望だ。館長として案内をしてほしい」歴史上初の米朝首脳会談のニュースが流れる2018年5月のある朝、長崎原爆資料館長の「わたし」の目の前に、キッシンジャーと名のる謎の男が、突然訪ねてきた。長崎市内ではトランプ大統領の「そっくりさん」の目撃情報がSNS上にあふれ、地元のマスコミが騒ぎはじめた……。テレビ局による大仕掛けの撮影か、それともテロリスト? NHK『おはよう日本』でも紹介され話題になった、核兵器と人間をめぐるポリティカル・フィクション。 -
旅路 無明の眠り
息子を交通事故で亡くした女性・由里。悲しみに暮れる彼女のもとに、深夜0時に電話が鳴る。「お母さん」と尋ねる声は少女・沙羅のものであった。もう帰らぬ息子を想う母親と、母親と生き別れた少女の不思議な出会い。息子と同じく交通事故で夫を失う悲劇をきっかけに、由里は沙羅とともに「夢にみた」賽の河原を探す旅へ出る。賽の河原で息子が石を積み続けなければならない理由とは。血のつながりがない人と人との間には、肉親に対するような情愛が生まれるのか。愛する者と別れ、独りで生きなければならない人々が、苦しみながらも前向きに歩み始める姿を綴った一冊。幻冬舎グループ主催小説コンテスト『テーマ「愛」出版0円キャンペーン』大賞受賞作! -
YA! アンソロジー わたしを決めつけないで
「お前、女子力ないな」と男子に言われてムカつきつつも、「このままじゃいけないの?」と、不安にもなる。誰にでもある「男らしさ」「女らしさ」の悩みを描く「女子力なんてない!」(小林深雪)ほか、「兄弟」をテーマにした「兄弟前夜」(落合由佳)、「国籍」をテーマにした「夜の間だけ、シッカは鏡にベールをかける」(黒川裕子)、「自分らしさ」をテーマにした「空、雲、シュークリーム、おれ」(大島恵真)の4作を収録。 -
マイ・スマート・ホーム
もし、死んだ大切な人がスマホの中に住み着いているとしたら? スマホAIが人の思考をコピーして動く近未来。神保ヒロキは、公務員として持ち主を失ったスマホを法に基づきAIごと破壊する仕事に従事している。廃棄寸前の形見のスマホを前に「中に入っている兄のAIから最期の言葉を聞きたい」というカスミの願いは、果たして叶うのか…!? 制作:チームモリサワ (森田玲花 沢しおん 天王丸景虎 恩田未知子) NovelJam 2018秋 出場作品 -
熱き血の誇り
製薬会社の秘書・麻矢は、「人殺しの会社」と受付に押しかけてきた男から、ある写真を預かる。それは病院で死亡した男の父親の解剖写真で、白濁した内臓が写っていた。麻矢の会社が開発した白い人工血液、フロロゾルが使われたことで父親は死んだというのだ。フロロゾルの存在を全く知らなかった麻矢は、写真を男に渡した元婦長鳥飼キヨ子を訪ねて静岡に向かう――。戦国時代の母子哀話、遠くスペインはカディスから逃れてきたフラメンコ歌手とギタリスト、輸血を禁じる謎の新興宗教、海岸の失踪事件。壮大な仕掛けが徐々に一つの線で繋がっていく、超エンタテインメント!
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