アンマーとぼくら

アンマーとぼくら

792円 (税込)

3pt

いつの世までも あなたを思う

母と子、そして家族を描く感動の物語、待望の文庫化!

母の予定に付き合う約束で沖縄に里帰りしたリョウ。実の母は子供の頃に亡くなり、再婚してリョウを連れ沖縄に移り住んだ父ももういない。休暇は三日。家族の思い出の場所をめぐるうち、リョウは不思議な感覚にとらわれる。この三日が、恐らくタイムリミット。三日目が終わったら……終わったら、どうなる?


「過去は変えられない。分かるよね?」
「言いたかったことは、今の君が言えばいい」
「頑張れ。君はもう大人なんだから」

一体、ぼくに何が起こっている?

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アンマーとぼくら のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月19日

    好きな本。
    2月に父の17回忌を終えたタイミングで読みました。うちの父も事故だったので、重なる部分も多く、泣けました。かつさんのような、不遇の家族ではなかったけど、戦後満州から引き上げてくる船上で、兄弟を失くして帰ってきた父。なくなる前にそんな話は知らなくて、いろいろ抱えてたんだろうなーと想像するこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月22日

    とてもほっこりとした。わがままで子供な父も本当は寂しがりで、妻が亡くなったことを誰よりも悲しんでいたのだ。現在と過去の記述が改行なく書かれていて状況把握するのに少し困惑したが、時間を超えた一体感があり新鮮な感覚を味わえた。

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    Posted by ブクログ 2023年08月31日

    有川さんも、「死」を「退場」って言うんだなあ。

    父親のあの憎めなさ、私は好きだなあ。
    「人が好き。」だけど真っ直ぐしか見えてないから時々人を傷つけてしまう。そんな彼を見守りながら、時々叱りながら支えてくれる人達が周りにいて本当に幸せな人だね。
    不器用ながらも「生まれてきてくれてありがとう」のメッセ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月28日

    子供のような父 北海道のお母さんと沖縄のおかあさん そしてぼく。
    何度も涙が出てしまういいお話だった。
    不思議な三日間に惹きつけられるように一気読み。
    登場人物のどの人にも、人を大切にする素敵な気持ちがあり、とても心温まるものだった。
    またゆっくり読みたいな。

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    Posted by ブクログ 2023年06月21日


    北海道のひとり目のお母さんが亡くなってすぐに息子を連れて沖縄で新しいおかあさんに会わせた時はほんとイヤな父親だなと腹が立ちました。
    でも読み進めるうちにこの子どもっぽい父親の魅力がててきて、なにより沖縄のお母さん晴子さんもすてきでした。
    途中から涙なしでは読めなくなりました。

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    Posted by ブクログ 2023年06月07日

    大人になった息子が、おかあさんが観光ガイドをしている沖縄に帰省した3日間のお話

    主人公のリョウは小学4年生のときに母を亡くしている
    北海道の小学校で教師をしていた母親が癌になる
    母親の最期の言葉は「お父さんを許してあげて。お父さんは、ただ、子供なだけなのよ」とまるで子供のような父を擁護するようなも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月18日

    3日間の休暇に義理の母の住む沖縄へ里帰り。
    一緒に思い出の場所を巡り、亡きお父さんとの思い出も振り返る。
    思い出はいい思い出もあり、思い出したくないものも。

    沖縄の景色が浮かび上がる描写で、行って見た事のない沖縄にちょっと行ってみたい気持ちになりました。絶対この本持っていくだろうな。
    読んでて、亡...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月01日

    家族であっても弱さはなかなかわかりあえない。
    このタイミングだからこそ、主人公は父の弱さも自分の弱さもわかるし、一つの奇跡を起こせたのだろう。

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    Posted by ブクログ 2023年10月30日

    破天荒な父が出会う二人の女性の優しさと、息子の葛藤が「さん付け」から「アンマー」へと変わる。
    自分も父親に似ていく事への抵抗が憧れに変わる瞬間。
    子供から大人に変わる描写に涙した。

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    Posted by ブクログ 2023年10月01日

    ずっと気になっていた本。
    久々に読んだ有川ひろ。
    泣ける。

    自由奔放な父を持つ息子からの視点の物語。

    読み進めると、現実なのか夢なのか妄想なのかわからない含みのあるストーリーがところどころにあり、惹きつけられた。

    義母の人柄が魅力的。

    読後感もよかった。

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