幸せスイッチ

幸せスイッチ

715円 (税込)

3pt

3.8

両親が急死し、多額の遺産を相続した少女が恋をした。初めての恋が、彼女から財産も将来への希望も、何もかもを根こそぎ奪ってゆく。絶望の末に少女が出会った、すべての苦痛から解放してくれる「幸せスイッチ」とは?(表題作) 一刻を争う病状の幼女を搬送する救急隊員に、母親が無理難題を押しつけて翻弄する「診断」。鬼才が仕掛ける、邪悪で奇妙な6つの物語。

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幸せスイッチ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2015年04月25日

    短篇集だが、各作品が横糸となって最後の「哲学的ゾンビ、もしくはある青年の物語」につながっていく。哲学的ゾンビ~は著者の別の作品「脳髄工場」と同じテーマだが、より洗練され完成度の高い物語となっている。
    おすすめ度:5(5点満点)

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    Posted by ブクログ 2015年12月13日

    わかってて読んだんですが、ブラックでした。ホラーというほど明確な恐怖を描いているわけではありませんが、じわじわ来る怖さでした。「○○と私、どっちが大事なの?」はよくあるセリフですが、ここまで昇華されるともう脱帽です。

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    Posted by ブクログ 2015年08月04日

    怨霊がお気に入り

    Σのキャラがよい
    怨霊と交渉する会話が愉快

    理系っぽい理詰めな
    悪く言えば、講釈たれでイライラするキャラが出てくる

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    Posted by ブクログ 2015年05月03日

    光文社ヤスミンの力の抜け方はクセになります。
    コレという話は特にないのに、ついつい読んでしまう。
    論理的な整合性と倫理的な破綻のバランスが、気持ち悪くて気持ち悪くて最高。
    でもやっぱりSFを書いて欲しい今日この頃。
    80点(100点満点)。

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    Posted by ブクログ 2016年03月04日

    イヤミスならずイヤホラ。
    こんなにイライラさせられる話を次々に読むのはなかなか無いかと。
    一日で読めたし、ある意味すごいのかも。
    この作者は今まで読んだことなかったので、他のも気になるがこんなんが多いのかな~それなら…う~ん(ーー;)

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    Posted by ブクログ 2015年05月10日

    小林泰三による光文社刊の「惨劇アルバム」「セピア色の凄惨」に続くブラック&ナンセンスな短編集。「怨霊」はメリーさんがジャンジーラ市にやって来る(ジャンジラ市って原発事故で封鎖されているんじゃないの?)「診断」は、母、春子さんの娘、アキちゃんが大変な事に!(どうなる?『あまちゃん』!)表題作「幸せスイ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年09月26日

    『怨霊』
    探偵Σが登場。懐かしい。解決策がバカバカしすぎるけど、バターになるの好きだな。
    『勝ち組人生』
    貧乏描写が鬼気迫っていて、辛い。ループ。
    『どっちが大事』
    なんとなく、奥さんの春子の冷たさに新藤みを感じた。
    『診断』
    頑なに自分以外の考えを受け入れない母親の姿に逆に好感のようなものを抱いた...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2015年06月01日

    「怨霊」、Σに怒られる怨霊がなんだか可愛く思えてきて面白い。「哲学的ゾンビもしくはある青年の物語」、脳髄工場を思い出す。

    0

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