家に棲むもの

家に棲むもの

814円 (税込)

4pt

3.7

――天井を見ていると、引き摺り込まれちまうよ。

畳は腐り梁は限界、崩れ落ちそうな巨大な襤褸屋敷――
姑の世話をするため、文子は単身赴任の夫と離れ、娘と姑の3人でこの家に暮らし始めた。
屋敷に住み続けることに並々ならぬ執着を見せる姑、
家の中で不審死を遂げた舅の噂、娘だけが目撃する謎の老婆。そして屋敷中で感じる不気味な気配……
違和感の数々に導かれ、やがて文子はこの家に隠された驚愕の真実に直面する(「家に棲むもの」)。

ホラー短編の鬼才が放つ悪夢の7編。

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家に棲むもの のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    いろんなホラーを読んで厭な気持ちになろう!

    SFっぽかったり哲学めいていたり王道ホラーだったり
    小林泰三らしさを感じられる短編集。

    誰がおかしいのか、もうわかんないよ

    0
    2025年07月28日

    Posted by ブクログ

    小林泰三さんのホラー短編集
    お気に入りは表題作の家に棲むものと肉。
    ホラーとして十分におどろおどろしいながらもユーモアに溢れているのが、小林泰三さんらしく読む手が止まらなかった。

    0
    2024年10月26日

    Posted by ブクログ

     どこか異常な世界観で描かれる七つのホラーが収録された短編集で、起こっていることはめちゃくちゃな筈なのに何故か部分的にだけど納得してしまうような不気味さが終始漂っていた。『家に棲むもの』『お祖父ちゃんの絵』が特にズシンと来た。

    0
    2024年10月06日

    Posted by ブクログ

    不気味で恐ろしく、異様な世界に惹き込まれ、グロすぎな話もあり、面白かった。「家に棲むもの」「お祖父ちゃんの絵」がとくに怖かった·····。

    0
    2024年10月03日

    Posted by ブクログ

    まだまだ続く、故・小林泰三の角川ホラー作品新装版!本書は、表題作を含む7篇が収録された短篇集となっている。

    収録作品は以下のとおり。
    『家に棲むもの』
    『食性』
    『五人目の告白』
    『肉』
    『森の中の少女』
    『魔女の家』
    『お祖父ちゃんの絵』

    著者お得意の吐き気を催す(誉め言葉)肉々しい(?)筆致

    0
    2025年10月25日

    Posted by ブクログ

    少しずつ歪んでいる人々の狂気の顛末。
    どちらかというと小林泰三はもっとグチャグチャドロドロしているイメージでそれを考えると控えめな感じ。でも最初と最後の話は狂気性と気持ち悪さが流石と思う。

    0
    2025年07月13日

    Posted by ブクログ

    この人の本で読んだのは玩具修理者に続く2作品目だけど、なんかどれもねちょっとした気持ち悪い感じがある
    生理的に無理、みたいな気持ち悪さ。
    短編だからさくさくよめた。

    0
    2025年03月29日

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