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定年間近の石神井署の刑事・片倉康孝は、孤独死した小切間清という老人の捜査を担当する。が、部屋には身元を示すものは何一つない。さらにスーツケースから古びた白骨死体が発見される! 部屋にあった写真の女か? 遺留品をたよりに柳ヶ瀬に飛んだ片倉は、女が舞台女優だったこと、小切間清が伊勢湾台風で亡くなっていたことを突き止める――。哀切さが心に沁みる傑作。
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Posted by ブクログ
このところ軽めのものばかり読んでいたので、
久々に「ガツんとした骨太の作品」が読みたくて。
結果的に、期待に違わぬ骨太感。
ストーリー的には派手な展開は何も無い。
警察的には「地味な」変死体発見から物語が始まる。
はっきり言って「面倒くさいから」、
事件性無しで済ませたい上司。
が、ベテラン刑事は何か引っかかるものを感じる。
そのベテランを慕う若いペーペーの刑事。
どちらも仕事の合間を縫って、
警察内部ではもう「処理済み」のこの案件を
個人的に追い続けて行く。
刑事の勘と執念は侮れない。
上司に内緒で有給を使ってまで現地調査をする
二人の前に次々と新しい事実が現れてくる、
最終的には、なかなかな「え、そう来るか」的な
どんでん返しが待ち受けている。
本作をこれから読まれる方に、
一点だけアドバイスさせていただくと...
登場人物が多くて、またそれぞれの人生が
かなり密度濃く語られて行くので、
半端な気分で飛び飛びに読んでたりすると
途中でついて行けなくなります(^ ^;
本作は「一気読み」をおすすめいたします m(_ _)m
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