作品一覧 2021/02/15更新 白い手の残像 試し読み フォロー 白い手の残像 試し読み フォロー リストラ日和 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 汐見薫の作品をすべて見る
ユーザーレビュー リストラ日和 汐見薫 がむしゃらに働いてきた銀行マンが、リストラを受け、さらにその余波で家族が崩壊寸前になり、それでもプライドを捨てきれずに苦しみもがく。謙虚さ、仕事をする意味、について考えさせてくれるいい本だった。 Posted by ブクログ リストラ日和 汐見薫 家族構成、年代どんぴしゃであてはまりわが家のことのように思いながら読んだ。ただ、妻みはるには前半嫌悪感しかなかったけれど徐々に彼女の身に起きたことを考えてみると同情するところもあり、どうかこの夫婦の再生を願うばかりだ。 リストラの黒幕の悪事がちゃんと明るみとなりスカッとした。 バス旅行で知り合った老...続きを読む人がまさかの今後の彼の恩人になるとは、、出会いは大切にしたいものだ。 兼業作家さんということで作品は多くないけど他2冊も読みたくなったし、今後の作品にも注目したい。 Posted by ブクログ リストラ日和 汐見薫 大手銀行の傲慢な上司の元で真面目に勤務してきた森山。 妻はそんな大手銀行に務める旦那を主婦仲間の間で自慢し、息子を良い大学に入れることを生き甲斐にしている。 娘は親の反対を押切り、自分の進みたい道を選ぶ。 そんな中、森山は突然リストラの対象となり、関連会社で働くことになるが、結果退職する。 森山家族...続きを読むを取り巻く色々な人が登場するが、森山を支えてくれる人は皆温かい。 リストラされて初めてわかることもたくさんあり、改めて仕事や家庭について考えることある。 最後はホッコリした気持ちになった。 2017.2.10 Posted by ブクログ リストラ日和 汐見薫 サラリーマン人生で一番恐ろしいのが、このリストラでしょう。 会社に尽くして尽くして生きたところで、最後に会社は何もしてくれやしません。そこを理解しつつ、いかに生きていくかが、宮勤めの者の宿命かと思います。 昨今の景気状況は、多少上向きとはいえ、未だ、非正規社員の多くが低賃金での労働を行なっているのが...続きを読む実情です。 本作品は、リストラによる元銀行員の中年オヤジが、家族の問題、自身の仕事探しとそのための資格取得の問題、銀行員時代の担当していた顧客からの提訴といった複雑に絡み合った、ドン底からの再生を描いています。 働くことまたはそれに従属する仕事という概念は、とどのつまり生きるための手段に他ならず、それ以上でもそれ以下でもない、ということを改めて本書から学びとることができる。 Posted by ブクログ リストラ日和 汐見薫 長年尽くしてきた銀行からリストラされた50代の男性が主人公。 大阪、名古屋と単身赴任をし、派閥のボスには忠義を尽くしてきたのに、そのバスから出向を任じられる。出向先では喫茶店のウェイターをやらされバイトの若者にバカにさられる日々。さらにはその姿を妻とその友達に目撃され、退職。 なかなか転職先が決まら...続きを読むない中、雇ってくれた社労士事務所は安月給ながらも同僚には恵まれていた。 と思っていたのも束の間、検察から呼び出されたり、訴状が届いたりする。 勧善懲悪の半沢直樹的な話だが、半沢ほどアグレッシブではない。 前半はリストラされて踏んだり蹴ったりなエピソードが多く気分が下がるが、後半からはスピード感が出てくる。 仕事のことだけではなく家族の問題もちょいちょい出てくる。とくに妻がかなりイマイチで、主人公には同情しか出てこない。 Posted by ブクログ 汐見薫のレビューをもっと見る